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BookCites

個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「天国と地獄」 1963

★★★★★ 会社の乗っ取りを企てる重役のもとに、息子を誘拐したとの電話がかかってくる。 最初の犯人からの電話に、一瞬で取り乱してしまう飲み込みの早さには違和感があったが、その後は息もつかせぬ展開。 この映画は大きく分けて、誘拐事件、その後の捜査、…

「おとうと」 2010

★★★☆☆ 娘の結婚式に、しばらく音信不通だった弟が現れる。 身内から疎まれている弟がまるで寅さんのようではあるんだけど、寅さんと違って駄目なところしかない。でも、姉目線で、音信不通中の出来事については描かれていないからそう見えるだけで、寅さんも…

「台風クラブ」 1985

★★★☆☆ 中学生たちは、台風が接近した一夜を学校で過ごすことになる。 中学生くらいの年代は一番しんどい時代だ。もう子供ではなくなりつつあるが、大人でもない。大人は彼らを子供扱いしたり、時には大人扱いして、矛盾や不信感を生じさせる。広い世界に飛び…

「ソナチネ」 1993

★★★★☆ 組織で疎まれれていた組長が、沖縄の抗争の応援に組員たちとともに駆り出される。 久しぶりに見たら、大杉漣や寺島進といったパイプレーヤーたちが若い。もう25年も前の作品だから当然か。 無邪気に花火やったり海辺で戯れたりと、ヤクザのおじさんた…

「影武者」 1980

★★★☆☆ 武田信玄の死を秘すため、影武者が置かれる。 エンターテイメント要素は薄いが、合戦の映像は迫力がある。一人ひとりの戦いというよりは集団のぶつかり合い。鎧で馬に乗り、幟をはためかせる武者の集団は格好いい。ジョージ・ルーカスがスターウォーズ…

「晩春」 1949

★★★★★ 年頃を過ぎても嫁に行かない一人娘を気にかける父親。 原節子がいつもニコニコ、というよりニヤニヤしているだけに、怒るとめちゃくちゃ怖く見える。ただ怒っているだけではなくて、それ以上の尋常じゃない何かがあるような。凄みがある。 この時代の…

「武士の献立」 2013

★★☆☆☆ 料理の得意な女中の女が、包丁侍の嫁となる。 タイトルとは裏腹に、さほど料理に重きを置いている感じはなく、加賀騒動におけるある武士とその嫁の話といった感じ。とはいえそちらも中途半端感が残る。 プロが手際よく料理しているシーンは結構好きな…

「運命じゃない人」 2005

★★★★☆ 恋人との別れを引きずる男が、幼馴染にレストランに呼び出される。 時系列を入れ替えて展開していく。結構面白かったんだけど、昼から翌朝にかけての短い期間の話なので、最後三回目の時間を巻き戻しての展開はちょっと飽きた。 でもなかなか話がよく…

「紙の月」 2014

★★★☆☆ 銀行に勤める女が、顧客から預かった金を横領し、男に貢ぐようになる。 時々ニュースで見る横領事件の犯人の気持ちが良くわかる。ニュースで見るとよく何億も盗れるな、と思うんだけど、実際は小さな出来事の積み重ね。些細なことからスタートし、段々…

「ジヌよさらば〜かむろば村へ〜」 2015

★★★☆☆ お金アレルギーの男がお金を使わず生きるため、限界集落寸前の村に移住する。 「ジヌ」ってそういうことか。これ東北の人はすぐにピンとくるんだろうか。 序盤からギャグが満載でめちゃくちゃ面白い。片桐はいりが意味なくハーレー乗ってるライダーで…

「百円の恋」 2014

★★★★☆ 引きこもっていた女が家族とのいざこざから、家を出てアルバイトを始める。 このタイトルから想像がつかなかったボクシング映画。安藤サクラの突然のキレッキレの動きに驚いてしまった。しかし、ボクシング映画をみると条件反射的に「ロッキー」を思い…

「円卓」 2014

★★★☆☆ 大家族の末っ子の少女が様々な経験を通して成長する。 ほとんど関西弁の芦田愛菜の可愛さだけで突き進んでいるような映画。その他の子役たちもそれなりに演技がうまかったけど。 どこか話が散漫で焦点が定まらないような感じで、まぁなんとなく言いた…

「色即ぜねれいしょん」 2009

★★★★☆ 不良にも優等生にもなれない文化系の高校生が、夏休みに隠岐の島のユースホステルに向かう。 ここに出てくる大人たちが皆魅力的だ。全然勉強は教えてくれないが女や音楽のことを教えてくれる家庭教師や、規律違反の主人公たちに酒を飲ますユースホステ…

