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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

★4

「フライト・ゲーム」 2014

★★★★☆ 任務で搭乗していた機内で、脅迫のメールを受け取った航空保安官が、乗客の中の犯人を捜索する。 航空保安官なんて職業があるなんて知らなかった。外に逃げられない機内という密室の中での捜索劇。不満や疑念を募らせる乗客の中から犯人を見つけ出さな…

「天使と悪魔」  2009

★★★★☆ 次期教皇を選出する「コンクラーヴェ」が行われようとしていた時、有力な候補者達が拉致され脅迫状が送りつけられる。 こんな内容の映画を作られてヴァチカンはどう思っているのだろう。ある意味心が広い。日本で仏教とか新興宗教とかをモデルに作った…

「キック・オーバー」 2012

★★★★☆ マフィアの金を奪いメキシコへ逃走するが、失敗しメキシコの最悪の刑務所に入れられてしまった男。 とりあえず刑務所がすごい。金さえあれば家族と暮らせるし、ドラッグから何まで手に入り、まるで一つの町のよう。どこか「マッドマックス」の世界観を…

「服従」 2015

★★★★☆ イスラーム党が政権を握ったフランスで、大学教授の男が職を解かれる。 こういう話にリアリティを感じるほど、欧州は切実なんだな、と改めて認識させられた。たしかに最近の欧州のニュースはきな臭いものが多い。自分たちは衰退の道を歩んでいると薄々…

「アメリカン・ハッスル」 2013

★★★★☆ 無罪放免を条件にFBIのおとり捜査に協力することになった男女の詐欺師。 子どものように無邪気なFBI捜査官を見ていると、おとり捜査は怖いなぁと思ってしまった。こんなに巧妙にやる気満々でやられると、善良な人々でも出来心が芽生えてしまいそう。本…

「社会はなぜ左と右にわかれるのか 対立を超えるための道徳心理学」 2014

★★★★☆ 道徳は理性によるものか、直感によるものかの考察から始まり、次にそもそも道徳とは何を基盤にしているのかを明らかにし、そして、保守とリベラルについて論じられており、哲学から宗教、人類の進化など多岐に渡る分野を用いて広い視点で展開されてお…

「宇喜多の捨て嫁」 2012

★★★★☆ それぞれの視点から見た宇喜多直家。 最初に裏切り、毒殺、暗殺を繰り返し、梟雄として知られる直家のイメージ通りの姿を描いておいて、そのイメージを揺らがしていく展開がうまい。 戦いではなく、暗殺や謀殺で領地を拡大していく方法は、たしかにダ…

「ずる 嘘とごまかしの行動経済学」 2012

★★★★☆ 人はなぜ不正を行うのか、どんな時に不正を行うのか、実験の結果を通して考察する。 人はだれでも不正を行う。この本のなかで紹介される実験でも、不正のチャンスが有ればみな不正を行っている。そのような行動を取りながらも、みな道徳観や倫理観を持…

「家族はつらいよ」 2016

★★★★☆ 三世帯家族の祖母が離婚したいと言い出し、家族を巻き込んだ騒動となる。 熟年離婚がテーマになると年寄りだけが登場してどうしても地味な映画になりがちだけど、そこに子どもや孫を持ち出すことでそれを回避している。 今やこういったホームドラマ風…

「それでも夜は明ける」 2013

★★★★☆ アメリカ北部で自由黒人として家族とともに暮らしていた男が、拉致され奴隷として南部のプランテーションに売られてしまう。 かつてのアメリカの黒人奴隷の実態を生々しく描いている。親子で引き離されたり、理不尽にムチで打たれたり。時には主人の余…

「ファイヤーウォール」 2006

★★★★☆ 銀行のセキュリティ専門家が家族を人質に取られ、銀行から大金を送金するよう迫られる。 なかなか緊迫感のある展開でハラハラさせられるが、前半殆どの時間帯で主人公がほぼ言いなりにならざるを得ない状況が続き、フラストレーションが溜まる。 終盤…

「フリー <無料>からお金を生みだす新戦略」  2009

★★★★☆ ものと違ってデジタルの複製は、オリジナルとまったく相違ないものを大量に容易に作成でき、コストは限りなくゼロに近い。そういった中では良い悪いは別にして、価格は万有引力の法則のように、限りなく無料に向かっていくという指摘は興味深い。 無料…

「アイデアのちから」 2008

★★★★☆ 凄いアイデアは天才のひらめきから生まれると考えがちだが、実際はフレームワークを利用すれば、だれでもすごいアイデアを生み出せるとして、その方法を紹介している。 アイデアを生み出すというよりは、アイデアを伝える方法といった感じだが、伝え方…

「君に友だちはいらない」 2013

★★★★☆ もっと若い時に読みたかったと思わせる本。大学生でも遅いくらいかもしれない。若ければ若いほど、効果を発揮しそう。 大企業がバタバタと倒れていく昨今、終身雇用とか、もはや言っていられなくなってきた。今後はITの進化で今している仕事が将来も存…

「LUCY/ルーシー」 2014

★★★★☆ 運び屋にされた女の腹部に埋め込まれた麻薬の袋が破れ、女の脳が覚醒する。 通常の人間の脳は10%しか活用されていないとされているが、フル活用されるとそんな風になるの?とちょっと疑問な気もするけど、まぁ映画自体は面白かった。 スカーレット・…

