BookCites

個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「ウディ・アレンの夢と犯罪」 2007

ウディ・アレンの夢と犯罪                   [DVD]

★★★★☆

 

 ギャンブルで借金を負った弟と、事業で金が必要な兄が叔父に唆され、殺人を犯す。

 

 兄は投資家として成功することを夢みて、弟は小さなギャンブルをしながら気楽に過ごしている、全く性格の違う兄弟。だけど、二人で小型クルーザーを買うほど仲がいい。

 

 ギャンブル好きな弟はいつも最初は大負けで、最後にツキがまわってきて勝ちを手に入れている。しかし、ある時手を出した大きなギャンブルで多額の借金を背負ってしまう。このあたりのウディ・アレンの描き方がうまい。いつも際どい勝負をしていたことがよく分かる。

 

 そしてそこからこの兄弟の運命が大きく変わっていく。成功のために多少の倫理観をも無視する兄と、借金返済のために仕方なくそれに従う弟。二人の運命が大きく変わっていく。殺しのターゲットと偶然にも言葉を交わしてしまったり、その年老いた母親との関係が示されたり、観ている側も何となく後ろめたさが募っていく。

 

 罪の意識に苛まれる弟とそれを疎ましく感じ始めた兄。だけど思っていたような結末ではなく、悲劇的ではあるがそれで良かったような複雑な気持ちになった。仲の良い兄弟、よくよく考えてみれば良い家族だった彼らを、たった一つの大きな過ちが全てを狂わせてしまった。ウディ・アレンの演出がうまいなぁと感じさせる映画だった。

 

監督/脚本 

bookcites.hatenadiary.com

 

出演 

bookcites.hatenadiary.com

bookcites.hatenadiary.com

ヘイリー・アトウェル / サリー・ホーキンス / トム・ウィルキンソン

 

ウディ・アレンの夢と犯罪                   [DVD]

ウディ・アレンの夢と犯罪                   [DVD]

 

ウディ・アレンの夢と犯罪 - Wikipedia

 

関連する作品
タロットカード殺人事件 [DVD]

タロットカード殺人事件 [DVD]

 

ロンドン三部作  

 

 

bookcites.hatenadiary.com

bookcites.hatenadiary.com

広告を非表示にする