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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

★3

「リアル〜完全なる首長竜の日〜」 2013

★★★☆☆ 自殺未遂で昏睡状態の妻の意識に治療の一環として潜入する夫。 昏睡状態の人間の意識下に入ることに医療的にどんな意味があるのかいまいち分からないが、患者の家族的にはコミュニケーションが取れるものなら取りたいという心情は理解できる。 ホラー…

「すべてがFになる」 1996

★★★☆☆ 殺人事件を起こし、10数年幽閉されるように生活していた天才科学者が、何者かに殺害される。 最初から誰も容疑者じゃないような書き方。普通はこの人が犯人ぽいなと思わせるような描写があったりするが、この本の中では皆がただ推理のための情報を与え…

「東京島」 2010

★★★☆☆ 遭難して無人島で暮らす一人の女と男たち。 無人島で暮らすことになったらありそうなエピソードがだいたい詰まっている。さらにもしそこに女は一人しかいなかったら、というのも。 ただ色々詰め込まれすぎているせいか、長く感じた。せめて、2時間以内…

「300 〈スリーハンドレッド〉 〜帝国の進撃〜」 2014

★★★☆☆ ギリシャ軍とペルシャ帝国軍の海上での戦い。 続編でありながら、ほぼ同時間帯の別の場所という設定が面白い。そして前作同様、それぞれのシーンが絵画的で美しい。 ただ物語としてはイマイチ感がある。あまり少数が大軍に挑むという感じがしない。海…

「シングルマン」 2009

★★★☆☆ 不慮の事故で恋人を失った悲しみが癒えない男は、自殺を決意する。 ファッションデザイナーとして有名なトム・フォードの監督デビュー作。主人公の眼鏡が特徴的だが、要所要所にファッションデザイナーとしてのこだわりが垣間見える。 トムフォード シ…

「わが青春に悔なし」 1946

★★★☆☆ 京大事件で罷免された教授の娘と、学生運動に参加していた学生たちのその後。 戦後間もないというのに、もう戦時中の反戦運動者を讃え評価するなんて仕事が早いなと思っていたが、どうやら占領中の米軍の意向があったようだ。 戦争が迫り、息苦しくな…

「メランコリア」 2011

★★★☆☆ 自分の結婚式で不安定な行動をとる女。 映画スタートとともに絵画的シーンが続く。思ってたよりもそれが長かったので、もしかしてこのまま終わりまで続くのか、と不安になってしまった。「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「ドッグヴィル」のラース・フォ…

「でーれーガールズ」 2015

★★★☆☆ 東京から岡山に引っ越してきた女子高生が、同級生の一人と親友になる。 どこか皆と距離を置くような近寄りがたい雰囲気を持つ同級生が、どうして主人公と仲良くなったのか良く分からない。急に話しかけて急に仲良くなってしまった。周りにうまく馴染め…

「叫び声」 1963

★★★☆☆ 同年代の仲間二人とともに、若いアメリカ人の家で共同生活を始めた若者。 居るべき場所にいないような、どこか居心地の悪い不安をそれぞれが世間に対して感じながら、日々を過ごしている。彼らが共に暮らすことでそれぞれが抱える不安を紛らわすことに…

「鑑定士と顔のない依頼人」 2013

★★★☆☆ 超一流の美術鑑定士のもとに、謎の女性から大邸宅内の美術品や調度品の鑑定を頼まれる。 監督はニュー・シネマ・パラダイスのジュゼッペ・トルナトーレ。こういう映画も撮るのか。彼は巨匠感あるが、まだ60台前半で意外と若い。 ジェフリー・ラッシュ…

「〆切本」 2016

★★★☆☆ 締切を前にした作家たちの阿鼻叫喚が収められているのかと思って手にとって見たが、そういうわけでもなく締切に関して言及しているエッセイや日記などが収められているといった感じだった。よく考えてみれば、たとえ締切を前に苦悩する事があったとし…

「はじまりのうた」 2014

★★★★☆ 自ら立ち上げたレーベル会社をクビになった音楽プロデューサーの男と、共作者でもあり恋人でもあった男と別れたミュージシャンの女が出会う。 栄光と挫折を描く物語なら、成功後の盛者必衰を描くエンディングとなるであろう場面から物語はスタートする…

「15ミニッツ」 2001

★★★☆☆ 何度もメディアに登場する有名人の刑事とそれを快く思わない消防局員が、放火殺人事件の犯人を追う。 気楽に観られるアクション映画かと思ったら、結構皮肉の利いた社会派の映画だった。テレビでは人々のゴシップが娯楽として放送され、敏腕弁護士によ…

「ランナウェイズ」 2010

★★★☆☆ 70年台に結成されたガールズバンドの栄光と挫折。 見ている間、全然気づかなかったが実在したバンド「ザ・ランナウェイズ」の伝記映画。曲はどこかで聞いたことがあるような気がするが、バンド自体は知らなかった。なんでも本国アメリカよりも日本で…

「ナインハーフ」 1986

★★★☆☆ 離婚したばかりの女が、ミステリアスな男と出会う。 原題は9と2分の1週間で二人が過ごした時間を指している。ただ、”ナインハーフ”と数字だけをいうと意味深な感じがしてそれも悪くない。 内容はもっとどぎつい下品な感じに仕上がっているのかと思っ…

