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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

★4

「凶悪」 2013

★★★★☆ 雑誌編集部に、死刑判決を受け控訴中の男から手紙が届く。 ピエール瀧とリリー・フランキーが生き生きとしているように見えるのは、気のせいだろうか。演技とは分かっているけども。 ピエール瀧演じる男のような人間は、たしかに怖いけど、遅かれ早か…

「マネーボール」 2011

★★★★☆ 中心選手が移籍し、選手獲得の予算もない状況で新シーズンを戦うことになるアスレチックスのGMが、独自の選手評価システムを導入する。 ドラフト一位で獲得した選手でも、必ずしも一流の結果を残すことでは無いということを考えると、確かにスカウトの…

「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」 2011

★★★☆☆ 指令によりクレムリンに侵入したイーサン・ハントは、別組織が行った爆破に巻き込まれ、テロリストとして追われることになる。 前回同様、スパイチームの活躍を描く。ただそのメンバー構成に難があったかな。サイモン・ペッグ演じるコメディ担当がちょ…

「M:i:III」 2006

★★★★☆ 引退し教官となっていたイーサン・ハントのもとに、捕らえられたかつての教え子の救出の要請が入る。 中盤でダレることなく、序盤から最後まで息をつかせぬ展開で持っていくのはすごい。物語のキーとなる”ラビットフット”について、中途半端な情報をち…

「ポテチ」 2012

★★★★☆ 空き巣に入ったプロ野球選手の家で、かかってきた電話が気になる男女。 冒頭のニュートンの話、映像だときついなぁと思ったけど、その後はそんなこともなく。濱田岳のあの容貌と意外性のある声のトーンが、どこか現実離れした話にしっくり来るのかもし…

「アルゴ」 2012

★★★★☆ イランでの米国大使館占拠事件発生時に人質になるのを免れ、イラン国内で潜伏するアメリカ人6人を救出するため、映画撮影を装う作戦が決行される。 この事件の元々の元凶はアメリカなわけだけど、一つの国を無茶苦茶にするとかよくできるな。戦争中と…

「キック・アス」 2010

★★★★☆ アメコミ好きの普通の高校生が、ヒーローの扮装をして町に出る。 タイトルはキック・アスだけど、メインはどう考えてもヒット・ガール。訓練を受けて強いんだけど、平気な顔して敵を倒していくのではなく、不安や恐れを顔に出す所がいい。可愛らしい。…

「ソーシャル・ネットワーク」 2010

★★★★☆ 創業者マーク・ザッカーバーグに起こされた訴訟と、フェイスブックの歴史を振り返る。 しかし、スティーブ・ジョブスやビル・ゲイツといい、IT業界の大物はまともじゃない人間ばかりだ。だから巨大な企業を作り上げる事ができたのだろうけど。ザッカー…

「イングロリアス・バスターズ」 2009

★★★★☆ ナチス占領下のドイツ・フランスに送り込まれたアメリカの部隊が、ナチス打倒を目論む。 相変わらずのグロい描写が多いが、映画自体は緊張感もあり、笑いもあり、面白かった。しかし、ナチス政権下でのちょっとした出来事を描くものとばかり思っていた…

「グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ」 2011

★★★★☆ グレイトフル・デッドって名前は知ってるけど、曲は殆ど知らない。試しに自分のPCに入っているか検索してみたら、映画のサントラの中の一曲として「Uncle John's Band」が入っているだけだった。 そんな大きなヒット曲もないようなバンドだけど、長い…

「ラストスタンド」 2013

★★★★☆ 軍隊並みの組織を動員して逃走する麻薬王の脱獄囚を、辺境の田舎町の保安官が迎え撃つ。 銃撃戦あり、カーアクションあり、笑いありで、西部劇のような趣もあり、アクション映画として十分楽しめる、シュワルツェネッガーの知事退任後の初主演作。 も…

