BookCites

個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「天国までの百マイル」 2000

天国までの百マイル [レンタル落ち]

★★★★★

 

監督 早川喜貴

 

 手術が必要になった母親を車に乗せて百マイル先の病院へと連れて行く。

 

 どんなロードムービーかと思ったけど、百マイルって大したこと無い。わずか160キロの距離。車で2時間ばかりで着いてしまう。だけどそのわずかな距離で出会う人たち、思い起こされる出来事に思わず目が潤んでしまった。

 

 いい役者が揃っている。まずは八千草薫。この人の何も苦労しないで年を重ねちゃったような、もしくは様々な苦労を乗り越えてきて逆に達観しちゃったようなあの雰囲気はとても貴重だ。年を重ねた重みというよりも軽やかさが際立って重病の母親という重くなりがちな設定を時々忘れさせてくれる。

 

 そしていつも通りの柄本明。いつも通りだけど短い見せ場でしっかりと仕事をしている。最後はなんと言っても大竹しのぶ。この人の役を他の中途半端な女優が演じていたら最後のセリフは臭くて見ていられなかっただろうなぁと思う。そんなセリフでぐいぐい引き込んでいくのだから本当に凄い。彼女のおかげでいい映画だったと言ってもいいくらい。

 

 事業に失敗して離婚してただ無為に生きる主人公のために、重病の母親を含めて周りの人間がなんとかサポートしようとするその優しさに泣ける。

 

原作

天国までの百マイル (講談社文庫)

天国までの百マイル (講談社文庫)

 

 

出演 時任三郎 / 大竹しのぶ / 羽田美智子柄本明 / 八千草薫

 

天国までの百マイル [DVD]

天国までの百マイル [DVD]

 

 

広告を非表示にする