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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

邦画

「日々ロック」 2014

★★★☆☆ 上京してバンド活動を行う男が、アイドルと出会う。 主役の男が、普段は不器用だけど、ステージに立つと人が変わって全てをさらけ出す、なら分かるけど、普段から普通じゃないから、普通じゃない人間の物語を見させられているような気分になる。何でず…

「明烏」 2015

★★★☆☆ 借金の返済の期限が迫り、困り果てるホスト。 最後のセリフが落語かよ、って思ったのだけど、調べたら落語をモチーフにしてた。落語を映像化したらこんな感じになっちゃうのかと悲しい気分になったが、でもよく考えると落語のせいじゃなくて、この映画…

「風花」 2001

★★★☆☆ 酒で失敗し謹慎中のエリート官僚が、知り合った風俗嬢の北海道への帰省についていく。 とりあえず主演の二人で見ていられる。シラフだと性格が悪くなる男と、母親に娘を預けて東京に出てきた女。共に人生に行き詰まりを感じている。浅野忠信の妙にリア…

「鈍獣」 2009

★★★☆☆ 失踪した作家を捜すため、故郷を訪れた編集者。 映画全体から面白くなりそうな雰囲気がプンプンと漂っているのに、一向に面白くならないときは、かなりがっくりとくる。時々面白い程度。でもこれくらいの雰囲気にしておかないと物語が成り立たない映画…

「高校生ブルース」 1970

★★★☆☆ 妊娠してしまった女子高生。 時々、仰々しい効果音が流れて笑ってしまう。怪人に変身しそうな効果音。でも、昔のテレビはこんな感じだったな、と懐かしい気持ちにもなる。 現実世界ではともかく、今はフィクションでここまで重々しく女子高生の妊娠を…

「虹をつかむ男」 1996

★★★★☆ 両親と喧嘩して家を飛び出した青年が、徳島の田舎の映画館で働くことになる。 映画への愛にあふれた映画。ただ、人それぞれ好きな映画って違って、誰かが猛烈に感動している隣で寝ていたりする人もいるから、いろいろと難しい。だから人におすすめの映…

「曲がれ!スプーン」 2009

★★★☆☆ 超能力者が集った喫茶店に、超能力者を探すテレビ番組のADがたまたま訪れる。 舞台が原作だけあって密室劇。ただ思っていたよりもこぢんまりとした展開だった。エスパーたちの能力がしょぼいのは、物語的にまぁいいとして、もうちょっと効果的に使って…

「SADA〜戯作・阿部定の生涯」 1998

★★★★☆ 阿部定事件を描いた映画。 中盤以降まで続く色々な映像演出が面白かった。阿部定事件は知っていたけど、詳細までは知らなかったのでなかなか興味深い。少女時代の事件から、その後の人生が変わっていく。 中盤にようやく現れた相手役の片岡鶴太郎が、…

「一命」 2011

★★★☆☆ 狂言切腹が流行る江戸時代、一人の男が井伊家に切腹を願い出る。 序盤の展開は良かったのだけど、中盤以降はイマイチ。中盤は貧しく切ない話が続き、侘びしくなる。後半にこの冷えた心を熱くしてくれるものがあれば良かったんだけど、昔ながらのチャン…

「家族はつらいよ」 2016

★★★★☆ 三世帯家族の祖母が離婚したいと言い出し、家族を巻き込んだ騒動となる。 熟年離婚がテーマになると年寄りだけが登場してどうしても地味な映画になりがちだけど、そこに子どもや孫を持ち出すことでそれを回避している。 今やこういったホームドラマ風…

「天国と地獄」 1963

★★★★★ 会社の乗っ取りを企てる重役のもとに、息子を誘拐したとの電話がかかってくる。 最初の犯人からの電話に、一瞬で取り乱してしまう飲み込みの早さには違和感があったが、その後は息もつかせぬ展開。 この映画は大きく分けて、誘拐事件、その後の捜査、…

「おとうと」 2010

★★★☆☆ 娘の結婚式に、しばらく音信不通だった弟が現れる。 身内から疎まれている弟がまるで寅さんのようではあるんだけど、寅さんと違って駄目なところしかない。でも、姉目線で、音信不通中の出来事については描かれていないからそう見えるだけで、寅さんも…

「台風クラブ」 1985

★★★☆☆ 中学生たちは、台風が接近した一夜を学校で過ごすことになる。 中学生くらいの年代は一番しんどい時代だ。もう子供ではなくなりつつあるが、大人でもない。大人は彼らを子供扱いしたり、時には大人扱いして、矛盾や不信感を生じさせる。広い世界に飛び…

