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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「光秀の定理」 2013

★★★★☆ まだ無名時代の明智光秀と、ひょんなことから交流するようになった破戒僧と武芸者。 歴史小説に数学を持ち込んでいて面白い。そのうちの一つ、4つのお椀の問題は、以前何かで読んでなんとなく知っていたが、信長とやり取りしながら、その問題を解説し…

「ソナチネ」 1993

★★★★☆ 組織で疎まれれていた組長が、沖縄の抗争の応援に組員たちとともに駆り出される。 久しぶりに見たら、大杉漣や寺島進といったパイプレーヤーたちが若い。もう25年も前の作品だから当然か。 無邪気に花火やったり海辺で戯れたりと、ヤクザのおじさんた…

「若い読者のための第三のチンパンジー: 人間という動物の進化と未来」 2015

★★★★☆ チンパンジーとたった1.6%しか遺伝子が違わない人間は、他の動物とはどのような違いがあり、またどのような共通点があるのか、考察する。 人類の起源から進化の歴史を紐解きながら展開される様々な話題がとても面白い。人類が今と同様の脳の大きさに…

「影武者」 1980

★★★☆☆ 武田信玄の死を秘すため、影武者が置かれる。 エンターテイメント要素は薄いが、合戦の映像は迫力がある。一人ひとりの戦いというよりは集団のぶつかり合い。鎧で馬に乗り、幟をはためかせる武者の集団は格好いい。ジョージ・ルーカスがスターウォーズ…

「江利子と絶対 本谷有希子文学大全集」 2003

★★★☆☆ 表題作のひこもりの妹を引き取った姉の話を含む三作品が収録されている。 目次も余り見ずに読み始めたので、短編が2作品続いた後に、結構長めの長編というか中編にあれ、なかなか終わらないなと戸惑ってしまった。どうでもいい話だが。 p11 引きこもり…

「0ベース思考---どんな難問もシンプルに解決できる」 2014

★★★★☆ 普通じゃない考え方が出て来る思考法が紹介されている。その基本は常識や思い込みを取り払って考えること。まるで子供のように。このような考え方を身につけることで硬直化している問題にも一石を投じることができるし、思わぬ解決法が導き出せるかも…

「首折り男のための協奏曲」 2014

★★★☆☆ 各所で発表された短編をまとめた作品。だけどただの短編集ではなく、それぞれの短編が互いにつながっているような、つながっていないような感じに仕上げてくれているのが伊坂幸太郎らしい。この内の幾つかは、既に読んだことがあったが他の短編とのつ…

「アナタはなぜチェックリストを使わないのか? 重大な局面で“正しい決断”をする方法」 2011

★★★★☆ 「ファスト&スロー」で取り上げられていて、面白そうだったので手にとって見た。 本の中では具体的なチェックリストの作成の方法を紹介するというよりも、医者でもある著者がチェックリストの有用性に気づき、調査して実際に作成し、導入したという経…

「晩春」 1949

★★★★★ 年頃を過ぎても嫁に行かない一人娘を気にかける父親。 原節子がいつもニコニコ、というよりニヤニヤしているだけに、怒るとめちゃくちゃ怖く見える。ただ怒っているだけではなくて、それ以上の尋常じゃない何かがあるような。凄みがある。 この時代の…

「たのしいロゴづくり -文字の形からの着想と展開」 2012

★★★★☆ ロゴって言うとフリーハンドで0から作るものと思っていたけど、そういうわけでもなかった。既存のフォントの一部に変更を加えることでも、ロゴを作ることができる。 この本ではその変更の加え方のパターンを色々教えてくれる。感覚だけでやるよりもこ…

「武士の献立」 2013

★★☆☆☆ 料理の得意な女中の女が、包丁侍の嫁となる。 タイトルとは裏腹に、さほど料理に重きを置いている感じはなく、加賀騒動におけるある武士とその嫁の話といった感じ。とはいえそちらも中途半端感が残る。 プロが手際よく料理しているシーンは結構好きな…

「X'mas Stories 一年でいちばん奇跡が起きる日」 2016

★★★☆☆ 6人の作家によるアンソロジー。ちなみに朝井リョウ、伊坂幸太郎の短編はそれぞれ「何様」「ジャイロスコープ」にも収録されている。 クリスマスということで甘ったるい話ばかり並んでいるかと思ったら、それぞれ様々な角度からバリエーション豊富な感…

