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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「ミュージック・オブ・ハート」 1999

ミュージック・オブ・ハート (字幕版)

★★★★☆

 

監督 ウェス・クレイヴン

 

 夫に浮気され別居することになった女性が音楽教師の職に就きニューヨークに移り住む。

 

 事件に巻き込まれて簡単に人が死んでいくような街で子供たちに音楽を教えるなんて無謀だと思ったが、やがて子供たちの心を惹きつけていく。一年目の初のコンサート。それまでの様々な問題をクリアして見事に成功させる。普通の映画だとそこが映画のクライマックスになりそうなものだが、それから十年後というのがすごい。続けることの大事さを思い知らされる。当初は難色を示す親もいたが十年後は大人気のクラスに。

 

 貧しい街の子供たちが音楽に取り組む姿を見て、努力することの重要性、成功の体験を積み重ねることが自信を深め彼らを成長させることが分かる。それは音楽に限ったことではなく。何よりも重要なのは本人の意思でそれをやること。たまに生徒に無理やり何かをやらせて得意気に語る教師がいたりするが、ああいう勘違いも生まれてしまうところに教育の難しさを感じたりもするわけだが。

 

 浮気をして家を出て行った夫にそれでも戻ってきてほしいとメソメソ泣いていたメリル・ストリープが、10年後には物怖じしない女に変わっているのも面白い。彼女自身も色々な経験で自信を深め強くなっている。

 

 音楽クラス消滅の危機に支援の手を差し伸べる有名音楽家たちも立派だ。こういう事が普通に行われる事が文化が成熟しているという事なんだろう。

 

 ところで、この映画の監督が「スクリーム」シリーズなどのホラー映画で有名なウェス・クレイブンということに驚いた。なんで?

 

出演

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アンジェラ・バセット / エイダン・クイン / グロリア・エステファン / キーラン・カルキン