「麦子さんと」 2013

★★★☆☆ 死んだ母の遺骨を納めるため、母の故郷にやってきた女。 地元で有名だった母親と顔がそっくりで、皆にちやほやされる娘。分からないでもないけど、でもその前にその有名だった母親が死んだことに関してはほぼノーリアクションというか、無視されている…

「東京暮色」 1957

★★★☆☆ 夫との折り合いが悪く実家に戻った上の娘といかがわしい連中と付き合う下の娘、二人の娘と暮らす父親。 かなり重く暗い話。そのせいかあまりテンポも良くなく、それがさらに重苦しさを増幅している。 幼いころに母親と生き別れ母親不在のまま育った娘…

「新装版 なぜ選ぶたびに後悔するのか オプション過剰時代の賢い選択術」 2004

★★★☆☆ 何を買うにも現代では様々な選択肢がある。選択肢が豊富だということは良いことのはずなのに、どうしていつも選んだ後にかすかな不満や後悔を抱えてしまうのか。その理由を心理学者が解き明かす。 何かを選ぶということは、それ以外の選択肢を切り捨て…

「ドラゴン・キングダム」 2008

★★★☆☆ カンフー映画好きの高校生が、不良たちに追いかけられビルの屋上から落下し、気付くと古代中国のような世界にいた。 冒頭の駄目な日本のCG映画みたいな映像に不安になったが、最初だけで以降はそんなことなく普通に観れた。ジャッキー・チェンとジェッ…

「シェルブールの雨傘」 1964

★★★☆☆ 兵役に行くことになった若い男は、恋人と兵役後の再会を約束して出発する。 普通に喋って時おり歌うのではなく、全てのセリフが歌になったミュージカル映画。無理矢理感のあるところもあったが、なかなか珍しい。映像もカラフルでおしゃれな雰囲気が漂…

「パビリオン山椒魚」 2006

★★★☆☆ レントゲン技師の男がオオサンショウウオのレントゲン撮影を依頼される。 一応ストーリーはあるがそれはあまり重要ではなく、印象的なシーンとゆるいギャグのシーンを繋いだ映画。どこかジャームッシュを思い出させるような。オダギリジョーが楽しそう…

「早春」 1956

★★★☆☆ 同じ電車で通勤する女と不倫してしまう男。 毎朝同じ駅から通勤電車に乗る会社員同士が仲良くなって、仕事終わりに皆で集まったり、休日は一緒に出かけたりするなんて牧歌的な時代だ。それぞれ結婚していたりもするが、彼らは今の若い社会人たちよりも…

「愛される資格」 2014

★★★☆☆ 反りの合わない上司への復讐のために、その妻に手を出した男。 他人の言葉に過剰に反応してしまう、考え過ぎの思い込みが激しい男。見当違いの行いで溜飲を下げようとする。圧倒的な才能を持つものに憧れ嫉妬し、自分にはその才能がないことに落ち込み…

「恋のクリスマス大作戦」 2004

★★★☆☆ どうしてもクリスマス休暇を一人で過ごしたくない男は、かつて家族とともに過ごした家を訪れ、現在その家に住む家族と休暇を過ごすことにする。 あまり笑いが多くないコメディ映画。主人公に家族のふりをするよう頼まれ拒絶していた一家の父親が、大金…

「復讐捜査線」 2010

★★★☆☆ 娘が何者かに射殺され、刑事である父親は犯人を追う。 久しぶりに帰省した娘が父親と一緒にいた時に殺されたのだから、どう考えても警官の父親を殺害しようとしたが誤って娘を殺してしまったと考えるのが自然。警官なんだから常に正しいことをしていた…

「ドメスティック・フィアー」 2001

★★★☆☆ 離婚により母親と暮らす息子に、母親の再婚相手の殺人現場を目撃したと告げられた父親。 殺人犯と共に暮らさなければならないっていうのは、なかなかの絶望感。ただ殺人犯にとっても、事件の目撃者と一緒に暮らすのはつらいところがある。主導権は大人…

「岸辺の旅」 2015

★★★☆☆ 失踪し、既に死んでいる夫が戻ってきて、妻とともに旅に出る。 夫役の浅野忠信のナチュラルな立ち居振る舞いが、既に死んでいるという変わった設定をすんなりと受け入れさせられてしまった。 妻は旅の途中で出会った、死者本人や残された者、生きてる…

「科学でわかった正しい健康法」 2017

★★★☆☆ 体に良いとされているものの良くない情報、体に良くないとされているものの良い情報を紹介する。 貧乏ゆすりは体に良いとか、静的ストレッチは運動能力を一時的に低下させるとか、色々と面白いデータが紹介されている。中でも笑えるのはこれ。 ポルノ…

「GODZILLA ゴジラ」 2014

★★★☆☆ 謎の2体の巨大生物ムートーとゴジラが激突する。 ゴジラがなかなかその全容を見せなかったり、ほとんど暗がりの中での登場で、もったいぶっている感じが、得体のしれなさを強調していて良かった。若干体格のゴツさは気になったが、ゴジラの造形も恐竜…

「サブリナ」 1995

★★★☆☆ 婚約中の弟がお抱え運転手の娘と恋に落ちてしまい、二人を引き離そうとする兄。 ハリソン・フォード演じる男は、仕事だけのつまらない男ということでいいのだろうか。ビジネスのためなら手段を選ばないという冷酷な男という側面も描いているような気が…