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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「秋刀魚の味」 1962

秋刀魚の味 ニューデジタルリマスター版

★★★★☆

 

  

 妻を亡くし家事を娘に任せていた男が、娘の事を考えて嫁に行かせることを決意する。

 

 普通のホームドラマといっていいと思うけどあの独特のセリフ回しと音楽が物語にリズムを生み出していて飽きることなく見ることが出来る。

 

 今まで家に無かった冷蔵庫や掃除機が手を伸ばせば買える時代。夢がある時代だ。今は無理やり欲しいものを見つけて買う時代で手に入れてもそれほどうれしいものはない。テレビがブラウン管から薄型テレビに変わったところで映される映像はこれまで通りで真新しいものではないし。

 

 そんな時代であり、一方で戦争についても普通に語る時代でもあった。このダイナミックな変化が人々を明るくさせていたのかもしれない。今の日本はここ20年くらいずっと閉塞感が漂っている。かといって戦争は御免だが。

 

 そんな時代の物語。可笑しみと悲しみを交えて大人の男たちで話は進んでいく。そのほとんどが友人たちと飲んだりしているだけだが次第に父親の心が変化していくのがわかる。そして、娘を嫁にやると決めてから展開が早いのがうまいなぁと。観ていて気持ちがいい。

 

 ところで佐田啓二はその立ち居振る舞いや雰囲気が本当に中井貴一にそっくりだ。本来は逆に言うべきだが父親をほとんど初めて見たものだからこの言い方の方がしっくりくる。

 

監督/脚本

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出演

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岩下志麻岡田茉莉子三上真一郎中村伸郎東野英治郎/北竜二

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秋刀魚の味 - Wikipedia

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