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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「シンシナティ・キッド」 1965

シンシナティ・キッド(字幕版)

★★★★☆

 

監督 ノーマン・ジュイソン

 

 伝説のギャンブラーに挑む一人の男。

 

 個人的にはギャンブルなんてする気になれない。あんな運だけの世界で人生を賭けて勝負をするなんて意味が分からない。だけど、そんな世界に長いこと身を置いてきた人間には何か凄みを感じる。きっとそれはこの映画の中で行なわれたような勝負を何度もくぐり抜けてきたからだろう。

 

 運だけ、と言ったが実際は運だけでもないらしいということはこういう映画をいくつか見てると少しは分かってきた。トランプなら既に場に出たカードを記憶することで勝ち負けの確率をはじき出すことが出来る。麻雀なんかもそうなのだろう。

 

 そしてギャンブルには人間性がよく表れる。この映画の中でも調子に乗って冷静さを失う人や流れを読まずにちまちまとメモを取る人、熱くなって逆上する人など様々だ。観ている分には面白い。そしてそのような場で冷静に立ち居振る舞いが出来る人こそが本物だ。

 

 この映画の中のマックィーンやエドワード・G・ロビンソン、二人の本物による勝負には緊張感がみなぎる。そして勝負が決した後のラスト・シーン。ここでさらに一歩踏み出せるかどうかが更なる偉大なギャンブラーになれるかの分かれ道なんだろう。勝負の世界は非情だ。

 

出演

bookcites.hatenadiary.com

エドワード・G・ロビンソン / アン・マーグレット / カール・マルデン / ジョーン・ブロンデル

 

 

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