BookCites

個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

ノンフィクション

「家族喰い」 2013

★★★★☆ 2012年に発覚した尼崎連続変死事件に関する周辺取材。 とにかく事件の人間関係を把握するのが大変で、何度も相関図を眺めることになる。ただ段々と分かってくるのは、犯人がターゲットにしたのはその殆どが、犯人のグループの身内の親戚関係だというこ…

「科学でわかった正しい健康法」 2017

★★★☆☆ 体に良いとされているものの良くない情報、体に良くないとされているものの良い情報を紹介する。 貧乏ゆすりは体に良いとか、静的ストレッチは運動能力を一時的に低下させるとか、色々と面白いデータが紹介されている。中でも笑えるのはこれ。 ポルノ…

「GRIT 平凡でも一流になれる「やり抜く力」」 2016

★★☆☆☆ 近年注目されるようになった、成功するために重要な要素、「グリット(GRIT)」について書かれた本。 著者は広告代理店を共同で創業した二人の女性。なので、科学的な話というよりも、グリットの実例を集めた自己啓発的な内容となっている。 まず「グリ…

「ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する」 2005

★★★★☆ 企業同士が消耗しながら限られた市場のシェアを奪い合う、血みどろのレッド・オーシャンを抜け出し、競争のない市場空間、ブルー・オーシャンを切り開くためのノウハウを、実例を交えながら紹介する。 競争のない市場なんてそうそう簡単に発見できるわ…

「よく眠るための科学が教える10の秘密」 2014

★★★☆☆ 科学的に検証された様々な睡眠についての事実を紹介する。 睡眠を科学的に研究するようになってから、まだ百年ほどしか経ってないという事実にまず驚く。脳波を測ることが出来るようになってから、科学的な研究が緩やかに始まったのだが、それまでは客…

「ブログ飯」 2013

★★★☆☆ ブログの収入で生活の糧を得ることに成功した著者が取り組んできたことと、そこから得た知識や考えを紹介する。 時々思いついたことをチョロっとブログに書いて、それだけで生活していけるなんて羨ましいよなって思ってしまうが、実情はそんなことはな…

「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」 2015

★★★☆☆ ストレスは健康に悪いもの、と当然のように考えているが、そうではないらしい。 ストレス自体が悪いのではなく、「ストレスは健康に悪いもの」という思い込み自体が健康や人生に悪影響を与えているという指摘は面白い。健康に悪いからとストレス解消し…

「アテンション 「注目」で人を動かす7つの新戦略」  2016

★★★☆☆ 注目を集めるための戦略を紹介する本。 「いいものを作れば、お客は来る」ーそう無邪気に信じている人が多すぎる。 p11 今の世の中は様々な人や企業が注目を集めるために血眼になっている。そんな中でただ人々が気付いてくれるのを待っているようでは…

「スタンフォードの自分を変える教室」 2012

★★★★☆ スタンフォード大学の人気講座「意志力の科学」を基にした本。原題は「The Willpower Instinct」。直訳すれば「意志力の本能」で随分、日本語タイトルとは違う。この邦題だから読んだ人はたくさんいるだろうが、逆に食指が動かない人もたくさんいるん…

「世界のエリートがやっている 最高の休息法」 2016

★★★★☆ グーグルやフェイスブックなど巨大企業が続々と導入している「マインドフルネス」を紹介する。 著者はイェール大学の医学部で先端脳科学を研究し、現在はロスで精神科医としてクリニックを開院している人物。「マインドフルネス」とは簡単に言ってしま…

「考える技術・書く技術 -問題解決力を伸ばすピラミッド原則 」 1999

★★★☆☆ ビジネス上で作成する文書の構成方法について書かれた本。 著者は文書は導入部とピラミッド構造の構成で文書を作成するよう説く。常にこの構成を意識することで相手に自分の考えを上手く伝えることができ、また、書く前に自身の考えが足りない部分に気…

「小商いのはじめかた 身の丈にあった小さな商いを自分ではじめるための本」 2014

★★★☆☆ 綿密なマーケティングを行い、明確なヴィジョンを定め、経営計画を建ててからビジネスを始めるのではなく、肩肘張らない小さなビジネスの紹介。 本の中で様々な小商いを行っている人たちの経緯などが紹介されるが、つくづく実感するのはとにかく始めな…

「考えてるつもり  ー「状況」に流されまくる人たちの心理学」 2013

★★★★☆ 例えば誰かが荒っぽい車の運転をしているのを見た時、あの人は自分勝手な傍若無人な性格なんだろうな、と思いがちだが、実際は緊急事態で急いでいるだけなのかもしれない。人は他人の行動を見ただけで、その人の人格を決めつけてしまい、その時の状況…

「健康男: 体にいいこと、全部試しました!」 2013

★★★☆☆ 世界一の健康体になるために、様々な健康法を試す著者。 胃、心臓、耳など体を各パーツに分けて、毎月一箇所ずつ集中して取り組んでいく著者。結構設定が雑で、どうしてその健康法を選んだのか、かなり曖昧。ただ、毎日のように健康にはアレが良い、コ…

「マインドセット「やればできる! 」の研究」 2016

★★★☆☆ ”マインドセット”とは「心のあり方」。ひとは、人間の能力は固定的だと信じる硬直マインドセットを持った人と、人間の基本的資質は努力次第で伸ばすことができると考えるしなやかマインドセットを持った人の2種類に分けられる。 予想どおり、しなやか…

「ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング」 2013

★★★★☆ ゼロ秒思考を身につけるためのメモ書きの方法。 物事について頭の中で考えるとき、様々な思考が行ったり来たりしたり、堂々巡りを繰り返すばかりで、一向に事が前進しないことがある。そんな有りがちな問題を解決するために著者が提案するのが、思いつ…

「みんなの進化論」 2009

★★★☆☆ 進化論にまつわる面白い話が展開されるのかと思ったら、全然違った。もっと進化論を取り入れて考えようみたいな話。 冒頭から進化論は敬遠されがちという話で意外な感じがしたが、優生学的なものを連想させたり、欧米では宗教の創造説との兼ね合いもあ…

「謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア」 2013

★★★★☆ リアル北斗の拳の世界とも言われるソマリアに、実際に訪れてみたルポ。 正直、ソマリアは時々ニュースなどで見聞きするだけで、どんな国かなんて全然知らなかった。よくあるアフリカの内戦のように、人々が度重なる戦闘で疲弊しているんだろうな、ぐら…

「 脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方」 2008

★★★★☆ 脳の働きから見た運動の効用を説いた本。 通常、脳と体は別物として考えがちだが、この本を読むとそうではなく、互いに作用していることがよく分かる。人類は狩猟や木の実の採集、はたまた生命を脅かす危機から逃走するなど、何かしら体を動かしたあと…

「しらずしらず あなたの9割を支配する「無意識」を科学する」 2013

★★★☆☆ 人々の行動に大きな影響を及ぼしている無意識。 単純に見たものや聞いたことまでが、実際は無意識下で処理されていることに驚く。ある文章の単語の一文字を消去したテープを聞かせても、文章の前後から推測して聞き取ることができ、しかも本人は一文字…

「社会はなぜ左と右にわかれるのか 対立を超えるための道徳心理学」 2014

★★★★☆ 道徳は理性によるものか、直感によるものかの考察から始まり、次にそもそも道徳とは何を基盤にしているのかを明らかにし、そして、保守とリベラルについて論じられており、哲学から宗教、人類の進化など多岐に渡る分野を用いて広い視点で展開されてお…

「イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質」」 2010

★★★☆☆ 生産性を高めるための手法を語った本。 生産性が高い人は、一つ一つの仕事をこなすスピードが早い人でも、人よりも多くの時間をがむしゃらに働いている人でもない。その時、その場所で最も重要な問題から取り組む人だ。 仕事で様々な問題が見えてくる…

「ずる 嘘とごまかしの行動経済学」 2012

★★★★☆ 人はなぜ不正を行うのか、どんな時に不正を行うのか、実験の結果を通して考察する。 人はだれでも不正を行う。この本のなかで紹介される実験でも、不正のチャンスが有ればみな不正を行っている。そのような行動を取りながらも、みな道徳観や倫理観を持…

「赤を身につけるとなぜもてるのか?」 2015

★★★☆☆ 環境的な要因や物理的な感覚が及ぼす人の行動について紹介した本。 自分の行動について考えるとき、自分で考え、自分の意志で行動していると考えがちだが、実際は多くの影響を受けている。潜在意識のような自分の内面に潜むものだけでなく、さわり心地…

「ビジョナリー・カンパニー」 1995

★★★☆☆ 先見的な企業とそうではない企業との違いを検討する。 先見的な企業単独で調べたわけではなく、比較対象として先見的ではないが業界でトップクラスの企業と比較しているのが面白い。単独で調べると特徴が捉えづらいし、かといって駄目な中小企業と比べ…

「フリー <無料>からお金を生みだす新戦略」  2009

★★★★☆ ものと違ってデジタルの複製は、オリジナルとまったく相違ないものを大量に容易に作成でき、コストは限りなくゼロに近い。そういった中では良い悪いは別にして、価格は万有引力の法則のように、限りなく無料に向かっていくという指摘は興味深い。 無料…

「アイデアのちから」 2008

★★★★☆ 凄いアイデアは天才のひらめきから生まれると考えがちだが、実際はフレームワークを利用すれば、だれでもすごいアイデアを生み出せるとして、その方法を紹介している。 アイデアを生み出すというよりは、アイデアを伝える方法といった感じだが、伝え方…

「君に友だちはいらない」 2013

★★★★☆ もっと若い時に読みたかったと思わせる本。大学生でも遅いくらいかもしれない。若ければ若いほど、効果を発揮しそう。 大企業がバタバタと倒れていく昨今、終身雇用とか、もはや言っていられなくなってきた。今後はITの進化で今している仕事が将来も存…

「近江商人 三方よし経営に学ぶ」 2011

★★★☆☆ 昔、何気なく立ち寄った滋賀の近江商人の旧邸を見学した時、でかい家だなと思っていたのに、これは一部で当時はもっとデカかったという表示を見て、驚いたことがある。しかも、「三方よし」の精神で商売を行っていたというのを知って、近江商人すごい…

「なぜあの商品は急に売れ出したのか―口コミ感染の法則」 2001

★★★☆☆ 流行現象は緩やかに広まっていくのではなく、ある時点で爆発的に一気に広まる。そのメカニズについての考察と解説。 このタイトルを見るとマーケティング的なことが延々記述されていそうだが、実際には伝染病の広まりや犯罪の減少等、ひろく物事が広ま…