「火花」 2015

★★★★☆ 駆け出しの漫才師の男が、営業先で出会った先輩芸人に弟子入りする。 書き出しから気合の入った文章。やっぱり芥川賞はちゃんとした賞なんだなって安心した。初小説とは思えないクオリティの高さ。 先輩にどこか自分と似ていると感じてシンパシーを感…

「キング・オブ・コメディ」 1983

★★★★☆ 人気コメディアンとのコネをきっかけに、なんとかスターになろうとする男。 タイトル的に長い下積みの末、才能が開花してスターになる、みたいな成功物語を予想していたんだけど、全然違った。斜め上の展開。 人気コメディアンに憧れ、その姿を真似る…

「スイッチ! ― 「変われない」を変える方法」 2010

★★★★☆ なかなか変われない個人や組織を変えられるようにするフレームワーク。 この本のオリジナルではないが、まず本書の中で使われている「象」と「象使い」の比喩が分かりやすい。 私たちの感情は「象」であり、理性は「象使い」だと述べている。象にまた…

「スリー・キングス」 1999

★★★★☆ 湾岸戦争終戦直後、米軍の兵士が投降したイラク兵から地図を入手する。 勝利の高揚感の中、アメリカ万歳的な陽気な雰囲気で始まり、そのまま、ちょっとしたアドベンチャー感覚の金塊探しがスタート。しかし、次第に能天気さは影を潜め、シリアスな気分…

「翼」 2011

★★★★☆ 大事な契約を前に体調を崩した女は、訪れた病院で疎遠になっていた友人の夫と再開する。 仕事をそつなくこなし、社内の揉め事にも感情的になり過ぎずに大人の対応をし、旧友との会話にも、反芻してその状況や背後にあるものを読み取ろうとする、隙のな…

「小さなチーム、大きな仕事――働き方の新スタンダード」 2012

★★★★☆ 人気のウェブフレームワーク「Ruby on Rails」の開発元であるBasecampの創業者と開発者によるビジネス書。 Basecamp: About our company なかなか刺激的な内容。一般的に常識とされていることに疑問を投げかけている。外部からの資金調達や、コストを…

「光秀の定理」 2013

★★★★☆ まだ無名時代の明智光秀と、ひょんなことから交流するようになった破戒僧と武芸者。 歴史小説に数学を持ち込んでいて面白い。そのうちの一つ、4つのお椀の問題は、以前何かで読んでなんとなく知っていたが、信長とやり取りしながら、その問題を解説し…

「ソナチネ」 1993

★★★★☆ 組織で疎まれれていた組長が、沖縄の抗争の応援に組員たちとともに駆り出される。 久しぶりに見たら、大杉漣や寺島進といったパイプレーヤーたちが若い。もう25年も前の作品だから当然か。 無邪気に花火やったり海辺で戯れたりと、ヤクザのおじさんた…

「若い読者のための第三のチンパンジー: 人間という動物の進化と未来」 2015

★★★★☆ チンパンジーとたった1.6%しか遺伝子が違わない人間は、他の動物とはどのような違いがあり、またどのような共通点があるのか、考察する。 人類の起源から進化の歴史を紐解きながら展開される様々な話題がとても面白い。人類が今と同様の脳の大きさに…

「0ベース思考---どんな難問もシンプルに解決できる」 2014

★★★★☆ 普通じゃない考え方が出て来る思考法が紹介されている。その基本は常識や思い込みを取り払って考えること。まるで子供のように。このような考え方を身につけることで硬直化している問題にも一石を投じることができるし、思わぬ解決法が導き出せるかも…

「アナタはなぜチェックリストを使わないのか? 重大な局面で“正しい決断”をする方法」 2011

★★★★☆ 「ファスト&スロー」で取り上げられていて、面白そうだったので手にとって見た。 本の中では具体的なチェックリストの作成の方法を紹介するというよりも、医者でもある著者がチェックリストの有用性に気づき、調査して実際に作成し、導入したという経…

「たのしいロゴづくり -文字の形からの着想と展開」 2012

★★★★☆ ロゴって言うとフリーハンドで0から作るものと思っていたけど、そういうわけでもなかった。既存のフォントの一部に変更を加えることでも、ロゴを作ることができる。 この本ではその変更の加え方のパターンを色々教えてくれる。感覚だけでやるよりもこ…

「プログラマが知るべき97のこと」 2010

★★★★☆ プログラマ達のエッセイをまとめた本。 自分の技術レベルの問題で全く理解できない箇所もいくつかあったが、色々な人の考え方を知ることができて面白かった。 プログラマとしての心構えのようなものから、具体的な事例まで様々なレベルの話がランダム…

「ファスト&スロー」 2011

★★★★☆ これ関係のいろいろな本で取り上げられている本。なのでそちらで知った内容もかなり含まれている。 巻末に著者の論文が掲載されているが、このイマイチ分かりづらい論文の内容などを、ノーベル賞受賞者の著者自ら、わかりやすく説明してくれるというの…

「her/世界でひとつの彼女」 2013

★★★★☆ 妻と別れ、虚ろな日々を過ごす男が、人工知能を持ったOSと恋に落ちる。 近未来の話でその世界観が、夢のような未来ではなく、ありそうなくらいの未来で面白い。人は皆スマホのようなものを持っていて、画面タッチでなく、音声でメールを送ったりする。…