「ソナチネ」 1993

★★★★☆ 組織で疎まれれていた組長が、沖縄の抗争の応援に組員たちとともに駆り出される。 久しぶりに見たら、大杉漣や寺島進といったパイプレーヤーたちが若い。もう25年も前の作品だから当然か。 無邪気に花火やったり海辺で戯れたりと、ヤクザのおじさんた…

「影武者」 1980

★★★☆☆ 武田信玄の死を秘すため、影武者が置かれる。 エンターテイメント要素は薄いが、合戦の映像は迫力がある。一人ひとりの戦いというよりは集団のぶつかり合い。鎧で馬に乗り、幟をはためかせる武者の集団は格好いい。ジョージ・ルーカスがスターウォーズ…

「晩春」 1949

★★★★★ 年頃を過ぎても嫁に行かない一人娘を気にかける父親。 原節子がいつもニコニコ、というよりニヤニヤしているだけに、怒るとめちゃくちゃ怖く見える。ただ怒っているだけではなくて、それ以上の尋常じゃない何かがあるような。凄みがある。 この時代の…

「武士の献立」 2013

★★☆☆☆ 料理の得意な女中の女が、包丁侍の嫁となる。 タイトルとは裏腹に、さほど料理に重きを置いている感じはなく、加賀騒動におけるある武士とその嫁の話といった感じ。とはいえそちらも中途半端感が残る。 プロが手際よく料理しているシーンは結構好きな…

「運命じゃない人」 2005

★★★★☆ 恋人との別れを引きずる男が、幼馴染にレストランに呼び出される。 時系列を入れ替えて展開していく。結構面白かったんだけど、昼から翌朝にかけての短い期間の話なので、最後三回目の時間を巻き戻しての展開はちょっと飽きた。 でもなかなか話がよく…

「紙の月」 2014

★★★☆☆ 銀行に勤める女が、顧客から預かった金を横領し、男に貢ぐようになる。 時々ニュースで見る横領事件の犯人の気持ちが良くわかる。ニュースで見るとよく何億も盗れるな、と思うんだけど、実際は小さな出来事の積み重ね。些細なことからスタートし、段々…

「ジヌよさらば〜かむろば村へ〜」 2015

★★★☆☆ お金アレルギーの男がお金を使わず生きるため、限界集落寸前の村に移住する。 「ジヌ」ってそういうことか。これ東北の人はすぐにピンとくるんだろうか。 序盤からギャグが満載でめちゃくちゃ面白い。片桐はいりが意味なくハーレー乗ってるライダーで…

「百円の恋」 2014

★★★★☆ 引きこもっていた女が家族とのいざこざから、家を出てアルバイトを始める。 このタイトルから想像がつかなかったボクシング映画。安藤サクラの突然のキレッキレの動きに驚いてしまった。しかし、ボクシング映画をみると条件反射的に「ロッキー」を思い…

「円卓」 2014

★★★☆☆ 大家族の末っ子の少女が様々な経験を通して成長する。 ほとんど関西弁の芦田愛菜の可愛さだけで突き進んでいるような映画。その他の子役たちもそれなりに演技がうまかったけど。 どこか話が散漫で焦点が定まらないような感じで、まぁなんとなく言いた…

「色即ぜねれいしょん」 2009

★★★★☆ 不良にも優等生にもなれない文化系の高校生が、夏休みに隠岐の島のユースホステルに向かう。 ここに出てくる大人たちが皆魅力的だ。全然勉強は教えてくれないが女や音楽のことを教えてくれる家庭教師や、規律違反の主人公たちに酒を飲ますユースホステ…

「愛のむきだし」 2009

★★★☆☆ クリスチャンの家庭に育つも、神父である父親との問題で非行に走る高校生が一人の女子高生と出会う。 実話を基にしているというが、どのあたりまでが実話なんだろうか。まぁそれはいいとして、とにかく長い。4時間弱あって、面白くないわけでもないの…

「凶悪」 2013

★★★★☆ 雑誌編集部に、死刑判決を受け控訴中の男から手紙が届く。 ピエール瀧とリリー・フランキーが生き生きとしているように見えるのは、気のせいだろうか。演技とは分かっているけども。 ピエール瀧演じる男のような人間は、たしかに怖いけど、遅かれ早か…

