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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「Re-born はじまりの一歩」 2008

Re-born はじまりの一歩 (実業之日本社文庫)

★★★☆☆

 

著者

bookcites.hatenadiary.com

瀬尾まいこ / 豊島ミホ / 中島京子 / 平山瑞穂 / 福田栄一 / 宮下奈都

 

 Re-bornをテーマにした7人の作家によるアンソロジー。

 

 一つのテーマで複数の作家が物語を書くとやっぱり被ってしまうもんだ。受験失敗、過去の悔いを改めようとする老人の登場など。

 

 Re-born、生まれ変わりたいと思う状況にいるわけだから、当然話は不満や不安が感じられる暗めの話が多い中、やっぱり伊坂幸太郎はそれらと一線を画している。そんな状況でもポジティブで。どこか浮世離れしていてそれでも自分もこんな風でいたいなーと思わせるような登場人物たち。その軽さがいいし、ちゃんと最後はすっと前向きな気持ちになれる。

 

 それ以外で良かったのは豊島ミホ。現実世界では出来れば関わりあいたくない人たちの話だが、そんな彼らにも色々あってそれでも明るい未来が見える世界が待っていることを教えてくれる。

 

 中島京子ゴーゴリを始め色々な引用が出てきて回りくどく鬱陶しいなと思いながら読んだ。特に鼻行類がどうたら面白くない作り話を延々するなぁと思っていたのだが、調べてみたらそういう本は実際にあるらしい。軽く驚いた。

 

 

引用文献 
外套・鼻 (岩波文庫)

外套・鼻 (岩波文庫)

 

  

登場する作品
人間失格

人間失格

 

 

坊っちゃん

坊っちゃん

 

 

 

不都合な真実

不都合な真実

 

 

鼻行類―新しく発見された哺乳類の構造と生活 (平凡社ライブラリー)

鼻行類―新しく発見された哺乳類の構造と生活 (平凡社ライブラリー)

 

 

絞首台の歌

絞首台の歌

 

 

ディカーニカ近郷夜話 前篇 (岩波文庫 赤 605-7)

ディカーニカ近郷夜話 前篇 (岩波文庫 赤 605-7)

 

 

鼻

 

 

登場する人物

マリア・カラス太宰治 / 夏目漱石 / アル・ゴア / ゴーゴリ / ハラルト・シュテュンプケ / 日高敏隆 / クリスティアン・モルゲンシュテルン / ニーチェ / ルドルフ・シュタイナー / 始皇帝 / 芥川龍之介 / 矢沢永吉 / 奥田民生

 

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