「プログラマが知るべき97のこと」 2010

★★★★☆ プログラマ達のエッセイをまとめた本。 自分の技術レベルの問題で全く理解できない箇所もいくつかあったが、色々な人の考え方を知ることができて面白かった。 プログラマとしての心構えのようなものから、具体的な事例まで様々なレベルの話がランダム…

「ファスト&スロー」 2011

★★★★☆ これ関係のいろいろな本で取り上げられている本。なのでそちらで知った内容もかなり含まれている。 巻末に著者の論文が掲載されているが、このイマイチ分かりづらい論文の内容などを、ノーベル賞受賞者の著者自ら、わかりやすく説明してくれるというの…

「her/世界でひとつの彼女」 2013

★★★★☆ 妻と別れ、虚ろな日々を過ごす男が、人工知能を持ったOSと恋に落ちる。 近未来の話でその世界観が、夢のような未来ではなく、ありそうなくらいの未来で面白い。人は皆スマホのようなものを持っていて、画面タッチでなく、音声でメールを送ったりする。…

「最強のふたり」 2011

★★★★☆ 身体麻痺の障害を持つ富豪の介護人の採用面接に、失業保険をもらうための求職実績を得るためだけの黒人男性がやって来る。 黒人と白人、金持ちと貧乏、健常者と身障者など様々な対比があって、あまり交わることのなかったそれらが交わることで面白いド…

「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする」 2014

★★★★☆ 簡単に言うと「やりたいことだけに集中しろ。そのために他のことは捨てろ」って話。簡単な話ではあるけど、いざやろうとするとなかなか難しい。やらなきゃいけないことはあるし、頼まれ事もある。いろいろな情報が入ってきて目移りしてしまったり、集…

「ワルキューレ」 2008

★★★☆☆ 第2次大戦で敗色濃厚の母国ドイツを救うために、大佐がヒトラー暗殺計画をたてる。 ドイツで大戦中にこんな事件があったとは知らなかった。独裁政権下なので盤石だと思っていたのに、意外と際どい状況だったんだな。それまでにも何度かあったようで、…

「運命じゃない人」 2005

★★★★☆ 恋人との別れを引きずる男が、幼馴染にレストランに呼び出される。 時系列を入れ替えて展開していく。結構面白かったんだけど、昼から翌朝にかけての短い期間の話なので、最後三回目の時間を巻き戻しての展開はちょっと飽きた。 でもなかなか話がよく…

「プラネット・テラー in グラインドハウス」 2007

★★★★☆ ゾンビが大量に発生した町で、バーベキューレストランに集まったグループが脱出を図る。 スプラッター映画は得意じゃないので、慣れるまでは結構きつかった。人間からゾンビになる過程を見てしまうときついんだけど、最初からゾンビの場合は割合平気で…

クエンティン・タランティーノ

映画監督 作品 1992 監督/脚本/出演 レザボア・ドッグス (字幕版) 発売日: 2016/01/01 メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログを見る 1993 脚本 トゥルー・ロマンス ディレクターズカット版(字幕版) 発売日: 2014/12/13 メディア: Amazonビデオ この…

「紙の月」 2014

★★★☆☆ 銀行に勤める女が、顧客から預かった金を横領し、男に貢ぐようになる。 時々ニュースで見る横領事件の犯人の気持ちが良くわかる。ニュースで見るとよく何億も盗れるな、と思うんだけど、実際は小さな出来事の積み重ね。些細なことからスタートし、段々…

「アウトロー」 2012

★★★★☆ 逮捕された無差別殺人の容疑者を捜査する刑事の前に、一人の男が現れる。 相変わらずパーフェクトなトム・クルーズ。彼は普通のおじさんの役とかやるつもりはないんだろうか。たしかにサマになっているんだけど、いい加減違う役を観たい気もする。 そ…

「ジヌよさらば〜かむろば村へ〜」 2015

★★★☆☆ お金アレルギーの男がお金を使わず生きるため、限界集落寸前の村に移住する。 「ジヌ」ってそういうことか。これ東北の人はすぐにピンとくるんだろうか。 序盤からギャグが満載でめちゃくちゃ面白い。片桐はいりが意味なくハーレー乗ってるライダーで…

「ブロークバック・マウンテン」 2005

★★★☆☆ 季節労働で働く二人の男が一線を越える。 ゲイの映画なんだけど、二人共普通に結婚しているし、なんでそっちの道にいったのか良くわからないところはある。大自然の中で、二人きりで、という特別な環境にいたとしても。 しかし、相手が男だと奥さんに…

