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「最後の恋 MEN'S つまり、自分史上最高の恋。」 2012

最後の恋 MEN’S―つまり、自分史上最高の恋。 (新潮文庫)

★★★☆☆

 

 7人の作家によるアンソロジー。

 

 恋愛をテーマに描くとどうしても出会いと別れになってしまうな。音楽でもそうだけど。やっぱりその時が一番心が揺れ動いてドラマになりやすいからだろう。

 

 伊坂幸太郎の「僕の船」。子供の時ならともかく、大人になってから出会っておいて顔を覚えてないのは無理がある。いろいろ言い訳をしてはいるけど。子供の時の思い出だけならありだったけど。

 

 朝井リョウのの「水曜日の南階段はきれい」。高校生の恋の話。ちゃんとフリも利いているしわりと良かった。けど充実した高校生活を送っている男子の話をされてもなぁとは思ってしまう。悲しい事に。

 

 橋本紡の「桜に小禽」。この本の中では一番心に残る話。同棲を解消し、離れ離れになる日の出来事を描いている。すでに別れを決め、あとは互いの持ち物を分け家を出ていくだけ。だけどその時には別れを決意したときの気分とは違っている。もう別れることは決まっているのにしばらくは一緒にいることになり、過去の思い出や未来の事に様々な思いを巡らせることになる。勢いで別れることが出来ないのは、結構精神的に来るんだろうなと。離婚はつらいというのも、別れることを決めたあとに様々な手続きがあって、なかなか完全に別れられないからだろうなと思った。

 

著者

bookcites.hatenadiary.com

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石田衣良 / 荻原浩 / 越谷オサム / 白石一文 / 橋本紡

 

最後の恋 MEN’S―つまり、自分史上最高の恋。 (新潮文庫)
 

 

 

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