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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「アメリカの影」 1959

アメリカの影 (字幕版)

★★☆☆☆

 

あらすじ

 マンハッタンの3人の兄弟の物語。

 

感想

 正直、最初は三人が本当の兄弟ということに気づかなかった。「兄貴」とか言っていても、黒人が良く使う”ブラザー”かと思っていた。広い意味での。肌の色もみんなそんなに似てないし。そういうことは身近じゃないのでよく分からない。

 

 全編シナリオ無しのアドリブで取ったようだが、確かにそれぞれのシーンがつながっているようなつながっていないような。だが首尾一貫している人間なんてそうはいないわけで、馬鹿なことをやっていて、ふと、ちゃんとしなきゃとつぶやく弟や、素直になったり我がままになったりする妹には妙にリアルさがある。

 

 

 ただやっぱり、見ていて面白いかというと全然そんなことはないわけで、「この映画はすべてアドリブで製作されました」という、まるで言い訳のようなテロップを流すのではなくて、実はあの映画は脚本がなかったらしいよ、とみんなが半信半疑で噂しあうくらいの、映画としての面白さがないと駄目なのでは?

 

スタッフ/キャスト

監督 ジョン・カサヴェテス

 

出演 レリア・ゴルドーニ/ヒュー・ハード/ベン・カラザース/アンソニー・レイ/ルパート・クロス

 

アメリカの影 (字幕版)

アメリカの影 (字幕版)

  • メディア: Prime Video
 

 

 

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