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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「ひとごろし」 1976

ひとごろし [DVD]

★★★☆☆

 

監督 大洲 齊

 

 臆病な侍が、藩で騒動を起こした武芸の達人の追手となる。

 

 いつもはまるで昼行灯のような男だけど、実は相当な腕を持っている侍という展開かと思っていたら、本当にただの臆病で腰抜けな侍だった。

 

 相手役の丹波哲郎が男前で驚く。霊界がどうしたとかテレビで言ってる晩年のおかしなおじいさんっていうイメージしかなかったので、若い頃の男臭い面構えに意外な感じがした。当然、こういうのがあったからその後もテレビに出たりできていたわけなのだが。

 

 そんな丹波哲郎演ずる武芸の達人を追うのは、犬におびえ剣の腕もからきしの松田優作。正々堂々戦うには無理がある相手に取った彼なりの方法。しかし、これで本当に周りは逃げたりするかな。どちらかというと松田優作の方が怪しい。とりあえず逃げとくかっていう感じか。でもこの方法がうまくいくなら、確かに周りの人間に普通に接してもらえず、普通のことが普通に出来ず、精神的に参ってしまいそうだ。だけど最終的にはどうするつもりだったんだろう。これだけじゃ永遠に片が付かないが。

 

 妹の事もあるだろうし、同行した女性の事もあるだろうに、最終的には二人の対決だけに絞ったラストの潔い終わり方が好印象。

 

原作 

ひとごろし (新潮文庫)

ひとごろし (新潮文庫)

 

 

出演 松田優作 / 丹波哲郎

 

ひとごろし [DVD]

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