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BookCites

個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「雑食映画ガイド」 2013

★★★☆☆ 三人の著者がそれぞれ各映画について語るコラム集。 町山智浩のコラムで取り上げる映画は、観たことある映画や名前は聞いたことのある映画が多くて、ふむふむと読むことができたが、後の二人が取り上げる映画は、そんな映画があったことすら知らなかっ…

「ビジョナリー・カンパニー」 1995

★★★☆☆ 先見的な企業とそうではない企業との違いを検討する。 先見的な企業単独で調べたわけではなく、比較対象として先見的ではないが業界でトップクラスの企業と比較しているのが面白い。単独で調べると特徴が捉えづらいし、かといって駄目な中小企業と比べ…

「PARKER/パーカー」 2013

★★★☆☆ チームを組んで強盗を成功させるが、次の仕事を断ったためにメンバーに殺されそうになった男が、彼らへの復讐に動き出す。 ジェイソン・ステイサムはヅラかぶって登場すれば、つかみはOK感があるな。今回は彼は強い男というよりは、不死身の男という感…

「アイム・ノット・ゼア」 2007

★★★☆☆ ボブ・ディランの半生を分解して、6つの物語を組み立てた映画。 まだ存命中なのにこういった映画を作られるということだけでも、ディランの生きる伝説っぷりがよく分かる。 ディランの半生の側面を6人が演じるわけだが、やはりケイト・ブランシェット…

「おとうと」 2010

★★★☆☆ 娘の結婚式に、しばらく音信不通だった弟が現れる。 身内から疎まれている弟がまるで寅さんのようではあるんだけど、寅さんと違って駄目なところしかない。でも、姉目線で、音信不通中の出来事については描かれていないからそう見えるだけで、寅さんも…

「ネバダ・スミス」 1966

★★★☆☆ 両親を殺された男が、復讐を果たすため旅に出る。 復讐って、色々考えさせられる。勿論、自分や身内に酷い仕打ちをした人間がのうのうと生きていることには我慢できないが、だからといって同じことをしてしまうと、自分も同じ人間になってしまう。それ…

「バトルフロント」 2013

★★★☆☆ 亡き妻との娘と片田舎で暮らしていた元麻薬潜入捜査官に、かつて潜入した組織が襲いかかる。 ジェイソン・ステイサムが元麻薬潜入捜査官の割には、リスク管理が甘い。家に侵入されているのに、何をされたかちゃんと確認していないし、見られちゃまずい…

「台風クラブ」 1985

★★★☆☆ 中学生たちは、台風が接近した一夜を学校で過ごすことになる。 中学生くらいの年代は一番しんどい時代だ。もう子供ではなくなりつつあるが、大人でもない。大人は彼らを子供扱いしたり、時には大人扱いして、矛盾や不信感を生じさせる。広い世界に飛び…

「橋」 2010

★★★☆☆ ある雨の日、同じ川の違う橋の上にいた二人の小学生女児の物語。 二人の女の人生を描いているようで、戦後の日本の地方を描いている。東京オリンピックや公共工事によって、中央から地方に豊かさが波及し、バブルの終焉とともに、右肩上がりを続けてき…

「市民ケーン」 1941

★★★☆☆ 亡くなった大富豪が残した最期の言葉の謎を探るため、記者が関係者たちに取材を行う。 名作との呼び声高い作品だけに、事前にハードルを上げすぎてしまった。多分、ここで取り入れられた斬新な手法は、その後それをオマージュしたり、パクったりした作…

「ライトスタッフ」 1983

★★★☆☆ 飛行速度を競っていたテストパイロット達のもとに、宇宙飛行士募集の知らせが来る。 とりあえず長すぎ。途中で3時間近くあることに気づいて、心が折れそうになった。長い割には色々と描かれていないような気がする。宇宙飛行士同士の関係だったり、彼…

「近江商人 三方よし経営に学ぶ」 2011

★★★☆☆ 昔、何気なく立ち寄った滋賀の近江商人の旧邸を見学した時、でかい家だなと思っていたのに、これは一部で当時はもっとデカかったという表示を見て、驚いたことがある。しかも、「三方よし」の精神で商売を行っていたというのを知って、近江商人すごい…

「トゥー・フォー・ザ・マネー」 2005

★★★☆☆ 怪我のためNFL選手への夢を絶たれた男は、スポーツ勝敗予想の才能を買われて、スポーツ情報会社にスカウトされる。 主人公は元々プロも目指せる選手だったから勝敗予想はそれなりにできるっていうのは、何となく分かるのだけど、的中率がそこまで高い…

