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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「化身」 1986

化身

★★★☆☆

 

監督 東陽一

 

 一人の女を囲った男がやがて女に翻弄されていく。

 

 最初は男が女の優位に立ち、全てをリードする。しかし、次第に女は自立し男を必要としなくなっていく。自分の思い通りにならなくなった女に男は焦りやがて取り乱していく。まぁありがちな話だ。金はあるが若くなくなってしまったおじさんたちの夢物語でもある。それも、多分自分が破滅しそうなくらい滅茶苦茶になってしまうまでもがきっとそれに含まれている。所詮渡し船さ、と自嘲気味に笑うところまでが。きっと金も十分にあるおじさんたちにとって、自分の思い通りにならない事なんてないだろうから、若い女に振り回されること自体が楽しいというか、気持ちがいいのだろう。 自分一人がこの先ちゃんと生きていけるのかなって思っている人間からしたら、とりあえずそんなことが出来る財力が欲しいよって思ってしまう。

 

 しかし主人公はその日のうちに女をホテルに連れ込んでしまうくらいだから、手当たり次第にそんなことをする人間かと思ったのに、あっさりと一人の女に入れ込んでしまう辺りがよく分からなかった。黒木瞳が特別に感じる何かがあったという事なんだろうけど。

 

 しかし出てくる女優たちの脱ぎっぷりが良すぎ。そこ必要?ってところまで。必死こいて隠されるよりは全然アリですけど。

 

出演 藤竜也 / 黒木瞳 / 三田佳子 / 阿木燿子

化身

化身

 

 

原作

化身〈上巻〉 (集英社文庫)

化身〈上巻〉 (集英社文庫)

 

 

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