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BookCites

個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「台風クラブ」 1985

★★★☆☆ 中学生たちは、台風が接近した一夜を学校で過ごすことになる。 中学生くらいの年代は一番しんどい時代だ。もう子供ではなくなりつつあるが、大人でもない。大人は彼らを子供扱いしたり、時には大人扱いして、矛盾や不信感を生じさせる。広い世界に飛び…

「アイデアのちから」 2008

★★★★☆ 凄いアイデアは天才のひらめきから生まれると考えがちだが、実際はフレームワークを利用すれば、だれでもすごいアイデアを生み出せるとして、その方法を紹介している。 アイデアを生み出すというよりは、アイデアを伝える方法といった感じだが、伝え方…

「橋」 2010

★★★☆☆ ある雨の日、同じ川の違う橋の上にいた二人の小学生女児の物語。 二人の女の人生を描いているようで、戦後の日本の地方を描いている。東京オリンピックや公共工事によって、中央から地方に豊かさが波及し、バブルの終焉とともに、右肩上がりを続けてき…

「市民ケーン」 1941

★★★☆☆ 亡くなった大富豪が残した最期の言葉の謎を探るため、記者が関係者たちに取材を行う。 名作との呼び声高い作品だけに、事前にハードルを上げすぎてしまった。多分、ここで取り入れられた斬新な手法は、その後それをオマージュしたり、パクったりした作…

「君に友だちはいらない」 2013

★★★★☆ もっと若い時に読みたかったと思わせる本。大学生でも遅いくらいかもしれない。若ければ若いほど、効果を発揮しそう。 大企業がバタバタと倒れていく昨今、終身雇用とか、もはや言っていられなくなってきた。今後はITの進化で今している仕事が将来も存…

「ライトスタッフ」 1983

★★★☆☆ 飛行速度を競っていたテストパイロット達のもとに、宇宙飛行士募集の知らせが来る。 とりあえず長すぎ。途中で3時間近くあることに気づいて、心が折れそうになった。長い割には色々と描かれていないような気がする。宇宙飛行士同士の関係だったり、彼…

「LUCY/ルーシー」 2014

★★★★☆ 運び屋にされた女の腹部に埋め込まれた麻薬の袋が破れ、女の脳が覚醒する。 通常の人間の脳は10%しか活用されていないとされているが、フル活用されるとそんな風になるの?とちょっと疑問な気もするけど、まぁ映画自体は面白かった。 スカーレット・…

「近江商人 三方よし経営に学ぶ」 2011

★★★☆☆ 昔、何気なく立ち寄った滋賀の近江商人の旧邸を見学した時、でかい家だなと思っていたのに、これは一部で当時はもっとデカかったという表示を見て、驚いたことがある。しかも、「三方よし」の精神で商売を行っていたというのを知って、近江商人すごい…

「トゥー・フォー・ザ・マネー」 2005

★★★☆☆ 怪我のためNFL選手への夢を絶たれた男は、スポーツ勝敗予想の才能を買われて、スポーツ情報会社にスカウトされる。 主人公は元々プロも目指せる選手だったから勝敗予想はそれなりにできるっていうのは、何となく分かるのだけど、的中率がそこまで高い…

「火花」 2015

★★★★☆ 駆け出しの漫才師の男が、営業先で出会った先輩芸人に弟子入りする。 書き出しから気合の入った文章。やっぱり芥川賞はちゃんとした賞なんだなって安心した。初小説とは思えないクオリティの高さ。 先輩にどこか自分と似ていると感じてシンパシーを感…

「なぜあの商品は急に売れ出したのか―口コミ感染の法則」 2001

★★★☆☆ 流行現象は緩やかに広まっていくのではなく、ある時点で爆発的に一気に広まる。そのメカニズについての考察と解説。 このタイトルを見るとマーケティング的なことが延々記述されていそうだが、実際には伝染病の広まりや犯罪の減少等、ひろく物事が広ま…

「キング・オブ・コメディ」 1983

★★★★☆ 人気コメディアンとのコネをきっかけに、なんとかスターになろうとする男。 タイトル的に長い下積みの末、才能が開花してスターになる、みたいな成功物語を予想していたんだけど、全然違った。斜め上の展開。 人気コメディアンに憧れ、その姿を真似る…

「俺俺」 2010

★★★☆☆ ふとしたきっかけで手に入れた携帯電話で、オレオレ詐欺をしてしまった男に次々と不思議な出来事が起きる。 これはある意味で自分探しの話なんだろうな。人と接したりしている時に、これは本当の自分じゃないんだけどなぁ、みたいなことを思うことがあ…

