読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

BookCites

個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「しずく」 2007

★4

しずく (光文社文庫)

★★★★☆

 

著者

bookcites.hatenadiary.com

 

 表題作「しずく」を含む短編集。

 

-「木蓮」

 子供嫌いを明言する。子供のこういうところが嫌いとはっきり言う所が気持ちいい。でも結局最終的には仲良くなっちゃうのは仕方がないか。子供との接し方なんて考える必要はなくて、人との接し方で問題ないってこと。

 

-「影」

 今の自分は本当の自分じゃない、とかみんなの期待する自分でなければ、とかみんないろいろ自分像を考えすぎなのかも。自分探しの旅とか。結局なんだかんだで今の自分が本当の自分。自分探しなんて本当の母親は実家にいるのに世界中に母を訪ね廻っているようなものだ。今の自分を認めることができたら旅は終わる。

 

 みんな他人の目を気にしないで自分のことだけ考えて行動すれば意外と世の中もっと良くなるかもって思う。

 

-「しずく」

 おそらく普通に描いたらよくある平凡な男女の話になるが、二人の飼っている猫の目線にしたのが良かった。なんだか切ない気持ちになる。

 

 猫というか動物ってきっとこんな感じで会話しているんだろうな。言いたいことがすべて言葉となって伝えられなくてもなんとなくコミュニケーションできてしまうような。英語圏以外の人間が片言の英語とボディランゲージでなんとなくコミュニケーション取れてしまうような。

 

しずく (光文社文庫)

しずく (光文社文庫)

 

 

広告を非表示にする