BookCites

個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

★5

「天国と地獄」 1963

★★★★★ 会社の乗っ取りを企てる重役のもとに、息子を誘拐したとの電話がかかってくる。 最初の犯人からの電話に、一瞬で取り乱してしまう飲み込みの早さには違和感があったが、その後は息もつかせぬ展開。 この映画は大きく分けて、誘拐事件、その後の捜査、…

「晩春」 1949

★★★★★ 年頃を過ぎても嫁に行かない一人娘を気にかける父親。 原節子がいつもニコニコ、というよりニヤニヤしているだけに、怒るとめちゃくちゃ怖く見える。ただ怒っているだけではなくて、それ以上の尋常じゃない何かがあるような。凄みがある。 この時代の…

「私の中のあなた」 2009

★★★★★ 監督/脚本 ニック・カサヴェテス 原作 私の中のあなた 上 (ハヤカワ文庫NV) 作者: ジョディ・ピコー,川副智子 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2009/09/05 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 14回 この商品を含むブログ (19件) を見る 出演 キャ…

「宇宙兄弟」 2012

★★★★★ こういう映画って映像のチープさに萎えがちだけど、その点は心配なかった。無駄に盛り上げたりせず、きっちり兄弟愛を描いていた。 監督 森義隆 原作 宇宙兄弟(1) (モーニングコミックス) 作者: 小山宙哉 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2012/09/…

「鳥」 1963

★★★★★ そこらにいた鳥が突然人々に襲いかかる。突然変異がどうとか、環境問題がどうとか、下手に理由づけをしないのがいい。非常にシンプル、逆に斬新だった。 学校の遊具に一羽止まり、いつの間にか信じられないくらいの鳥が密集しているシーンは恐ろしい。…

「男はつらいよ 寅次郎春の夢」 1979

★★★★★ 寅次郎のアメリカ人へ発言が差別的過ぎて笑えた。今じゃできないだろうな。今回は寅次郎というよりは、このアメリカ人。背は高いが男前じゃないところがいい。アメリカの寅さん。彼の代わりに寅さんがビタミン剤売りまくって欲しかった。ただ意外とこ…

「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」 1976

★★★★★ 最初はシラケた雰囲気だったけど、だんだん盛り上がった。 太地喜和子の人情味のある、明るく健気に頑張るキャラクターがいい。 ラストの寅次郎が滅茶苦茶カッコ良かったり、カッコ悪かったり情けなかったりと、いろんな姿を見せるが、それらすべてを…

「鍵泥棒のメソッド」 2012

★★★★★ 入れ替わった二人を見ていると、環境なんて言い訳だと悟らされる。結局は本人の心がけ次第。すごい人間はどんな環境からでも這い上がってくる。 物語も無駄に盛り上げたりせず、適度にスカして面白かった。 監督/脚本 内田けんじ 出演 堺雅人 bookcit…

「男はつらいよ 寅次郎恋歌」 1971

★★★★★ 監督/脚本 bookcites.hatenadiary.com 出演 bookcites.hatenadiary.com 池内淳子/吉田義夫/岡本茉莉/志村喬 bookcites.hatenadiary.com 男はつらいよ 寅次郎恋歌 HDリマスター版(第8作) 発売日: 2014/12/17 メディア: Amazonビデオ この商品…

「お日柄もよくご愁傷さま」 1996

★★★★★ 結婚式はさわりで葬式の話。人間って人が死んでも、意外に平気で関係ない話とか、不謹慎なお金の話とかできてしまうものだ。だけど、ふとした時に故人との想い出を思い出したり、急にその死に実感が沸いて悲しくなる。その様子がリアルだった。橋爪功…

「リトル・ダンサー」 2000

★★★★★ 監督 スティーブン・ダルドリー 出演 ジェイミー・ベル/ジュリー・ウォルターズ/アダム・クーパー リトル・ダンサー [DVD] 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン 発売日: 2015/06/24 メディア: DVD この商品を含むブログ (…

「みんな元気」 2009

★★★★★ 遠く離れた地で暮らす子供たちを訪ねる旅に出た父親。 あまり表には出さないが、子供たちの事を想う父親。子供たちが帰ってくる事になり、いいものを食べさせてやろうといい肉とワインを用意し、バーベキュー器具を新調する。そして、彼らが都合で帰っ…

「アサルト13 要塞警察」 2005

★★★★★ 監督 ジャン=フランソワ・リシェ 捜査中に仲間を失い立ち直れない警官が、大晦日の夜事件に巻き込まれる。 大物を含む犯罪者たちの護送中にトラブルが起き、一時待機のために立ち寄った警察署が武装した集団に襲われる。この大物、ローレンス・フィッ…

「幸福の黄色いハンカチ」 1977

★★★★★ 女にフラれて北海道に車での旅に出た男が、現地で出会った見知らぬ男を同乗させることになる。 武田鉄矢って貴重な俳優だなって感じさせてくれる映画。身の程知らずで虚勢を張り、調子に乗りやすく、男前でない。それでいて悲壮感はなく、コミカルな印…