「愛のむきだし」 2009

★★★☆☆ クリスチャンの家庭に育つも、神父である父親との問題で非行に走る高校生が一人の女子高生と出会う。 実話を基にしているというが、どのあたりまでが実話なんだろうか。まぁそれはいいとして、とにかく長い。4時間弱あって、面白くないわけでもないの…

「凶悪」 2013

★★★★☆ 雑誌編集部に、死刑判決を受け控訴中の男から手紙が届く。 ピエール瀧とリリー・フランキーが生き生きとしているように見えるのは、気のせいだろうか。演技とは分かっているけども。 ピエール瀧演じる男のような人間は、たしかに怖いけど、遅かれ早か…

「カリスマ」 1999

★★★☆☆ 人質籠城事件で、犯人と人質共に死なせてしまった刑事が、森に向かう。 正直、よく分からなかった。寓話的というか、暗示的というか。人がそれぞれの目的のために生きれば、衝突は避けられず、最終的には皆死んでしまう。なので、犯人と人質が共に死ん…

「フィッシュストーリー」 2009

★★★☆☆ 巨大彗星の地球衝突が目前の、人類滅亡が迫る日、中古レコード屋で客に一枚のレコードを紹介される。 音楽が重要な役割を果たす物語で、どんな感じの音楽になっているのかと思ったら、そんなに悪くなかった。凄い良いわけではないけど、全然駄目って感…

「ポテチ」 2012

★★★★☆ 空き巣に入ったプロ野球選手の家で、かかってきた電話が気になる男女。 冒頭のニュートンの話、映像だときついなぁと思ったけど、その後はそんなこともなく。濱田岳のあの容貌と意外性のある声のトーンが、どこか現実離れした話にしっくり来るのかもし…

「渇き。」 2014

★★☆☆☆ 元妻から、行方不明になった娘の捜索を頼まれた元刑事の男。 監督が才能もセンスもあるのは伝わってくるんだけど、やりたいこと全部詰め込みすぎでうるさい。もう少し抑えてくれないと。役者陣もノリノリで演じているのが伝わってきて、何よりなんだけ…

「苦役列車」 2012

★★★★☆ 一家離散し中学卒業後、日雇いで日々を暮らす男が、仕事先で同年代の男に話しかけられ仲良くなる。 主人公の人との距離感がうまく取れない感じが切ない。中卒というコンプレックスがあるし、父親が性犯罪者だという負い目があり、どうせろくな人間にな…

「闇金ウシジマくん」 2012

★★★☆☆ 成り上がりを目指すイベントサークルの代表と出会いカフェで生活費を稼ぐ女。 金にまつわる人間模様を描いていて、意外とウシジマくんは何もしていない。彼らを説明している解説者のような存在。そして最後に彼らを懲らしめる。相手が誰であろうと公平…

「蛇にピアス」 2008

★★★☆☆ 自分の舌をスプリットタンにするため、まずはピアスを開けた女は刺青にも興味を抱く。 これはR-15だわ、って内容。まぁこういう映画があってもいい。子供から大人まで楽しめる映画ばかりじゃつまらない。 映画は面白くはあったんだけどラストがいまい…

「言の葉の庭」 2013

★★★★☆ 雨の日は授業をサボって公園で過ごす男子高生が、一人の女性と出会う。 新海監督の作品を初めて観たけど、ジブリや細田作品と比べるとテンポが早く感じた。他だともう一拍置くような所でもシーンが切り替わる。監督のスタイルなのか短編作品だからか分…

「エイプリルフールズ」 2015

★★★☆☆ 幾つかの別の物語がつながっていく。けどその幾つかの物語が至って平凡な有りがちな話だったのが残念。面白かったのは寺島進の話ぐらい。ただそれらの話をまとめていく流れはなかなかうまく出来ていたと思う。 監督 石川淳一 出演 戸田恵梨香・松坂桃…

「暗殺教室」 2015

★☆☆☆☆ 原作は読んでないけど面白いんだろうか。って疑問に思うくらい、つまらなかった。何がしたいのかよく分からない。続編があるようだけど見たいという気持ちは一切起こらなかった。 無理やり解釈すると金八先生の変化球版。目的が明確であれば、皆勉強す…

「るろうに剣心 京都大火編」 2014

★★★☆☆ アクションとしては悪くないんだけど。前編感が強い。前編でもいいけど、一本の映画としてのまとまりも欲しかった。 監督/脚本 大友啓史 原作 るろうに剣心全28巻 完結セット (ジャンプ・コミックス) 作者: 和月伸宏 出版社/メーカー: 集英社 発売日:…

