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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「ビジョナリー・カンパニー」 1995

★★★☆☆ 内容 先見的な企業とそうではない企業との違いを検討する。 感想 先見的な企業単独で調べたわけではなく、比較対象として業界でトップクラスではあるが先見的ではない企業と比較しているのが面白い。単独で調べると特徴が捉えづらいし、かといって駄目…

「PARKER/パーカー」 2013

★★★☆☆ あらすじ チームを組んで強盗を成功させたにもかかわらず、次の仕事を断ったためにメンバーに殺されそうになった男が、彼らへの復讐に動き出す。 感想 ジェイソン・ステイサムはカツラをかぶって登場すれば、つかみはOKみたいなところがある。今回の彼…

「それでも夜は明ける」 2013

★★★★☆ あらすじ アメリカ北部で自由黒人として家族とともに暮らしていた男が、拉致され奴隷として南部のプランテーションに売られてしまう。アカデミー作品賞受賞。 感想 かつてのアメリカの黒人奴隷の実態を生々しく描いている。親子で引き離されたり、理不…

「アイム・ノット・ゼア」 2007

★★★☆☆ 内容 ボブ・ディランの半生を分解して、6つの物語を組み立てた映画。 感想 まだ存命中なのにこういった映画を作られるということだけでも、ディランの生きる伝説っぷりがよく分かる。 ディランの半生の側面を6人が演じるわけだが、やはりケイト・ブラ…

「天国と地獄」 1963

★★★★★ あらすじ 会社の乗っ取りを企てる重役のもとに、息子を誘拐したとの電話がかかってくる。 感想 最初の犯人からの電話に、一瞬で取り乱してしまう飲み込みの早さには違和感があったが、その後は息もつかせぬ展開。 この映画は大きく分けて、誘拐事件、…

「ファイヤーウォール」 2006

★★★★☆ あらすじ 銀行のセキュリティ専門家が家族を人質に取られ、銀行から大金を送金するよう迫られる。 感想 なかなか緊迫感のある展開でハラハラさせられるが、前半の殆どの時間帯で、主人公がほぼ言いなりにならざるを得ない状況が続き、フラストレーショ…

「フリー <無料>からお金を生みだす新戦略」  2009

★★★★☆ 感想 ものと違ってデジタルの複製は、オリジナルとまったく相違ないものを大量に容易に作成でき、コストは限りなくゼロに近い。そういった中では良い悪いは別にして、価格は万有引力の法則のように、限りなく無料に向かっていくという指摘は興味深い。…

「おとうと」 2010

★★★☆☆ あらすじ 娘の結婚式に、しばらく音信不通だった弟が現れる。 感想 身内から疎まれている弟がまるで寅さんのようではあるのだが、寅さんと違って駄目なところしかない。でも、姉目線で描かれており、音信不通中の弟については描かれていないからそう見…

「ネバダ・スミス」 1966

★★★☆☆ あらすじ 両親を殺された男が、復讐を果たすため旅に出る。 感想 復讐という行為には色々と考えさせられる所がある。勿論、自分や身内に酷い仕打ちをした人間がのうのうと生きていることには我慢できないが、だからといって同じことをしてしまうと自分…

「バトルフロント」 2013

★★★☆☆ あらすじ 片田舎で亡き妻との一人娘と暮らしていた元麻薬潜入捜査官に、かつて潜入した組織が襲いかかる。 感想 ジェイソン・ステイサムが、元麻薬潜入捜査官の割にはリスク管理が甘い。家に侵入されているのに、何をされたかちゃんと確認していないし…

「台風クラブ」 1985

★★★☆☆ あらすじ 中学生たちは、台風が接近した一夜を学校で過ごすことになる。 www.youtube.com 感想 中学生くらいの年代は一番しんどい時期だ。もう子供ではなくなりつつあるが、大人でもない。大人は彼らを子供扱いしたり、時には大人扱いして、矛盾や不信…

「アイデアのちから」 2008

★★★★☆ 内容 凄いアイデアは天才のひらめきから生まれると考えがちだが、実際はフレームワークを利用すれば、だれでもすごいアイデアを生み出せるとして、その方法を紹介している。 感想 アイデアを生み出すというよりはアイデアを伝える方法といった感じだが…

「橋」 2010

★★★☆☆ あらすじ ある雨の日、同じ川の違う橋の上にいた二人の小学生女児の物語。 感想 二人の女の人生を描いているようで、戦後の日本の地方を描いている。東京オリンピックや公共工事によって、中央から地方に豊かさが波及し、バブルの終焉とともに、右肩上…

「市民ケーン」 1941

★★★☆☆ あらすじ 死んだ大富豪が残した最期の言葉の謎を探るため、関係者たちに取材を行う記者。アカデミー賞脚本賞。 感想 名作との呼び声高い作品だけに、事前にハードルを上げすぎてしまった。おそらくここで取り入れられている斬新な手法は、その後にそれ…

「君に友だちはいらない」 2013

★★★★☆ 感想 もっと若い時に読みたかったと思わせる本。大学生でも遅いくらいかもしれない。若ければ若いほど、効果を発揮しそう。 大企業がバタバタと倒れていく昨今、終身雇用とか、もはや言っていられなくなってきた。今後はITの進化で今している仕事が将…