「ブラッド・ダイヤモンド」 2006

★★★★★ 監督 エドワード・ズウィック 内戦が続くアフリカでそれに翻弄される男がダイヤモンドの密輸を行う白人と出会う。 何よりも内戦の実情が凄まじすぎる。対立するグループが近代兵器で互いを攻撃しあい、戦力を確保するために村から子供を奪い洗脳して兵…

「アウトレイジ」 2010

★★★★★ 監督/脚本/製作総指揮/編集 北野武 巨大暴力団の組長の陰謀に末端の暴力団が巻き込まれていく。 単純にエンターティメントととして面白い。みんながしかめ面で真剣に争っているのになぜだか滑稽で笑えてくるから不思議だ。 そして豪華な役者陣。ベ…

「きみに読む物語」 2004

★★★★★ 痴ほう症の老女に、ある男女の物語を読み聞かせる老人。 結構評判のいい映画だったんだけど、確かに良かった。最初はなんてことのない若い男女の物語なんだけど、次第に真相が明らかになるにつれ、心に響いてくる。 正直若い頃の彼女はいい女という感…

「東京物語」 1953

★★★★★ 広島尾道に住む老年の夫婦が東京で暮らす子供たちを訪ねる。 夫婦の空気感がいい。どんな接し方をされても穏やかに対応する。相手に嫌な気分を与えないように気遣っている。そんな両親を決して両手を広げて歓迎するわけではない子供たち。確かに1日ぐ…

「歩いても歩いても」 2008

★★★★★ 監督 bookcites.hatenadiary.com 長男の命日に集まった親族。 決してすごく仲がいいわけでもないけどだけど何かと互いを気にかけている。家族ってそういうものだ。父親にわだかまりを感じていたり、息子の嫁が気に入らなかったり、いろいろな思いが家…

「WILD HOGS/団塊ボーイズ」 2007

★★★★★ 監督 ウォルト・ベッカー 家族や仕事の日常に疲れた中年の男達がバイクにまたがり、旅に出る。 話の展開は出来過ぎているんだけど、いい年こいたおっさんたちがバカなことをしたり、無茶したりしてはしゃいでいるのを見るのは微笑ましくていい。やっぱ…

「パピヨン」 1973

★★★★★ 監督 フランクリン・J・シャフナー 終身刑で島流しとなった男が不屈の精神で脱獄に挑む。実話をもとにした物語。 100年も経たない昔にまだ島流しっていう処罰が存在していたことに驚く。そして、この話が実話に基づいていることにも驚く。 数多の困難…

「天国までの百マイル」 2000

★★★★★ 監督 早川喜貴 手術が必要になった母親を車に乗せて百マイル先の病院へと連れて行く。 どんなロードムービーかと思ったけど、百マイルって大したこと無い。わずか160キロの距離。車で2時間ばかりで着いてしまう。だけどそのわずかな距離で出会う人たち…

「この世でいちばん大事な「カネ」の話」 2008

★★★★★ タイトル通り、この世で一番大事な「カネ」の話。 日本人ってお金の話する人嫌いだから。お金のためにやっていることでも、お金のためじゃないから、というポーズを取ってしまう。でも、どんなに綺麗ごと言ってもお金がないと生きていけないから。 で…

「ジョーズ」 1975

★★★★★ ビーチリゾートで賑わう街に突然現れた人食いザメとの死闘。 まだ若かった頃のスピルバーグの野心と気合が感じられる作品。残酷なシーン、描写が随所に見られるがそれも彼の世間を驚かせてやろうという気迫みたいなものに思える。 この手の映画は観る…

「大脱走」 1963

★★★★★ 第二次世界大戦中に、実際に起こったドイツ軍の捕虜収容所から大脱走劇の映画化。 捕虜となった人間は、収容所からの脱走を企てることで敵の手を煩わせ、前線で戦う味方を助ける。なんて合理的な考え。捕まることを恥と考え、勝手に自死していった日本…

「アウトロー」 1976

★★★★★ 監督 bookcites.hatenadiary.com 妻子を殺された男が復讐のために仇を追う。 相変わらずクリント・イーストウッドがカッコいい。 孤高の一匹狼というイメージがある「アウトロー」なのに、次々と桃太郎のように仲間が増えていくのが面白い。それもクリ…

「コラテラル」 2004

★★★★★ 監督/製作 マイケル・マン 非情な殺し屋トム・クルーズと心優しきタクシー運転手ジェイミー・フォックス、映画はほぼこの二人だけで進行される。ジェイソン・ステイサムはカメオ出演。 トム・クルーズのクールな殺し屋が良かった。喋り方や身のこなし…

「ジャージの二人」 2003

★★★★★ 煩わしい日常を生きてるとどっか遠くで一人でのんびり過ごしたいなーなんて時々思うけど、実際そんなことをやってみるとそんなにのんびりとリラックスなんか出来ないんだろうな。傍目にみればだらだらと何にもやってないように見えてもきっと頭の中で…

「重力ピエロ」 2003

★★★★★ 著者 bookcites.hatenadiary.com 家族の話。普通家族について描いている作品は互いに寄りかかった、べたべたした印象の話になりがちだが、ここの家族は違う。それぞれが自立してちゃんと生きていて、互いに寄り添いあっているわけではないのだが、それ…