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「ヘヴン」 2002

ヘヴン

★★★★☆

 

あらすじ

 意図しない結果を生んでしまった爆破テロ事件に苦悩する犯人の女と、彼女に惹かれた男との愛の逃避行。当初予定されていた三部作のうちの一つ、「天国」篇 。

 

感想

 爆破事件や逃亡など、倫理的にどうなのだ、と思うところもあるが、それすらどうでも良くなってしまうような美しい世界。純粋でひたむきな詩的な世界だ。

 

 男の弟や父親、彼女の古い友人など全てが彼らを肯定している。特に立場のある彼の父親は、体面を気にした行動を取るのかと思ったら、全面的に彼の取った行動を受け入れる。ここにも愛があふれている。男と女の愛だけではなく、こういう愛もある。それが積み重なって美しい世界が形成されるのだ。

 

 

 苦悩を抱えながらも男の愛を受け止める女を演じるケイト・ブランシェットの演技が光る。美しい映像と象徴的なラスト・シーンで、見応えのある映画だった。

 

スタッフ/キャスト

監督 トム・ティクヴァ

 

脚本 クシシュトフ・キェシロフスキ/クシシュトフ・ピエシェビッチ

 

製作 アンソニー・ミンゲラ/ウィリアム・ホーバーグ/シュテファン・アルント

 

製作総指揮

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ハーヴェイ・ワインスタイン

 

出演 ケイト・ブランシェット/ジョヴァンニ・リビージ/ステファニア・ロッカ

 

ヘヴン

ヘヴン

  • ケイト ブランシェット
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ヘヴン (映画) - Wikipedia

 

 

関連する作品

当初予定されていた三部作のうちの一つ、「地獄」篇

美しき運命の傷痕(字幕版)

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  • エマニュエル・ベアール
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