「統計学が最強の学問である」 2013

★★★☆☆ 容易にデータを収集できるITと結びつき、ますますそのリテラシーが求められる統計学について書かれた本。 最近良く聞くビッグデータという言葉。イメージとしては簡単にたくさんのデータを集め、解析できるようになり凄い、みたいな感じでいたが、そも…

「シブすぎ技術に男泣き!」 2010

★★★☆☆ 日本のものづくりを支える技術者たちにスポットを当てたコミックエッセイ。 あまりこういう技術者たちの実態を知る機会はないので、なかなか興味深い。時折出てくる回路図は全然理解できないんだけど。 確かにあちこちの小さな町工場に、すごい技術を…

「スイッチ! ― 「変われない」を変える方法」 2010

★★★★☆ なかなか変われない個人や組織を変えられるようにするフレームワーク。 この本のオリジナルではないが、まず本書の中で使われている「象」と「象使い」の比喩が分かりやすい。 私たちの感情は「象」であり、理性は「象使い」だと述べている。象にまた…

「スリー・キングス」 1999

★★★★☆ 湾岸戦争終戦直後、米軍の兵士が投降したイラク兵から地図を入手する。 勝利の高揚感の中、アメリカ万歳的な陽気な雰囲気で始まり、そのまま、ちょっとしたアドベンチャー感覚の金塊探しがスタート。しかし、次第に能天気さは影を潜め、シリアスな気分…

「翼」 2011

★★★★☆ 大事な契約を前に体調を崩した女は、訪れた病院で疎遠になっていた友人の夫と再開する。 仕事をそつなくこなし、社内の揉め事にも感情的になり過ぎずに大人の対応をし、旧友との会話にも、反芻してその状況や背後にあるものを読み取ろうとする、隙のな…

「サンセット大通り」 1950

★★★☆☆ 金に困った売れない脚本家が、かつてのスターで、今は世間に忘れられた女優と出会う。 忘れ去られた大女優って言っても、まだ50で結構若い。無声映画からトーキーへの切り替わりで、消えていった女優ということなんだろうか。しかしいつの時代も昔は良…

「「やさしさ」という技術」 2015

★★★☆☆ 「やさしさ」という技術を身につけることによる効用を説く。 うーん、あんまりピンとこなかった。人に優しくしなさい、とはよく言われることで、みんな多かれ少なかれそうあるべきだと思っていることで。優しくすることで回り回って自分にも返ってくる…

「小さなチーム、大きな仕事――働き方の新スタンダード」 2012

★★★★☆ 人気のウェブフレームワーク「Ruby on Rails」の開発元であるBasecampの創業者と開発者によるビジネス書。 Basecamp: About our company なかなか刺激的な内容。一般的に常識とされていることに疑問を投げかけている。外部からの資金調達や、コストを…

「究極の顧客サービス「ザッポス体験」: 顧客も社員も幸せにする5つの法則」 2012

★★★☆☆ アメリカで究極の顧客サービスを提供する「ザッポス」のやり方を導入するための手引。 良い顧客サービスを行うためには、良い社員が必要で、良い社員を集めるためには、良いサービスを社員にする必要がある。生き生きと楽しく仕事ができれば、自然と客…

「光秀の定理」 2013

★★★★☆ まだ無名時代の明智光秀と、ひょんなことから交流するようになった破戒僧と武芸者。 歴史小説に数学を持ち込んでいて面白い。そのうちの一つ、4つのお椀の問題は、以前何かで読んでなんとなく知っていたが、信長とやり取りしながら、その問題を解説し…

「ソナチネ」 1993

★★★★☆ 組織で疎まれれていた組長が、沖縄の抗争の応援に組員たちとともに駆り出される。 久しぶりに見たら、大杉漣や寺島進といったパイプレーヤーたちが若い。もう25年も前の作品だから当然か。 無邪気に花火やったり海辺で戯れたりと、ヤクザのおじさんた…

「若い読者のための第三のチンパンジー: 人間という動物の進化と未来」 2015

★★★★☆ チンパンジーとたった1.6%しか遺伝子が違わない人間は、他の動物とはどのような違いがあり、またどのような共通点があるのか、考察する。 人類の起源から進化の歴史を紐解きながら展開される様々な話題がとても面白い。人類が今と同様の脳の大きさに…

