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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「シルク」 2008

シルク (字幕版)

★★★☆☆

 

監督 フランソワ・ジラール

 

 良質な蚕を求めてヨーロッパから地の果て、日本まで旅する男とそれを待つ妻の物語。

 

 ともかく映像が美しい。光り輝くヨーロッパの庭園の風景。そしてモノクロにさえ見える日本の雪国。映像の美しさだけでも見ていられる。幕末の日本を描いた映画の映像はそんなに珍しいものではないが、この映画に登場する雪国の農村の様子は特に新鮮だった。

 

 これは映画で実際はどうだったのか知らないが、わざわざ鎖国の日本に遠くヨーロッパから密入国してまで来る人間がいるのだなぁと驚き。商売人は凄い。最初はその道のりを丁寧に描いて「地の果て」感を出しているのに、何度か往復するうちにだんだん端折られていく。何度も同じ映像を見せるとダレると言う映画的な構成のせいだとは思うが、確かに未知の場所に行くときは遠く感じるが、慣れてしまうとそうでもない。

 

 異国の女にハマった男の話といえなくもないな、とも思うけど、実際は夫婦の物語。静かに夫を愛する女とそれに気づけなかった男の話。だと、思うけど正直ストーリ自体はよく分からなかった。

  

出演 マイケル・ピット / キーラ・ナイトレイ / アルフレッド・モリーナ / 役所広司 / 芦名星 / 中谷美紀 / 國村隼

 

シルク (字幕版)

シルク (字幕版)

 

 

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