「陽気なギャングが地球を回す」 2006

★★☆☆☆ きっと監督は小粋な映画が撮れた、と思っているんだろうな。全然そんなことない。結構なメンバーをそろえているのに、面白い原作なのにいろいろ残念。 監督/脚本 前田哲 原作 bookcites.hatenadiary.com 出演 bookcites.hatenadiary.com bookcites.ha…

「猫の恩返し」 2002

★★★☆☆ 何にも悪い事してないっていうか、良い事したのに、なんでこんな目にあってるの?そして、そこに行って帰ってきただけ。 監督 森田宏幸 原作 バロン―猫の男爵 (Animage comics special) 作者: 柊あおい 出版社/メーカー: 徳間書店スタジオジブリ事業本…

「死刑台のエレベーター」 2010

★★★☆☆ 玉山鉄二演じる警官役が、都合よく使われてしまっていて、キャラとして一貫性がない。罪悪感を感じてない風だったのに、他人が容疑者となったら安心したり、刑事に詰め寄られたら涙を流して反省したり。ストーリーを展開させるためだけに存在している…

「カラスの親指 by rule of CROW’s thumb」 2012

★★☆☆☆ 最後のどんでん返しの前の、最大の見せ場となる詐欺シーンが残念すぎる。作る側がどこまで観客を騙して、どこで種明かしをするかっていうのを意識していない。おかげで全然気持ちよくないし、スッキリしない。 抜擢の村上ショージも、詐欺師らしいキャ…

「チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像」 2014

★★★☆☆ いい加減、ドラマありきの映画とかやめて欲しい。映画だけを見てもわからないところがあるとか。本筋ではないところでならまだいいけども。 監督 星野和成 原作 【映画化原作】ケルベロスの肖像 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) 作者: 海堂尊 …

「黄金を抱いて翔べ」 2012

★★★★☆ 在日関連の細かい話や関係は正直よく分からなかったが、そういうのを抜きにしても引き込まれて見ることができた。浅野忠信の強引なリーダー役がハマっていた。 監督/脚本 井筒和幸 原作 黄金を抱いて翔べ (新潮文庫) 作者: 高村薫 出版社/メーカー: …

「うさぎドロップ」 2011

★★★☆☆ 突然他人の子を育てるって事で、子供がいない人でも感情移入しやすい構図。結婚してなくても彼女いなくても。 芦田愛菜は別格の演技のうまさだ。 監督/脚本 SABU 原作 うさぎドロップ 1巻 (FEEL COMICS) 作者: 宇仁田ゆみ 出版社/メーカー: 祥伝社 発…

「ゴールデンスランバー」 2010

★★★★☆ 原作を読んでいるので、物語が脳内で補完されるせいか、なかなか面白かった。そして音楽がいい。 みんなが主人公を当然のように信じているのがいい。特に父親がかっこよすぎた。 監督/脚本 bookcites.hatenadiary.com 原作 bookcites.hatenadiary.com…

「奇跡」 2011

★★★★☆ 子供たちがやらされてる感がなく、すごく自然に撮れてるのがすごい。出てる役者陣がかなり豪華。 監督/脚本/編集 bookcites.hatenadiary.com 出演 前田航基/前田旺志郎/橋本環奈/オダギリジョー/阿部寛/長澤まさみ bookcites.hatenadiary.com …

「東京家族」 2013

★★★★☆ 普通にいい映画だった。けどやっぱり東京物語との比較をしてしまう。あっちはこうだったけど、こっちではこうするのか、と。中島朋子の小憎らしさが足りなかった。 あとセリフはかなり小津を意識している感じはする。震災の話を織り交ぜてくるのはさす…

「日本海大海戦」 1969

★★★☆☆ 日本海大海戦とか言いながら、そんなに海戦が丁寧に描かれていないのが残念。 確かにそこに至るまでの流れや、日本人の想いや焦りを描くのは大事なことかもしれないが。あの見劣りのしない素晴らしい特撮技術があるならなおさらそこが残念。 ちなみに…

「劔岳 点の記」 2009

★★★☆☆ 映画「八甲田山」的な厳しい山を撮りたかったんだろうな。ちょっとドラマが足りなかった。意外とあっさり登れちゃった印象。 監督/脚本/撮影 木村大作 原作 劒岳 〈点の記〉 (文春文庫) 作者: 新田次郎 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2006/01/1…