「カリスマ」 1999

★★★☆☆ 人質籠城事件で、犯人と人質共に死なせてしまった刑事が、森に向かう。 正直、よく分からなかった。寓話的というか、暗示的というか。人がそれぞれの目的のために生きれば、衝突は避けられず、最終的には皆死んでしまう。なので、犯人と人質が共に死ん…

「フィッシュストーリー」 2009

★★★☆☆ 巨大彗星の地球衝突が目前の、人類滅亡が迫る日、中古レコード屋で客に一枚のレコードを紹介される。 音楽が重要な役割を果たす物語で、どんな感じの音楽になっているのかと思ったら、そんなに悪くなかった。凄い良いわけではないけど、全然駄目って感…

「ポテチ」 2012

★★★★☆ 空き巣に入ったプロ野球選手の家で、かかってきた電話が気になる男女。 冒頭のニュートンの話、映像だときついなぁと思ったけど、その後はそんなこともなく。濱田岳のあの容貌と意外性のある声のトーンが、どこか現実離れした話にしっくり来るのかもし…

「渇き。」 2014

★★☆☆☆ 元妻から、行方不明になった娘の捜索を頼まれた元刑事の男。 監督が才能もセンスもあるのは伝わってくるんだけど、やりたいこと全部詰め込みすぎでうるさい。もう少し抑えてくれないと。役者陣もノリノリで演じているのが伝わってきて、何よりなんだけ…

「苦役列車」 2012

★★★★☆ 一家離散し中学卒業後、日雇いで日々を暮らす男が、仕事先で同年代の男に話しかけられ仲良くなる。 主人公の人との距離感がうまく取れない感じが切ない。中卒というコンプレックスがあるし、父親が性犯罪者だという負い目があり、どうせろくな人間にな…

「闇金ウシジマくん」 2012

★★★☆☆ 成り上がりを目指すイベントサークルの代表と出会いカフェで生活費を稼ぐ女。 金にまつわる人間模様を描いていて、意外とウシジマくんは何もしていない。彼らを説明している解説者のような存在。そして最後に彼らを懲らしめる。相手が誰であろうと公平…

「蛇にピアス」 2008

★★★☆☆ 自分の舌をスプリットタンにするため、まずはピアスを開けた女は刺青にも興味を抱く。 これはR-15だわ、って内容。まぁこういう映画があってもいい。子供から大人まで楽しめる映画ばかりじゃつまらない。 映画は面白くはあったんだけどラストがいまい…

「言の葉の庭」 2013

★★★★☆ 雨の日は授業をサボって公園で過ごす男子高生が、一人の女性と出会う。 新海監督の作品を初めて観たけど、ジブリや細田作品と比べるとテンポが早く感じた。他だともう一拍置くような所でもシーンが切り替わる。監督のスタイルなのか短編作品だからか分…

「エイプリルフールズ」 2015

★★★☆☆ 幾つかの別の物語がつながっていく。けどその幾つかの物語が至って平凡な有りがちな話だったのが残念。面白かったのは寺島進の話ぐらい。ただそれらの話をまとめていく流れはなかなかうまく出来ていたと思う。 監督 石川淳一 出演 戸田恵梨香・松坂桃…

「暗殺教室」 2015

★☆☆☆☆ 原作は読んでないけど面白いんだろうか。って疑問に思うくらい、つまらなかった。何がしたいのかよく分からない。続編があるようだけど見たいという気持ちは一切起こらなかった。 無理やり解釈すると金八先生の変化球版。目的が明確であれば、皆勉強す…

「るろうに剣心 京都大火編」 2014

★★★☆☆ アクションとしては悪くないんだけど。前編感が強い。前編でもいいけど、一本の映画としてのまとまりも欲しかった。 監督/脚本 大友啓史 原作 るろうに剣心全28巻 完結セット (ジャンプ・コミックス) 作者: 和月伸宏 出版社/メーカー: 集英社 発売日:…

「STAND BY ME ドラえもん」 2014

★★★☆☆ 最初から描くのが意外だった。多分海外とか意識したからなんだろうけど、それならスネオやジャイアンのキャラが描けてないし、ドラえもんの道具もあまりフィーチャーできていない。のび太とドラえもんの絆もそんなに強く感じないし。 ドラえもんの世界…

「忍者武芸帖 百地三太夫」 1980

★★★☆☆ 真田広之が香港のアクションスターみたいな雰囲気で、勢いを感じる。映画全体も細かいことは気にしない勢いや若さを感じるんだけど、ちょっとしんどいかな。一人くらい冷静なキャラが必要だったかも。全員勢いだけで、頭が悪そうに見えてしまう。 監督…