「百円の恋」 2014

★★★★☆ 引きこもっていた女が家族とのいざこざから、家を出てアルバイトを始める。 このタイトルから想像がつかなかったボクシング映画。安藤サクラの突然のキレッキレの動きに驚いてしまった。しかし、ボクシング映画をみると条件反射的に「ロッキー」を思い…

「SOMEWHERE」 2010

★★★★☆ ホテルで暮らす映画スターが、前妻との娘をしばらく預かることになる。 劇的なことは起こらず、淡々と描かれていく。というか、いろいろな事は起こるが、主人公に感情の起伏が見られないといったところか。 スターとかになると、刺激的な出来事も日常…

「円卓」 2014

★★★☆☆ 大家族の末っ子の少女が様々な経験を通して成長する。 ほとんど関西弁の芦田愛菜の可愛さだけで突き進んでいるような映画。その他の子役たちもそれなりに演技がうまかったけど。 どこか話が散漫で焦点が定まらないような感じで、まぁなんとなく言いた…

「世界にひとつのプレイブック」 2012

★★★☆☆ 妻の不倫相手に暴行し、精神病院に入院していた男が退院し、別れた妻とよりを戻そうとする。 序盤はウディ・アレンの映画のような早口でまくし立てる展開で戸惑ったが、次第に慣れてきた。しかしアメリカは犯罪を犯した精神病の人間に対しての対策がし…

「色即ぜねれいしょん」 2009

★★★★☆ 不良にも優等生にもなれない文化系の高校生が、夏休みに隠岐の島のユースホステルに向かう。 ここに出てくる大人たちが皆魅力的だ。全然勉強は教えてくれないが女や音楽のことを教えてくれる家庭教師や、規律違反の主人公たちに酒を飲ますユースホステ…

「ミュンヘン」 2005

★★★★☆ ミュンヘンオリンピック事件で自国選手を殺害されたイスラエルは、報復としてテロの首謀者たちを暗殺するチームを組織する。 ミュンヘンオリンピック事件自体を描くのかと思っていたら、その後を描く映画だった。しかし、11人の暗殺を描くって、あんま…

「コトラー8つの成長戦略 低成長時代に勝ち残る戦略的マーケティング」 2013

★★★★☆ 低経済成長下でも成長を維持するための戦略がまとめられている。こういうマーケティングの本ってあまり読んだことがないけど、企業は成長を続けないといけない、というのはしんどいな。これぐらいの利益があるからもう充分、ってわけにはいかないのか…

「愛のむきだし」 2009

★★★☆☆ クリスチャンの家庭に育つも、神父である父親との問題で非行に走る高校生が一人の女子高生と出会う。 実話を基にしているというが、どのあたりまでが実話なんだろうか。まぁそれはいいとして、とにかく長い。4時間弱あって、面白くないわけでもないの…

「凶悪」 2013

★★★★☆ 雑誌編集部に、死刑判決を受け控訴中の男から手紙が届く。 ピエール瀧とリリー・フランキーが生き生きとしているように見えるのは、気のせいだろうか。演技とは分かっているけども。 ピエール瀧演じる男のような人間は、たしかに怖いけど、遅かれ早か…

「マネーボール」 2011

★★★★☆ 中心選手が移籍し、選手獲得の予算もない状況で新シーズンを戦うことになるアスレチックスのGMが、独自の選手評価システムを導入する。 ドラフト一位で獲得した選手でも、必ずしも一流の結果を残すことでは無いということを考えると、確かにスカウトの…

「ノーカントリー」 2007

★★★☆☆ 多数の死体が転がるドラッグの取引現場跡を見つけ、そこで大金を持ち出した男が、殺し屋に追われる。 冒頭の保安官が、ナレーションの主だと思わせておいて、すぐに殺されてしまうのが面白い。こんな風に所々に小憎たらしいシーンがあってニヤリとして…

「カリスマ」 1999

★★★☆☆ 人質籠城事件で、犯人と人質共に死なせてしまった刑事が、森に向かう。 正直、よく分からなかった。寓話的というか、暗示的というか。人がそれぞれの目的のために生きれば、衝突は避けられず、最終的には皆死んでしまう。なので、犯人と人質が共に死ん…

