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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「ビッグウェンズデー」 1978

ビッグ・ウェンズデー(字幕版) 

★★★☆☆

 

あらすじ

 サーフィンが結ぶ友情。

 

感想

 若いころは、何にも考えずに無邪気に楽しんでいられるが、やがてそんな時代はいつの間にか過去のものとなってしまう。自分たちの環境も変わってしまうし、周りの環境も変わってしまう。そして、あれは自分たちの輝かしい時代だったなと後から気づくのが寂しい。

 

 変わっていく環境に適応できなかったり、生計を立てることに苦心したりと、その点は仕方ないのかなと思えるが、戦争に関わらなくてはいけないということは何ともやるせない。暗さや重苦しさが半端ない。彼らは徴兵逃れを面白おかしくやったけど、でもどこか笑えない部分がある。

 

 

 それぞれが青春時代とは変わってしまったが、それでもサーフィンへの想いというものだけは変わらず持ち続けていて、それが彼らの友情をつないでいるということに何か熱いものを感じる。ただ、あのあと3人が顔を合わすことはなかったのだろうなということが予想できるのはやはり切ない。

 

 青春映画はその後まで撮ってしまうと、どうしても暗い話になってしまうので、やり切れない感が残る。

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本 ジョン・ミリアス

 

出演 ジャン=マイケル・ヴィンセント/ウィリアム・カット/ゲイリー・ビジー/パティ・ダーバンヴィル/バーバラ・ヘイル/ジョー・スピネル/(声)ロバート・イングランド

 

ビッグ・ウェンズデー(字幕版)

ビッグ・ウェンズデー(字幕版)

  • ジャン=マイケル・ヴィンセント
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ビッグ・ウェンズデー (映画) - Wikipedia

 

 

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