「幸せへのキセキ」 2011

★★★★☆ 妻を亡くし失意に沈む男が、休園中の動物園に子供二人を連れて移り住み、動物園再開に取り組む。 自身もまだ悲しみを乗り越えられていないのに、母親を失った子供の心のケアもしなきゃいけないっていうのは、結構つらい状況だ。本来は、人の心配なんて…

「グランド・ブダペスト・ホテル」 2014

★★★★☆ シーズンオフのかつての豪華ホテルで、作家がオーナーから思い出を聞く。 豪華な出演陣。ほとんどチョイ役みたいな扱いなのに、それぞれが存在感を出している。久々にハーヴェイ・カイテルを見た気がする。 皆至って真面目なんだけど、何処か変でなん…

「摩天楼を夢みて」 1992

★★★★☆ 不況下の不動産屋のセールスマンたちは、突然訪れた本社の幹部に、売上成績下位の者はクビにすると告げられる。 ほぼ、女性が登場しない男臭い物語。しかも原作が戯曲だからか、ほとんど場面転換がなく、それが男臭さを濃密なものにしている。 しかし…

「天才マックスの世界」 1998

★★★★☆ いくつものクラブに属すために学業が疎かになり、落第を繰り返す生徒が、学園の美人教師と恋に落ちる。 簡単なあらすじを書いてしまうと凡庸だが、実際は全然普通じゃない雰囲気が流れている。友人は、かなり年下の少年と、同級生の父親で同年代じゃな…

「影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか」 2014

★★★★☆ タイトルがピンと来ないが、どのような要因で人は頼み事や要求を受け容れるのか、人が承諾を与える心理を分類し、解説したもの。 営業をやっている人ならこれを一通り読めば、きっと良い結果を出せるようになるだろうな、って感じさせるよくまとまった…

「第9地区」 2009

★★★★☆ 宇宙船が故障して居住区に暮らす宇宙人たちを、別の居住区へ移す任務の現場責任者となった男。 宇宙人がこういう扱いの映画っていうのも珍しい。それもアフリカなので意味深だ。そして、アフリカならではの無秩序な集団や、呪術的な怪しさ、裏で企む国…

「リンカーン」 2012

★★★★☆ 監督/製作 bookcites.hatenadiary.com 南北戦争にも終戦の兆しが見え、終戦後に黒人奴隷開放の機運が静まることを恐れた大統領リンカーンは、奴隷制廃止を定める憲法の修正条項法案の成立を急ぐ。 アメリカの奴隷解放の動きが、純粋な人権問題として…

「あなたの知らない脳 意識は傍観者である」  2016

★★★★☆ 自分が何かしようと意識した時には、すでに脳は無意識下でそれを知っていて、それに備えて全身に指令を送っている。ということは、何かしようと意識することは、既に無意識下では決まっていたことになる。自分のコントロール下にあると思っていた「私…

「苦役列車」 2012

★★★★☆ 一家離散し中学卒業後、日雇いで日々を暮らす男が、仕事先で同年代の男に話しかけられ仲良くなる。 主人公の人との距離感がうまく取れない感じが切ない。中卒というコンプレックスがあるし、父親が性犯罪者だという負い目があり、どうせろくな人間にな…

「エクスペンダブルズ」 2010

★★★★☆ 監督/脚本/出演 シルヴェスター・スタローン 独裁者の陰でCIAが暗躍する小さな島に、傭兵軍団が乗り込む。 とりあえず出演者を見るだけで満足できる顔ぶれ。かつてのアクションスターたちがお得に詰め合わされている。こうなってくると緻密なストー…

「マッドマックス 怒りのデス・ロード」 2015

★★★★☆ 監督/脚本/製作 ジョージ・ミラー 核戦争後の世界をさまよう男がふとしたきっかけで、独裁者の搾取から逃亡を図る女たちと行動をともにするようになる。 とりあえずこの仕上がってる世界観がすごい。v8エンジンを崇めたり、ギターで轟音をかき鳴ら…