「忌野清志郎 ナニワ・サリバン・ショー〜感度サイコー!!!〜」 2011

★★★★☆ ただのライブ映画かと思ったら、それなりに工夫してある。あんまりライブ映像とかかったるくて見てられないんだけど、これは全然見れる。ってかもっと観たかった。 監督 鈴木剛 出演 忌野清志郎/石田長生/内田勘太郎/木村充揮/竹中直人/宮藤官九…

「ルパン三世 カリオストロの城」 1979

★★★★☆ 警官に追われているのにハッピーエンドになるっていうのは、アニメならではだ。 監督/脚本 宮崎駿 原作 ルパン三世 : 1 (アクションコミックス) 作者: モンキー・パンチ 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2015/12/16 メディア: Kindle版 この商品を…

「北のカナリアたち」 2012

★★★☆☆ 吉永小百合ってこういう映画にも出るんだね。 タイトルもあるけど、てっきり厳しい自然の中でもたくましく生きる人々、みたいな映画を想像してしまっていた。ヒューマンドラマ的な。 監督 阪本順治 原案 往復書簡 (幻冬舎文庫) 作者: 湊かなえ 出版社/…

「しあわせのパン」 2012

★★☆☆☆ 登場人物全てに人間味がなく、まるでおとぎ話の世界のよう。 監督/脚本 三島有紀子 出演 原田知世/大泉洋/平岡祐太/森カンナ/八木優希/光石研/渡辺美佐子/中村嘉葎雄 しあわせのパン 発売日: 2015/11/15 メディア: Amazonビデオ この商品を含…

「プリンセス トヨトミ」 2011

★★☆☆☆ 意外と良いテーマだったけど、いかんせん設定が絵空事過ぎて。リアリティなさすぎで見ていてつらかった。 監督 鈴木雅之 原作 プリンセス・トヨトミ (文春文庫) 作者: 万城目学 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2011/04/08 メディア: 文庫 購入: 7…

「風俗行ったら人生変わったwww」 2013

★★★☆☆ あんまりいい話でもないような。 最後のジャンプ、別に必要もないのに試すところが気に入らない。生まれ変わる的な意味を込めてるんだろうけど。 監督/脚本/編集 飯塚健 原案 風俗行ったら人生変わったwww 作者: @遼太郎 出版社/メーカー: 小学館 発…

「Jam Films」 2002

★★★☆☆ 短編映画ってこんな感じになるよね。何とも言えない中途半端な余韻だけが残る。 短編で最高に面白いものを作るっていうのは相当な才能がいりそうだ。 「the messenger -弔いは夜の果てで-」 監督 北村龍平 出演 魚谷佳苗/北村一輝/坂口拓 「けん玉」…

「借りぐらしのアリエッティ」 2010

★★★★☆ アリエッティの存在を素直に受け入れてしまう少年がよく分からないんだけど、まぁ普通に面白かった。 うちみたいにほこりまみれの家には来ないんだろうな。 監督 米林宏昌 脚本 宮崎駿/丹羽圭子 原作 床下の小人たち―小人の冒険シリーズ〈1〉 (岩波少…

「清須会議」 2013

★★★★☆ 笑えるっていう意味ではないけれども面白かった。 信長が死んでそれなりの年齢の子供たちもいたのに、彼らではなく秀吉がその後を継いだみたいな形になったのがよく分からなかったのだけど、それが分かったような気がした。結局戦国の世は主君が駄目で…

「モテキ」 2011

★★★★☆ モテ期が訪れたというよりは、真面目に恋愛しようとがんばった、という感じ。 監督/脚本 大根仁 原作 モテキ コミック 1-5巻セット (イブニングKC) 作者: 久保ミツロウ 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2010/09/07 メディア: コミック この商品を含…

「ホタル」 2001

★★☆☆☆ 特攻隊とかの話ってやっぱり段々忘れ去られていくんだなって思った。なんか今更感を感じてしまう自分がいる。 忘れてはいけない事とか語り継がれるべき話とかよく言うけど、でも実際それって何なんだろうかって考えてしまった。誰だって自分の存在を皆…

「駅 STATION」 1981

★★★☆☆ 今だけかと思ってたけど、出てくる役者の顔ぶれが変わらないのは昔も同じなんだな。 それから簡単に射殺し過ぎ。昭和はワイルドだ。 監督 降旗康男 脚本 倉本聰 出演 bookcites.hatenadiary.com 倍賞千恵子/いしだあゆみ/烏丸せつこ/永島敏行/古手…