「影武者」 1980

★★★☆☆ 武田信玄の死を秘すため、影武者が置かれる。 エンターテイメント要素は薄いが、合戦の映像は迫力がある。一人ひとりの戦いというよりは集団のぶつかり合い。鎧で馬に乗り、幟をはためかせる武者の集団は格好いい。ジョージ・ルーカスがスターウォーズ…

「江利子と絶対 本谷有希子文学大全集」 2003

★★★☆☆ 表題作のひこもりの妹を引き取った姉の話を含む三作品が収録されている。 目次も余り見ずに読み始めたので、短編が2作品続いた後に、結構長めの長編というか中編にあれ、なかなか終わらないなと戸惑ってしまった。どうでもいい話だが。 p11 引きこもり…

「0ベース思考---どんな難問もシンプルに解決できる」 2014

★★★★☆ 普通じゃない考え方が出て来る思考法が紹介されている。その基本は常識や思い込みを取り払って考えること。まるで子供のように。このような考え方を身につけることで硬直化している問題にも一石を投じることができるし、思わぬ解決法が導き出せるかも…

「首折り男のための協奏曲」 2014

★★★☆☆ 各所で発表された短編をまとめた作品。だけどただの短編集ではなく、それぞれの短編が互いにつながっているような、つながっていないような感じに仕上げてくれているのが伊坂幸太郎らしい。この内の幾つかは、既に読んだことがあったが他の短編とのつ…

「アナタはなぜチェックリストを使わないのか? 重大な局面で“正しい決断”をする方法」 2011

★★★★☆ 「ファスト&スロー」で取り上げられていて、面白そうだったので手にとって見た。 本の中では具体的なチェックリストの作成の方法を紹介するというよりも、医者でもある著者がチェックリストの有用性に気づき、調査して実際に作成し、導入したという経…

「晩春」 1949

★★★★★ 年頃を過ぎても嫁に行かない一人娘を気にかける父親。 原節子がいつもニコニコ、というよりニヤニヤしているだけに、怒るとめちゃくちゃ怖く見える。ただ怒っているだけではなくて、それ以上の尋常じゃない何かがあるような。凄みがある。 この時代の…

「たのしいロゴづくり -文字の形からの着想と展開」 2012

★★★★☆ ロゴって言うとフリーハンドで0から作るものと思っていたけど、そういうわけでもなかった。既存のフォントの一部に変更を加えることでも、ロゴを作ることができる。 この本ではその変更の加え方のパターンを色々教えてくれる。感覚だけでやるよりもこ…

「武士の献立」 2013

★★☆☆☆ 料理の得意な女中の女が、包丁侍の嫁となる。 タイトルとは裏腹に、さほど料理に重きを置いている感じはなく、加賀騒動におけるある武士とその嫁の話といった感じ。とはいえそちらも中途半端感が残る。 プロが手際よく料理しているシーンは結構好きな…

「X'mas Stories 一年でいちばん奇跡が起きる日」 2016

★★★☆☆ 6人の作家によるアンソロジー。ちなみに朝井リョウ、伊坂幸太郎の短編はそれぞれ「何様」「ジャイロスコープ」にも収録されている。 クリスマスということで甘ったるい話ばかり並んでいるかと思ったら、それぞれ様々な角度からバリエーション豊富な感…

「プログラマが知るべき97のこと」 2010

★★★★☆ プログラマ達のエッセイをまとめた本。 自分の技術レベルの問題で全く理解できない箇所もいくつかあったが、色々な人の考え方を知ることができて面白かった。 プログラマとしての心構えのようなものから、具体的な事例まで様々なレベルの話がランダム…

「ファスト&スロー」 2011

★★★★☆ これ関係のいろいろな本で取り上げられている本。なのでそちらで知った内容もかなり含まれている。 巻末に著者の論文が掲載されているが、このイマイチ分かりづらい論文の内容などを、ノーベル賞受賞者の著者自ら、わかりやすく説明してくれるというの…

「her/世界でひとつの彼女」 2013

★★★★☆ 妻と別れ、虚ろな日々を過ごす男が、人工知能を持ったOSと恋に落ちる。 近未来の話でその世界観が、夢のような未来ではなく、ありそうなくらいの未来で面白い。人は皆スマホのようなものを持っていて、画面タッチでなく、音声でメールを送ったりする。…