「夜と霧」 1946

★★★★☆ 著者 ヴィクトール・E・フランクル ナチスの収容所に収容され、生き延びた心理学者の体験記。 何度か心理学関係の本で取り上げられていたので読んでみた。アウシュヴィッツをはじめとする収容所の中での話。収容された人たちが人間として扱われず、そ…

「何者」 2012

★★★★☆ 就活対策のために集まった男女がそれぞれ思いを抱えながら、内定を得るために奮闘する。 なかなか心に痛い小説だった。内定を得るよりも断られることの方が多いという、人生でほとんど経験することのない経験をしながらも、それでもそう簡単に止めるこ…

「春琴抄」 1933

★★★★☆ 著者 谷崎潤一郎 盲目の三味線の師匠の女に仕える弟子の男。 プライドの高い女。元々の性格や育った環境にその原因はあるのだろうが、一番の原因は男だろうな。気位が高くても人生が進むにつれ人は性格が丸くなっていくものだけど、男がそれをさせなか…

「たった2日でわかるLinux」 2014

★★★★☆ 2日でわかると言っているが、事前準備として前日に1時間あてているし、1日目の想定時間が6時間ほど取られていて、本気で集中力を持って取り組まないと厳しい。とは言っても必要に迫られている人でない限り、絶対に2日で取り組まなきゃいけない必然性は…

「127時間」 2010

★★★★☆ 監督・脚本・製作 ダニー・ボイル 誰にも行先を告げずに渓谷にトレッキングに出かけた男が事故に遭う。 序盤の大自然、雄大な景色、開放的な女子でやっぱ自然はいいよな、人間らしくなれる、なんて思わせておいてから、絶望に突き落とすスタイル。ショ…

「ディパーテッド」 2006

★★★★☆ 監督・製作 マーティン・スコセッシ 警察に潜入したマフィアのスパイと、マフィアに潜入した警察のスパイ。 香港映画「インファナル・アフェア」のリメイクだけど、本家はもっと緊張感があったような気する。スパイであることを疑われないようにするこ…

「バイ貝」 2012

★★★★☆ 私は激怒した。馬鹿か。少しは自分の脳を使え。なにを弛緩しきって、考えたことを思いついたことをそのまま外界に垂れ流しているのだ。 p193 カネを稼ぐ事で蓄積された欝を発散させるため、鎌を買いに出かける。 景気の悪いお金の話を延々とされると、…

「リード・マイ・リップス」 2001

★★★★☆ 監督/脚本 ジャック・オーディアール 土地開発会社で働く難聴のため読唇術ができる女性が、アシスタントとして男を雇う。 何度か官能的な方向に向かうのか、と思わせながら踏みとどまってサスペンスが進行していく。女の掴んだチャンスは逃さない、み…

「人生はビギナーズ」 2011

★★★★☆ 監督/脚本 マイク・ミルズ 母の死後、ゲイである事をカミング・アウトした父親を看取った男が、一人の女性と出会う。 監督自身の体験をもとにしているらしいが、自分の父親がゲイであるなんてかなり衝撃的だろうな。そして色々考えて混乱しまう。じゃ…

「メカニック」 2011

★★★★☆ 監督 サイモン・ウェスト 任務で恩人を殺した殺し屋が、その息子を弟子として鍛え、ともに行動するようになる。 冒頭の完璧な暗殺で十分説得力はあるんだけど、もうちょっとジェイソン・ステイサムの殺し屋ぶりを見たかった。ドラマがなくても、いろん…

「百年の孤独」 1967

★★★★☆ 著者 G・ガルシア・マルケス ある村を創設した一族の百年に及ぶ物語。 百年もあれば子供が生まれて、さらにその子供が生まれてってあるんだけど、その子どもたちの名前がほとんど同じ名前の使い回しでそこが最初戸惑った。でも、それを乗り切れば一気…