「なぜあの商品は急に売れ出したのか―口コミ感染の法則」 2001

★★★☆☆ 流行現象は緩やかに広まっていくのではなく、ある時点で爆発的に一気に広まる。そのメカニズについての考察と解説。 このタイトルを見るとマーケティング的なことが延々記述されていそうだが、実際には伝染病の広まりや犯罪の減少等、ひろく物事が広ま…

「俺俺」 2010

★★★☆☆ ふとしたきっかけで手に入れた携帯電話で、オレオレ詐欺をしてしまった男に次々と不思議な出来事が起きる。 これはある意味で自分探しの話なんだろうな。人と接したりしている時に、これは本当の自分じゃないんだけどなぁ、みたいなことを思うことがあ…

「統計学が最強の学問である」 2013

★★★☆☆ 容易にデータを収集できるITと結びつき、ますますそのリテラシーが求められる統計学について書かれた本。 最近良く聞くビッグデータという言葉。イメージとしては簡単にたくさんのデータを集め、解析できるようになり凄い、みたいな感じでいたが、そも…

「シブすぎ技術に男泣き!」 2010

★★★☆☆ 日本のものづくりを支える技術者たちにスポットを当てたコミックエッセイ。 あまりこういう技術者たちの実態を知る機会はないので、なかなか興味深い。時折出てくる回路図は全然理解できないんだけど。 確かにあちこちの小さな町工場に、すごい技術を…

「サンセット大通り」 1950

★★★☆☆ 金に困った売れない脚本家が、かつてのスターで、今は世間に忘れられた女優と出会う。 忘れ去られた大女優って言っても、まだ50で結構若い。無声映画からトーキーへの切り替わりで、消えていった女優ということなんだろうか。しかしいつの時代も昔は良…

「「やさしさ」という技術」 2015

★★★☆☆ 「やさしさ」という技術を身につけることによる効用を説く。 うーん、あんまりピンとこなかった。人に優しくしなさい、とはよく言われることで、みんな多かれ少なかれそうあるべきだと思っていることで。優しくすることで回り回って自分にも返ってくる…

「究極の顧客サービス「ザッポス体験」: 顧客も社員も幸せにする5つの法則」 2012

★★★☆☆ アメリカで究極の顧客サービスを提供する「ザッポス」のやり方を導入するための手引。 良い顧客サービスを行うためには、良い社員が必要で、良い社員を集めるためには、良いサービスを社員にする必要がある。生き生きと楽しく仕事ができれば、自然と客…

「影武者」 1980

★★★☆☆ 武田信玄の死を秘すため、影武者が置かれる。 エンターテイメント要素は薄いが、合戦の映像は迫力がある。一人ひとりの戦いというよりは集団のぶつかり合い。鎧で馬に乗り、幟をはためかせる武者の集団は格好いい。ジョージ・ルーカスがスターウォーズ…

「江利子と絶対 本谷有希子文学大全集」 2003

★★★☆☆ 表題作のひこもりの妹を引き取った姉の話を含む三作品が収録されている。 目次も余り見ずに読み始めたので、短編が2作品続いた後に、結構長めの長編というか中編にあれ、なかなか終わらないなと戸惑ってしまった。どうでもいい話だが。 p11 引きこもり…

「首折り男のための協奏曲」 2014

★★★☆☆ 各所で発表された短編をまとめた作品。だけどただの短編集ではなく、それぞれの短編が互いにつながっているような、つながっていないような感じに仕上げてくれているのが伊坂幸太郎らしい。この内の幾つかは、既に読んだことがあったが他の短編とのつ…

「X'mas Stories 一年でいちばん奇跡が起きる日」 2016

★★★☆☆ 6人の作家によるアンソロジー。ちなみに朝井リョウ、伊坂幸太郎の短編はそれぞれ「何様」「ジャイロスコープ」にも収録されている。 クリスマスということで甘ったるい話ばかり並んでいるかと思ったら、それぞれ様々な角度からバリエーション豊富な感…

「ワルキューレ」 2008

★★★☆☆ 第2次大戦で敗色濃厚の母国ドイツを救うために、大佐がヒトラー暗殺計画をたてる。 ドイツで大戦中にこんな事件があったとは知らなかった。独裁政権下なので盤石だと思っていたのに、意外と際どい状況だったんだな。それまでにも何度かあったようで、…