「フィッシュストーリー」 2009

★★★☆☆ 巨大彗星の地球衝突が目前の、人類滅亡が迫る日、中古レコード屋で客に一枚のレコードを紹介される。 音楽が重要な役割を果たす物語で、どんな感じの音楽になっているのかと思ったら、そんなに悪くなかった。凄い良いわけではないけど、全然駄目って感…

中村義洋

映画監督/脚本家/ナレーター 中村義洋 - Wikipedia 作品 2006 監督/脚本 アヒルと鴨のコインロッカー 発売日: 2013/11/26 メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログを見る 2008 監督 映画「チーム・バチスタの栄光」【TBSオンデマンド】 発売日: 2016/07…

「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」 2011

★★★☆☆ 指令によりクレムリンに侵入したイーサン・ハントは、別組織が行った爆破に巻き込まれ、テロリストとして追われることになる。 前回同様、スパイチームの活躍を描く。ただそのメンバー構成に難があったかな。サイモン・ペッグ演じるコメディ担当がちょ…

J・J・エイブラムス

映画プロデューサー・クリエイター、テレビプロデューサー・クリエイター、ドラマ・映画監督、脚本家、俳優、作曲家 J・J・エイブラムス - Wikipedia 作品 1993 脚本/製作総指揮 bookcites.hatenadiary.com 1998 脚本 アルマゲドン (字幕版) 発売日: 2013/1…

「M:i:III」 2006

★★★★☆ 引退し教官となっていたイーサン・ハントのもとに、捕らえられたかつての教え子の救出の要請が入る。 中盤でダレることなく、序盤から最後まで息をつかせぬ展開で持っていくのはすごい。物語のキーとなる”ラビットフット”について、中途半端な情報をち…

「ポテチ」 2012

★★★★☆ 空き巣に入ったプロ野球選手の家で、かかってきた電話が気になる男女。 冒頭のニュートンの話、映像だときついなぁと思ったけど、その後はそんなこともなく。濱田岳のあの容貌と意外性のある声のトーンが、どこか現実離れした話にしっくり来るのかもし…

「アルゴ」 2012

★★★★☆ イランでの米国大使館占拠事件発生時に人質になるのを免れ、イラン国内で潜伏するアメリカ人6人を救出するため、映画撮影を装う作戦が決行される。 この事件の元々の元凶はアメリカなわけだけど、一つの国を無茶苦茶にするとかよくできるな。戦争中と…

「クローバーフィールド/HAKAISHA」 2008

★★★☆☆ 海外赴任のお別れパーティーの開催中に、突然正体不明の怪獣に街が襲撃される。 エンディングの曲がどことなくゴジラっぽい。ゴジラ的なものに襲われた時、個人とか小集団の視点から見ればこんな感じだろうな、といういわゆるモキュメンタリー。しかし…

「キック・アス」 2010

★★★★☆ アメコミ好きの普通の高校生が、ヒーローの扮装をして町に出る。 タイトルはキック・アスだけど、メインはどう考えてもヒット・ガール。訓練を受けて強いんだけど、平気な顔して敵を倒していくのではなく、不安や恐れを顔に出す所がいい。可愛らしい。…

「ソーシャル・ネットワーク」 2010

★★★★☆ 創業者マーク・ザッカーバーグに起こされた訴訟と、フェイスブックの歴史を振り返る。 しかし、スティーブ・ジョブスやビル・ゲイツといい、IT業界の大物はまともじゃない人間ばかりだ。だから巨大な企業を作り上げる事ができたのだろうけど。ザッカー…

「トランスフォーマー」 2007

★★★☆☆ 地球にやって来た金属生命体同士の戦い。 ロボット物だけど人間が乗り込むタイプじゃなくて、生命を持ったロボット。なので、感情移入が難しかった。 ロボットが自己犠牲の精神を発揮しても、殺られても、まぁ機械だし・・・としか思えなかった。そも…

「イングロリアス・バスターズ」 2009

★★★★☆ ナチス占領下のドイツ・フランスに送り込まれたアメリカの部隊が、ナチス打倒を目論む。 相変わらずのグロい描写が多いが、映画自体は緊張感もあり、笑いもあり、面白かった。しかし、ナチス政権下でのちょっとした出来事を描くものとばかり思っていた…

「グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ」 2011

★★★★☆ グレイトフル・デッドって名前は知ってるけど、曲は殆ど知らない。試しに自分のPCに入っているか検索してみたら、映画のサントラの中の一曲として「Uncle John's Band」が入っているだけだった。 そんな大きなヒット曲もないようなバンドだけど、長い…