「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」 2005

★★★★☆ ミュージシャン、ジョニー・キャッシュの伝記。 こういう伝記ものって結末というか、晩年が悲しい感じになってしまうものが多いが、この映画ではハッピーエンド的結末で良かった。 ジョニー・キャッシュって名前ぐらいしか知らなかったけど、レパート…

「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」 2007

★★★★☆ 無実の罪で捕らえられ、妻子と引き離された男が、復讐のためにロンドンに戻ってくる。 正直あまりティム・バートンのテイストって得意じゃないんだけど、この映画は面白かった。 結構えげつない残酷でグロテスクなシーンも多いのだが、ミュージカル形…

「SAFE/セイフ」 2012

★★★★☆ 監督/脚本 ボアズ・イェーキン 妻を殺され生きる気力を失っていた男が、天才的な数学能力を組織に利用され事件に巻き込まれた少女を救出するために動き出す。 ジェイソン・ステイサム、そんなに強いなら最初から暴れとけよ、って思わなくもないけど、…

「LOOPER/ルーパー」 2012

★★★★☆ 監督/脚本 ライアン・ジョンソン 30年後の未来から送られて来た人間を処刑する殺し屋のもとに未来の自分が送られてくる。 いわゆるタイムトラベルもので、この手のものはタイムパラドックスがどうとかでややこしくなりがちだけど、そういうものは存…

「死神の浮力」 2013

★★★★☆ 著者 bookcites.hatenadiary.com 娘を殺された夫婦が、犯人への復讐を企てる。 「死神の精度」の続編。死神がいる時点で主人公がほぼ死ぬということが分かっていて、それでいて死ぬ日が決まっているのでそれまでは死なないということも分かっている、…

「言の葉の庭」 2013

★★★★☆ 雨の日は授業をサボって公園で過ごす男子高生が、一人の女性と出会う。 新海監督の作品を初めて観たけど、ジブリや細田作品と比べるとテンポが早く感じた。他だともう一拍置くような所でもシーンが切り替わる。監督のスタイルなのか短編作品だからか分…

「海街diary」 2015

★★★★☆ 監督・脚本 bookcites.hatenadiary.com 姉妹三人で暮らす鎌倉の家に、腹違いの中学生の妹が加わる。 単純に美人が四人も主演で出ていればストーリーがどうあれ見ていられるんだけど、さらに鎌倉の風景と古民家での暮らしぶりなどの映画的要素が気分を…

「長ぐつをはいたネコ」 2011

★★★★☆ 監督 クリス・ミラー 後で知ったがシュレックのスピンオフ作品。ジャックと豆の木やハンプティダンプティ等他の童話のキャラが出てくるのでシュレックぽいなって思ってた。アントニオ・バンデラスとサルマ・ハエックが声を担当していて、内容もデスペ…

「小さな会社のWeb担当者のためのHTML5/CSS3とWeb技術の常識」 2014

★★★★☆ webの初歩として、初心者にとってはよくまとめられている。これを読んだからと言って、何か作れるわけではないが、何をすればいいかが分かる。 ただ初版とはいえ誤字・脱字などが多く見られて、かなり残念。 著者 H2O SPACE 小さな会社のWeb担当者のた…

「残り全部バケーション」 2012

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「できるかなV3」 2003

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「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」 2013

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「時をかけるゆとり」 2014

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「ふくわらい」 2012

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「蒲団」 1907

★★★★☆ 若い娘にはしゃぎながらも、抑えていい大人を演じるのが時代を感じるな。そう演じる自分に嫌気が差したり、人間味にあふれている。 著者 田山花袋 蒲団 作者: 田山花袋 発売日: 2012/09/27 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 蒲団 (小説)…

「シンドラーのリスト」 1993

★★★★☆ 分かりやすい聖人ではなく、俗な人間だったというのがいい。 ラストのご本人登場は、なかったほうが良かったかな、個人的には。 監督/製作 bookcites.hatenadiary.com 原作 シンドラーズ・リスト―1200人のユダヤ人を救ったドイツ人 (新潮文庫) 作者: …