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「トーマス・クラウン・アフェア―」 1999

トーマス・クラウン・アフェアー (字幕版)

★★☆☆☆

 

あらすじ

 スリルを楽しむために絵画を盗み出した大富豪の男が、調査に来た保険会社の女性に目星をつけられる。

 

感想

 スティーブ・マックィーンの「華麗なる賭け」のリメイクだが、フェイ・ダナウェイが出ていたり、登場する車だったりに、オリジナルへの愛が感じられる。

 

 ストーリーは大筋ではもちろん同じなのだが、ディテールには変更が加えられている。その変更が気に入らない。前作では仲間と共に強盗を働く設定だったのに今回はピアース・ブロスナンを際立たせるために単独の犯行。しかも、おとりとして本物の窃盗団を騙して雇って使い捨てている。

 

 

 いくら犯罪者としてもこんな扱いをするのはどうかと。しかも、ただ自分のスリルのために。犯罪自体は良くない事だが、昔から義賊と呼ばれる人はいて、彼らは関係のない人を巻き込まないことをモットーとしていた。それすら守れずに余裕かまされても共感できない。

 

 それから相手役のレネ・ルッソがたいして美人じゃないのも映画に入り込めなかった一因。金が唸るほどあって何不自由ない男には、こうやって挑んでくるような女が魅力的に見えるのかもしれないが。ハッピーエンドになるラストもなんだか。

 

スタッフ/キャスト 

監督 ジョン・マクティアナン

 

脚本 レスリー・ディクソン/カート・ウィマー

 

製作/出演 ピアース・ブロスナン

 

出演 レネ・ルッソ/デニス・リアリー/ベン・ギャザラ/フランキー・フェイソン/フリッツ・ウィーヴァー/マーク・マーゴリス/フェイ・ダナウェイ/ジェームズ・サイトウ

 

音楽 ビル・コンティ

 

トーマス・クラウン・アフェアー (字幕版)

トーマス・クラウン・アフェアー (字幕版)

  • 発売日: 2015/10/14
  • メディア: Prime Video
 

トーマス・クラウン・アフェアー - Wikipedia

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