「バトル・ロワイアル」 2000

★★★★☆ 改めて見ると北野武が全部持っていく映画だな。山本太郎は惜しいことをした。今も何かを演じているんだろうな。 監督 深作欣二 脚本/製作 深作健太 原作 バトル・ロワイアル 上 幻冬舎文庫 た 18-1 作者: 高見広春 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2…

「北の螢」 1984

★★★☆☆ クマ出てくるところでちょっと冷めた。 監督 五社英雄 出演 仲代達矢/岩下志麻/夏木マリ/早乙女愛 bookcites.hatenadiary.com bookcites.hatenadiary.com 露口茂/隆大介/成田三樹夫 北の螢 発売日: 2015/12/25 メディア: Amazonビデオ この商品を…

「赤ひげ」 1965

★★★★☆ 監督/脚本 bookcites.hatenadiary.com 原作 赤ひげ診療譚 (新潮文庫) 作者: 山本周五郎 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1964/10/13 メディア: 文庫 購入: 5人 クリック: 68回 この商品を含むブログ (45件) を見る 出演 bookcites.hatenadiary.com加…

「転校生」 1982

★★★★☆ 入れ替わった二人を描いているというよりは、片方だけを描いている。尾美としのり側もいろいろと見たかった気もするが。小林聡美が頑張っていた。 監督 大林宣彦 原作 おれがあいつであいつがおれで (1982年) (旺文社文庫) 作者: 山中恒 出版社/メーカ…

「いけちゃんとぼく」 2009

★★★★☆ 子供が妙に大人びているけど、こんな子供は子供時代を過ごしにくいだろうな。これが高校生だと色々できちゃうから、小学生にしたんだろうけど。 どこにも似たような構図の小さな社会があって、逃げてるだけじゃ何も変わらない。 野球のシーンは、ベタ…

「婚前特急」 2011

★★★★☆ 監督/脚本 前田弘二 出演 吉高由里子 bookcites.hatenadiary.com 浜野謙太/杏/石橋杏奈/青木崇高/榎木孝明 婚前特急 発売日: 2013/11/26 メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログを見る 婚前特急 - Wikipedia // bookcites.hatenadiary.com …

「テルマエ・ロマエII」 

★★★☆☆ ローマと日本を行ったり来たりで、詰め込み過ぎな感。そしてネタ的に厳しいというか、ネタバレしているというか、予想通りというか。 監督 武内英樹 原作 テルマエ・ロマエI<テルマエ・ロマエ> (ビームコミックス) 作者: ヤマザキマリ 出版社/メーカー…

「ヒミズ」 2012

★★★★☆ 女だろうが、じゃれ合いみたいな殴り方をしないところが気持ち良かった。 監督/脚本 園子温 原作 ヒミズ(1) (ヤングマガジンコミックス) 作者: 古谷実 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2012/09/28 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る…

「箱入り息子の恋」 2013

★★★★☆ 女性が聖人過ぎるのが気になるけど、面白かった。 監督/脚本 市井昌秀 出演 星野源/夏帆/平泉成/森山良子/大杉漣 bookcites.hatenadiary.com 箱入り息子の恋 発売日: 2013/12/04 メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログを見る 箱入り息子の…

「陽気なギャングが地球を回す」 2006

★★☆☆☆ きっと監督は小粋な映画が撮れた、と思っているんだろうな。全然そんなことない。結構なメンバーをそろえているのに、面白い原作なのにいろいろ残念。 監督/脚本 前田哲 原作 bookcites.hatenadiary.com 出演 bookcites.hatenadiary.com bookcites.ha…

「猫の恩返し」 2002

★★★☆☆ 何にも悪い事してないっていうか、良い事したのに、なんでこんな目にあってるの?そして、そこに行って帰ってきただけ。 監督 森田宏幸 原作 バロン―猫の男爵 (Animage comics special) 作者: 柊あおい 出版社/メーカー: 徳間書店スタジオジブリ事業本…

「死刑台のエレベーター」 2010

★★★☆☆ 玉山鉄二演じる警官役が、都合よく使われてしまっていて、キャラとして一貫性がない。罪悪感を感じてない風だったのに、他人が容疑者となったら安心したり、刑事に詰め寄られたら涙を流して反省したり。ストーリーを展開させるためだけに存在している…