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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「女の子ものがたり」 2009

女の子ものがたり

★★★★☆

 

監督 森岡利行

 

 なかなか筆のすすまない女性漫画家が少女時代を振り返る。

 

 父親はいないか、いても仕事をしておらず、母親に暴力を振るう。子供たちは悪い輩と付き合うようになり、やがていつのまにか両親と同じ道を辿っていく。いかにも田舎にある風景。負のループ。別に都会にもあると思うけど、田舎には仕事がないのが大きいのだろうなと感じる。つまりお金がないと。お金がないと大きな夢も見られず、現状維持に甘んじるようになる。そんな状況から主人公のように抜け出すには、それに違和感を感じられる人、考える人でないと難しい。

 

 どうせ駄目だと簡単にあきらめるのではなく、なんとか手段を考えて行動できる人。そういった人がこのループを抜け出していく。そして困ったことに田舎にはそれ以外の人が残ってますます負のループが強化されてしまう。個人的には田舎でのんびり暮らしたいけどきっとこういう光景を見て嫌な気持ちになることは多いのだろうなという気がする。

工場誘致して仕事増やすことも大事だけど、文化を育てないと魅力的な田舎にはならない。

 

 映画の方は主演の深津絵里より、少女時代の主人公と喧嘩をしてまで彼女を自分たちと違う道を歩ませようとした友人が全部持って行ったなぁという印象。

 

出演 深津絵里 / 大後寿々花 / 福士誠治 / 風吹ジュン / 波瑠

女の子ものがたり

女の子ものがたり

 

 

 原作

女の子ものがたり

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