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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「グランド・マスター」 2013

★★★★☆

 

監督 ウォン・カーウァイ

 

 ブルース・リーの師匠として有名なイップマンの人生。

 

 イップマンの人生とか言いながら実際はチャン・ツィイー演じるルオメイが中心となっている。イップマンはセリフ回しにもなっていない。

 

 アクションシーンはそれほど多くなく、斬新というほどのものでもなかったがなかなか見応えのあるものだった。雨の中での格闘とか、駅での対決とかマトリックスを思い出させるがあれは意識していたのだろうか。

 

 しかし、カンフーの流派の統一とかなんだか北斗の拳みたいだが、日本でも柔術や剣術で同様の事があったのだから自然な流れなのだろう。

 

 そんな流派の統一の動きも戦争により中断を余儀なくされ、人々は運命の波に飲まれていく。日本による侵攻が彼らの運命を変えていくのだが戦争だから仕方がないとはいえ、何とも気まずい感じはした。ただ、日本人が酷く描かれているわけではないのが救いだが。日本がどうとかではなくそういう時代だったと描かれている印象。

 

 カミソリと呼ばれる男が登場してイップマンと絡むことなく話が終わったり、イップマンはただ時代を漂っているだけの印象だったり、チャン・ツィイー中心で描いていたりと、見終わった後複雑な気持ちになったのだが、その頃そういう風に生きた人たちがいた、という事なのだろう。美しい映像が印象に残る映画だった。

 

出演 トニー・レオンチャン・ツィイー / チャン・チェン

 

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