BookCites

個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「絶対、最強の恋のうた」 2006

絶対、最強の恋のうた

  

内容

 6人の作家による短編集「I LOVE YOU」に収録されている「突き抜けろ」に新たに章を追加したもの。

bookcites.hatenadiary.com

 

感想

 この小説に登場する人物達は、若いのに悟っているというか、落ち着いているというか。ガツガツしていないし、葛藤したりはしない。素直。もっとこの年頃の人間というのは周りを気にして流されたり、空回りしたりしていると思うのだが、彼らはちゃんと自分らしさを持っている。

 

 相手が幸せな事で自分も幸せを感じ、それを相手も幸せに感じて、それによって自分も更に幸せを感じて永遠に幸せが続くという「最強のスパイラル」現象というのは、確かにそういうことになるなと感心した。実際にこの現象が続く事がなくてもその可能性はあると。

 

 

 この実も蓋もないタイトルといい、「世界三大美徳の一つは仲良しだ」なんて言ってみたり、なんだかこちらが照れくさくなってしまうのだが、だけど爽やかで悪くない。

 

著者

bookcites.hatenadiary.com

 

 

 

関連する作品

bookcites.hatenadiary.com

 

 

bookcites.hatenadiary.com

bookcites.hatenadiary.com