BookCites

個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「台風クラブ」 1985

★★★☆☆ あらすじ 中学生たちは、台風が接近した一夜を学校で過ごすことになる。 www.youtube.com 感想 中学生くらいの年代は一番しんどい時期だ。もう子供ではなくなりつつあるが、大人でもない。大人は彼らを子供扱いしたり、時には大人扱いして、矛盾や不信…

「アイデアのちから」 2008

★★★★☆ 内容 凄いアイデアは天才のひらめきから生まれると考えがちだが、実際はフレームワークを利用すれば、だれでもすごいアイデアを生み出せるとして、その方法を紹介している。 感想 アイデアを生み出すというよりはアイデアを伝える方法といった感じだが…

「橋」 2010

★★★☆☆ あらすじ ある雨の日、同じ川の違う橋の上にいた二人の小学生女児の物語。 感想 二人の女の人生を描いているようで、戦後の日本の地方を描いている。東京オリンピックや公共工事によって、中央から地方に豊かさが波及し、バブルの終焉とともに、右肩上…

「市民ケーン」 1941

★★★☆☆ あらすじ 死んだ大富豪が残した最期の言葉の謎を探るため、関係者たちに取材を行う記者。アカデミー賞脚本賞。 感想 名作との呼び声高い作品だけに、事前にハードルを上げすぎてしまった。おそらくここで取り入れられている斬新な手法は、その後にそれ…

「君に友だちはいらない」 2013

★★★★☆ 感想 もっと若い時に読みたかったと思わせる本。大学生でも遅いくらいかもしれない。若ければ若いほど、効果を発揮しそう。 大企業がバタバタと倒れていく昨今、終身雇用とか、もはや言っていられなくなってきた。今後はITの進化で今している仕事が将…

「ライトスタッフ」 1983

★★★☆☆ あらすじ 飛行速度を競っていたテストパイロット達のもとに、宇宙飛行士募集の知らせが来る。 感想 とりあえず長すぎ。途中で3時間近くあることに気づいて、心が折れそうになった。長い割には色々と描かれていないような気がする。宇宙飛行士同士の関…

「LUCY/ルーシー」 2014

★★★★☆ あらすじ 運び屋にされた女の、腹部に埋め込まれた麻薬の袋が破れ、女の脳が覚醒する。 感想 通常の人間の脳は10%しか活用されていないとされているが、フル活用されるとそんな風になるの?とちょっと疑問な気もするが、まぁ映画自体は面白かった。 …

「近江商人 三方よし経営に学ぶ」 2011

★★★☆☆ 感想 昔、何気なく立ち寄った滋賀の近江商人の旧邸を見学した時、でかい家だなと思っていたのに、これはほんの一部で当時はもっとでかかったという表示を見て驚いたことがある。しかも、「三方よし」の精神で商売を行っていたというのを知って、近江商…

「トゥー・フォー・ザ・マネー」 2005

★★★☆☆ あらすじ 怪我のためNFL選手への夢を絶たれた男は、スポーツ勝敗予想の才能を買われて、スポーツ情報会社にスカウトされる。 感想 主人公は元々プロも目指せるほどの選手だったので、勝敗予想はそれなりにできるというのはなんとなく分かるのだが、的…

「火花」 2015

★★★★☆ あらすじ 駆け出しの漫才師の男が、営業先で出会った先輩芸人に弟子入りする。芥川賞受賞作。 感想 書き出しから気合の入った文章。やっぱり芥川賞はちゃんとした賞なんだなと安心した。初小説とは思えないクオリティの高さ。 先輩に対してどこか自分…

「なぜあの商品は急に売れ出したのか―口コミ感染の法則」 2001

★★★☆☆ 内容 流行現象は緩やかに広まっていくのではなく、ある時点で爆発的に一気に広まる。そのメカニズについての考察と解説。 感想 このタイトルを見るとマーケティング的なことが延々と記述されていそうだが、実際には伝染病の広まりや犯罪の減少等、幅広…

「キング・オブ・コメディ」 1983

★★★★☆ あらすじ 人気コメディアンとのコネをきっかけに、なんとかスターになろうとする男。 感想 タイトル的に長い下積みの末、才能が開花してスターになる、みたいな成功物語を予想していたのだが全然違った。斜め上の展開だった。 人気コメディアンに憧れ…

「俺俺」 2010

★★★☆☆ あらすじ ふとしたきっかけで手に入れた携帯電話でオレオレ詐欺をしてしまった男に、次々と不思議な出来事が起きる。 感想 これはある意味で自分探しの話なのだろう。人と接したりしている時に、これは本当の自分じゃないんだけどな、みたいなことを思…

「統計学が最強の学問である」 2013

★★★☆☆ 容易にデータを収集できるITと結びつき、ますますそのリテラシーが求められる統計学について書かれた本。 最近良く聞くビッグデータという言葉。イメージとしては簡単にたくさんのデータを集め、解析できるようになり凄い、みたいな感じでいたが、そも…

「シブすぎ技術に男泣き!」 2010

★★★☆☆ 日本のものづくりを支える技術者たちにスポットを当てたコミックエッセイ。 あまりこういう技術者たちの実態を知る機会はないので、なかなか興味深い。時折出てくる回路図は全然理解できないんだけど。 確かにあちこちの小さな町工場に、すごい技術を…