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「こうふく あかの」 2008

こうふく あかの (小学館文庫)

★★★☆☆

 

 

 妻が見知らぬ誰かの子を宿した男の物語。

 

 誰からも好かれようとして誰からも好かれない人。いるよね。これと似たものは他にもたくさんある。誰もが楽しめるものを目指して誰にも観られる事のないテレビ番組とか。

 

 結局周りの目を気にしてもいい結果が得られるとは限らないわけで、それなら自分のやりたいようにやるのが一番いい。アップルのスティーブ・ジョブスなんていい例だと思う。iPhoneiPadも絶対使ってるよね、あの人。というか、自分が使いたいものを作ってる。色々いちゃもんつけてくる人なんて気にしないで。アップルの牙城を崩そうといろんな企業がいろんな製品を世に出してるけど、その企業のトップがその製品を気に入って使ってるだろうなと想像できることは少ない。その違いが今のアップルとその他の企業の差になって表れているのだろう。

 

  そして、この小説の主人公の周りの人間達のように自分の好きなようにやってる人には強さがある。周りの反応に動揺することもない。自分が自分であれば周囲の事は全く関係ないわけだから。そういうものを手に入れられると人間は強くなれる。

 

 とはいえ、そんな自分が自分でいることを他人にまで認めさせようとする迷惑な人間もいるから困るわけだが。

 

 「こうふく みどりの」からこんなつながり方をするのかと感心したが、2部を通して一番伝わってきたのはアントニオ猪木賛歌だったかな、と。

 

著者

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こうふく あかの (小学館文庫)

こうふく あかの (小学館文庫)

 

  

登場する人物

アントニオ猪木

 

「こうふく あかの」に関連する作品

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こうふく2部作 第1弾

 

 

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