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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「戦場にかける橋」 1957

★★★☆☆

 

監督: デビッド・リーン

  

 日本軍の捕虜として橋を架ける労役を課された英国兵士たち。

 

 古い映画だが映像が美しい。特に太陽が昇る前や沈んだ後の薄暗い濃い青色の時間帯の映像が。人々が一番静かで内省的になる時間帯。戦争の色々な側面が浮き彫りにされているような。

 

 大戦中を描いた作品で日本人が出てくるとなると、日本人が酷く描かれているんじゃないかと日本人としては少し欝な気分になるのだが、この映画はそんなことはなかった。確かにジュネーブ条約を無視するとかひどい面もあったがでもきっと当時それやってたんだろうなと納得できる。

 

 しかし、捕虜になっても脱走したりサボタージュを行ったりするのが良しとされる西欧諸国はすごいな。あくまでも戦争に勝つために最善の策を考えている。捕虜になってすら敵の足を引っ張ることを考えている彼らに比べて、捕虜になるぐらいなら自害した方がいいとか形式的なプライドを重んじる日本が何とも幼く思えてしまう。かといって捕虜になってすら自分たちの誇りを保とうとする、保てると思っている英国軍人たちもあまり理解できないのだが。やっぱり戦時中はみんなどこかおかしくなっている。

 

 正直結構軽い戦争映画かと思っていたのだが、なかなか深い映画だった。

 

出演 ウィリアム・ホールデン / アレック・ギネス / ジャック・ホーキンス / 早川雪洲

戦場にかける橋 (字幕版)
 

 

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