「最強のふたり」 2011

★★★★☆ 身体麻痺の障害を持つ富豪の介護人の採用面接に、失業保険をもらうための求職実績を得るためだけの黒人男性がやって来る。 黒人と白人、金持ちと貧乏、健常者と身障者など様々な対比があって、あまり交わることのなかったそれらが交わることで面白いド…

「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする」 2014

★★★★☆ 簡単に言うと「やりたいことだけに集中しろ。そのために他のことは捨てろ」って話。簡単な話ではあるけど、いざやろうとするとなかなか難しい。やらなきゃいけないことはあるし、頼まれ事もある。いろいろな情報が入ってきて目移りしてしまったり、集…

「ワルキューレ」 2008

★★★☆☆ 第2次大戦で敗色濃厚の母国ドイツを救うために、大佐がヒトラー暗殺計画をたてる。 ドイツで大戦中にこんな事件があったとは知らなかった。独裁政権下なので盤石だと思っていたのに、意外と際どい状況だったんだな。それまでにも何度かあったようで、…

「運命じゃない人」 2005

★★★★☆ 恋人との別れを引きずる男が、幼馴染にレストランに呼び出される。 時系列を入れ替えて展開していく。結構面白かったんだけど、昼から翌朝にかけての短い期間の話なので、最後三回目の時間を巻き戻しての展開はちょっと飽きた。 でもなかなか話がよく…

「プラネット・テラー in グラインドハウス」 2007

★★★★☆ ゾンビが大量に発生した町で、バーベキューレストランに集まったグループが脱出を図る。 スプラッター映画は得意じゃないので、慣れるまでは結構きつかった。人間からゾンビになる過程を見てしまうときついんだけど、最初からゾンビの場合は割合平気で…

クエンティン・タランティーノ

映画監督 作品 1992 監督/脚本/出演 レザボア・ドッグス (字幕版) 発売日: 2016/01/01 メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログを見る 1993 脚本 トゥルー・ロマンス ディレクターズカット版(字幕版) 発売日: 2014/12/13 メディア: Amazonビデオ この…

「紙の月」 2014

★★★☆☆ 銀行に勤める女が、顧客から預かった金を横領し、男に貢ぐようになる。 時々ニュースで見る横領事件の犯人の気持ちが良くわかる。ニュースで見るとよく何億も盗れるな、と思うんだけど、実際は小さな出来事の積み重ね。些細なことからスタートし、段々…

「アウトロー」 2012

★★★★☆ 逮捕された無差別殺人の容疑者を捜査する刑事の前に、一人の男が現れる。 相変わらずパーフェクトなトム・クルーズ。彼は普通のおじさんの役とかやるつもりはないんだろうか。たしかにサマになっているんだけど、いい加減違う役を観たい気もする。 そ…

「ジヌよさらば〜かむろば村へ〜」 2015

★★★☆☆ お金アレルギーの男がお金を使わず生きるため、限界集落寸前の村に移住する。 「ジヌ」ってそういうことか。これ東北の人はすぐにピンとくるんだろうか。 序盤からギャグが満載でめちゃくちゃ面白い。片桐はいりが意味なくハーレー乗ってるライダーで…

「ブロークバック・マウンテン」 2005

★★★☆☆ 季節労働で働く二人の男が一線を越える。 ゲイの映画なんだけど、二人共普通に結婚しているし、なんでそっちの道にいったのか良くわからないところはある。大自然の中で、二人きりで、という特別な環境にいたとしても。 しかし、相手が男だと奥さんに…

「百円の恋」 2014

★★★★☆ 引きこもっていた女が家族とのいざこざから、家を出てアルバイトを始める。 このタイトルから想像がつかなかったボクシング映画。安藤サクラの突然のキレッキレの動きに驚いてしまった。しかし、ボクシング映画をみると条件反射的に「ロッキー」を思い…

「SOMEWHERE」 2010

★★★★☆ ホテルで暮らす映画スターが、前妻との娘をしばらく預かることになる。 劇的なことは起こらず、淡々と描かれていく。というか、いろいろな事は起こるが、主人公に感情の起伏が見られないといったところか。 スターとかになると、刺激的な出来事も日常…

「円卓」 2014

★★★☆☆ 大家族の末っ子の少女が様々な経験を通して成長する。 ほとんど関西弁の芦田愛菜の可愛さだけで突き進んでいるような映画。その他の子役たちもそれなりに演技がうまかったけど。 どこか話が散漫で焦点が定まらないような感じで、まぁなんとなく言いた…