「紙の月」 2014

★★★☆☆ 銀行に勤める女が、顧客から預かった金を横領し、男に貢ぐようになる。 時々ニュースで見る横領事件の犯人の気持ちが良くわかる。ニュースで見るとよく何億も盗れるな、と思うんだけど、実際は小さな出来事の積み重ね。些細なことからスタートし、段々…

「ジヌよさらば〜かむろば村へ〜」 2015

★★★☆☆ お金アレルギーの男がお金を使わず生きるため、限界集落寸前の村に移住する。 「ジヌ」ってそういうことか。これ東北の人はすぐにピンとくるんだろうか。 序盤からギャグが満載でめちゃくちゃ面白い。片桐はいりが意味なくハーレー乗ってるライダーで…

「ブロークバック・マウンテン」 2005

★★★☆☆ 季節労働で働く二人の男が一線を越える。 ゲイの映画なんだけど、二人共普通に結婚しているし、なんでそっちの道にいったのか良くわからないところはある。大自然の中で、二人きりで、という特別な環境にいたとしても。 しかし、相手が男だと奥さんに…

「円卓」 2014

★★★☆☆ 大家族の末っ子の少女が様々な経験を通して成長する。 ほとんど関西弁の芦田愛菜の可愛さだけで突き進んでいるような映画。その他の子役たちもそれなりに演技がうまかったけど。 どこか話が散漫で焦点が定まらないような感じで、まぁなんとなく言いた…

「世界にひとつのプレイブック」 2012

★★★☆☆ 妻の不倫相手に暴行し、精神病院に入院していた男が退院し、別れた妻とよりを戻そうとする。 序盤はウディ・アレンの映画のような早口でまくし立てる展開で戸惑ったが、次第に慣れてきた。しかしアメリカは犯罪を犯した精神病の人間に対しての対策がし…

「愛のむきだし」 2009

★★★☆☆ クリスチャンの家庭に育つも、神父である父親との問題で非行に走る高校生が一人の女子高生と出会う。 実話を基にしているというが、どのあたりまでが実話なんだろうか。まぁそれはいいとして、とにかく長い。4時間弱あって、面白くないわけでもないの…

「ノーカントリー」 2007

★★★☆☆ 多数の死体が転がるドラッグの取引現場跡を見つけ、そこで大金を持ち出した男が、殺し屋に追われる。 冒頭の保安官が、ナレーションの主だと思わせておいて、すぐに殺されてしまうのが面白い。こんな風に所々に小憎たらしいシーンがあってニヤリとして…

「カリスマ」 1999

★★★☆☆ 人質籠城事件で、犯人と人質共に死なせてしまった刑事が、森に向かう。 正直、よく分からなかった。寓話的というか、暗示的というか。人がそれぞれの目的のために生きれば、衝突は避けられず、最終的には皆死んでしまう。なので、犯人と人質が共に死ん…

「フィッシュストーリー」 2009

★★★☆☆ 巨大彗星の地球衝突が目前の、人類滅亡が迫る日、中古レコード屋で客に一枚のレコードを紹介される。 音楽が重要な役割を果たす物語で、どんな感じの音楽になっているのかと思ったら、そんなに悪くなかった。凄い良いわけではないけど、全然駄目って感…

「クローバーフィールド/HAKAISHA」 2008

★★★☆☆ 海外赴任のお別れパーティーの開催中に、突然正体不明の怪獣に街が襲撃される。 エンディングの曲がどことなくゴジラっぽい。ゴジラ的なものに襲われた時、個人とか小集団の視点から見ればこんな感じだろうな、といういわゆるモキュメンタリー。しかし…

「トランスフォーマー」 2007

★★★☆☆ 地球にやって来た金属生命体同士の戦い。 ロボット物だけど人間が乗り込むタイプじゃなくて、生命を持ったロボット。なので、感情移入が難しかった。 ロボットが自己犠牲の精神を発揮しても、殺られても、まぁ機械だし・・・としか思えなかった。そも…

「聖なる怠け者の冒険」 2013

★★★☆☆ 週末は怠けて暮らすことを日課としている男が、正義の味方として活躍する謎の男に2代目を継ぐようつきまとわれる。 怠けることは非難されがちだが、こうやって開き直ってそれを正当化しようとするのは面白い。意識高い系の怠け者というか。非難するの…

「ワイルドカード」 2015

★★★☆☆ 監督 サイモン・ウェスト ラスベガスで用心棒をする男が、何者かに暴行された元恋人に復讐の依頼をされる。 このままではいけないと思いながらも、惰性で生き続ける男。ある事件と、ある男との出会いをきっかけに、抜け出す決意を固める。っていうのが…

