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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「お早よう」 1959

お早よう

★★★★☆

 

 テレビを買ってもらえないことに拗ねた兄弟が、誰とも口を利かなくなる。

 

 冒頭の婦人会費を巡っての主婦たちの会話が恐ろしい。ちょっとした誤解から不協和音が流れ出すのだが、積極的に誰かを悪者に仕立てようとする者、何も考えずにそれに追随する者、そうやって町内の関係が成り立っていく。世の中もこうやって出来上がっている。一番悪いのは何も考えずに追随する者だろうが。

 

 毎回感心するが、小津の映画はちゃんと伏線があって落とすから、見ていて気持ちがいい。最初に猫を飼っているところを何気なく見せてから、猫が隣の家から食べ物を獲った話をしたり、大人は意味のない会話をしてますね、って前ふりしておいて意味のない会話をしたり、すんなりと話が頭に入ってくる。ただ、今回はちょっと説教くさかったかな、という気がする。テレビに対する総白痴化の話とかしゃべり過ぎの感があった。

 

監督/脚本

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出演

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久我美子/三宅邦子/杉村春子/設楽幸嗣/島津雅彦

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お早よう

お早よう

 

お早よう - Wikipedia

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