★★☆☆☆
あらすじ
結婚式を取り仕切るウェディング・プランナーが、依頼主の新郎を好きになってしまう。
感想
色々とずるいというか主人公のことしか考えていないというか筋の通らない話。こういうのは、二人が結ばれては駄目なのではないかと。結ばれるとしてもあれから数年後、みたいにしないと。
マシュー・マコノヒーではなく、その婚約者に「結婚を止めたい」と言わせたり、ジェニファー・ロペスの相手には「君が幸せであることを望むから」とか言わせたり、とにかく都合が良すぎる。せめて罪の意識くらいは感じさせないと。周りの人間はただ二人のハッピーエンドのために配置されている。いい恋愛映画というのは、実は恋愛の部分じゃなくそれ以外の部分をどう描いたかで良し悪しが決まるものだと思う。
酔っ払ったジェニファー・ロペスがマシュー・マコノヒーに自分の部屋まで運ばれて、マシュー・マコノヒーは家に帰るがそのときはドアの鍵をかけないで、また戻ってきたときにはたしなめて帰らせ、今度はしっかりと鍵をかけるというシーンはうまいなと思った。これだけで彼女の心の動きが分かる。その前には伏線もちゃんとあった。
ジェニファー・ロペスが婚約者のプロポーズを受けるときの描写はやりすぎだったが、ところどころに見るべきところがあっただけに残念。
スタッフ/キャスト
監督 アダム・シャンクマン
製作総指揮
モリッツ・ボーマン/ガイ・イースト/ニナ・R・サドウスキー/クリス・ジーヴァニッヒ/ナイジェル・シンクレア
出演 ジェニファー・ロペス/マシュー・マコノヒー/ブリジット・ウィルソン=サンプラス/ジャスティン・チェンバース/ジュディ・グリア/アレックス・ロッコ/ケヴィン・ポラック/フレッド・ウィラード/キャシー・ナジミー