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「異人たちとの夏」 1988

異人たちとの夏 

★★★★☆

 

あらすじ

 マンションの一室に住む男は、ある夜、階下に住む若い女の訪問を受けるが、追い返してしまう。

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感想

 死んでしまった両親と何故だか再会した主人公。彼らに会いたくて何度も通い詰めてしまう。父親役の片岡鶴太郎の威勢の良い下町の江戸っ子ぷりがいい。サバサバしていて人を惹きつける魅力を持っている。飲み屋で隣にいたらすぐに意気投合してしまいそうだ。そして母親の作ってくれたアイスクリームを食べたり、親子で花札をしたり。古き良き昭和の風景とも相まって、懐かしく切ない気持ちになる。

 

 死んだ両親と会えることの代償として、主人公は痩せ衰えていく。この痩せ衰え具合がコントレベルだった。多分笑わせる気なんてないのだろうが笑ってしまった。内村光良のコントにこんなキャラクターがいたような。

 

 夢のような出来事にも結末が訪れ、主人公は一人、あれは何だったんだろう?と不思議な気分になったのだろうが、見ているこっちも何だったんだろう?と不思議な気分になった。だけど悪くない余韻が残る。

 

スタッフ/キャスト

監督

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脚本 市川森一

 

原作 異人たちとの夏 (新潮文庫)

 

出演 風間杜夫/秋吉久美子/片岡鶴太郎/永島敏行/名取裕子/竹内力/峰岸徹/入江若葉/ベンガル/高橋幸宏/石丸謙二郎/笹野高史/本多猪四郎/角替和枝/林泰文

 

異人たちとの夏 - Wikipedia

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