「ローグ アサシン」 2007

★★★☆☆ 監督 フィリップ・G・アトウェル ヤクザとチャイニーズマフィアの抗争に巻き込まれ、相棒を失ったFBI捜査官。 ヤクザが出てくるということでジェイソン・ステイサムの日本語を聞くことができるのだけど下手だなぁ。アクセントを文の頭においているので…

「闇金ウシジマくん」 2012

★★★☆☆ 成り上がりを目指すイベントサークルの代表と出会いカフェで生活費を稼ぐ女。 金にまつわる人間模様を描いていて、意外とウシジマくんは何もしていない。彼らを説明している解説者のような存在。そして最後に彼らを懲らしめる。相手が誰であろうと公平…

「キラー・エリート」 2011

★★★☆☆ 監督 ゲイリー・マッケンドリー 足を洗った殺し屋のもとに、人質となった元相棒の写真が届く。 殺し屋対SASの戦いなんだけど、あまりSASの凄さが伝わってこなかった。それとも知らないだけで周知の事実ってことなのか。にしてもそんなに手強くなかった…

「グロリア」 1980

★★★☆☆ 監督/脚本 ジョン・カサヴェテス マフィアを裏切り一家の命を狙われる男の妻から子どもを託された女。 とりあえずジーナ・ローランズの配役が成功している。ちょうどいい年齢。これより年上でも年下でも違う要素が入ってきてしまう。若くはないけどま…

「アナザー・ハッピー・デイ ふぞろいな家族たち」 2011

★★★☆☆ 監督・脚本 サム・レヴィンソン 問題を抱えた息子二人を連れて、前夫との間の息子の結婚式に向かう女。 みんながみんな自分に必死で、相手を想いやれなかったり、想いやりすぎたり。バランスをとるのはいつも難しい。しかしアメリカ人は社交的であろう…

「英雄の証明」 2012

★★★☆☆ 監督/製作/出演 レイフ・ファインズ シェイクスピアの悲劇「コリオレイナス」を原作に舞台を現代に置き換えた作品。誇り高い将軍がその傲慢さのために民衆から追放される。 シェークスピアの戯曲のセリフをほぼそのまま使っているようで、現代劇なの…

「ごはんぐるり」 2013

★★★☆☆ 食に関するエッセイをまとめた本。 ・・・口の中が甘いと、人間って、なんだか柔らかな顔になるような気がする。 p.21 美食やグルメといったことではなく、著者は食べることによりそれがその人の血と肉になることや、表情を緩ませること、みたいな食の…

「感情で釣られる人々 なぜ理性は負け続けるのか」 2016

★★★☆☆ タイトル的に行動経済学的な話かと思っていたら、ほぼ政治的な話が中心だった。それは著者が政治社会学者なんだから、プロフィール見て気付けよって話なんだけど。ただそういった視点で社会や政治を見ていくというのも面白い。 p.126 労働力として大量…

「シャンハイ」 2010

★★★☆☆ 監督 ミカエル・ハフストローム 上海で友人を殺されたアメリカ人がその犯人を追う。 映画の雰囲気としては悪くないけどストーリーはよく分からなかった。それぞれ思惑はあるが結局皆、愛を取ったってことか。 日本人がかなり悪者になっているけど、映…

「脳は、なぜあなたをだますのか 知覚心理学入門」 2016

★★★☆☆ 知覚が起こす錯覚、人が理性的に振舞っているようで実はそうでないことが分かる実験の結果や事例を紹介する。 選挙は候補者の顔でほぼ決まる、とか空腹や疲れを感じていると人に対して厳しくなる、とかなかなか興味深い話が出てくる。 中でも興味深か…

「ウェルカム トゥ コリンウッド」 2003

★★★☆☆ 監督・脚本 アンソニー・ルッソ/ジョー・ルッソ 終身刑の男から聞き出した儲け話を実行するために男たちが集結する。 あらすじ聞くとまるでオーシャンズ11みたいな話だが、この映画で集まる面々は見るからに駄目な人間たち。計画がことごとくうまく…

「蛇にピアス」 2008

★★★☆☆ 自分の舌をスプリットタンにするため、まずはピアスを開けた女は刺青にも興味を抱く。 これはR-15だわ、って内容。まぁこういう映画があってもいい。子供から大人まで楽しめる映画ばかりじゃつまらない。 映画は面白くはあったんだけどラストがいまい…