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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」 1992

セント・オブ・ウーマン 夢の香り (字幕版)

★★★★☆

 

監督 マーティン・ブレスト

 

 将来に関わる問題を抱えた高校生がアルバイトで盲目の男の面倒を見ることになる。

 

 アル・パチーノが相変わらず存在感を放っている。頑固で偏屈でプライドも高く、だけど女好きという面白い役柄を見事に演じている。その性格ゆえに兄弟にも煙たがられる寂しさや視力を失い退役して生きる意味を見いだせないむなしさが時折現れて深みがある。

 

 日本の自衛隊を考えると想像しにくいけど他国では軍人は敬意を払われ社会的地位も高い存在なんだなと認識させられる。まぁ命を懸けて国のために奉仕をする組織でしかもそこで高い位についていたのならまぁ当たり前なんだろうけど。

 

 名門高校に通うクリス・オドネルが事件の目撃者となり、その犯人を庇った為に退校の危機に陥るわけだけど、事件の当事者ではなくただの目撃者なのにそんな目に合わせるなんてひどいなぁと思ってしまうのだがアメリカでは普通なのか。よくチクリは軽蔑の対象となるけど、一方で嘘をつかないって事は美徳とされていてその辺の兼ね合いがよく分からない。政治経済の大きな事件のときは真相究明が大勢の利益となるから正直に話し、真実がわかっても大して他者の利益とならないときには仲間を庇った方がいい、とかそんな感じか。難しい。逆をやってしまっている人がたくさんいそう。

 

 何とも扱いにくいおじさんだったアル・パチーノがクリス・オドネルとの交流を通して、だんだんと心を開放して魅力的になっていく姿が素敵だ。年配の者も若者に教えるだけじゃなく、教えられることもたくさんある。

 

音楽

セント・オブ・ウーマン〜夢の香り オリジナル・サウンドトラック

セント・オブ・ウーマン〜夢の香り オリジナル・サウンドトラック

 

 

出演

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クリス・オドネル / ジェームズ・レブホーン / ガブリエル・アンウォー / フィリップ・シーモア・ホフマン

 

 

この作品が登場する作品

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*直接作品名は出てこない