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「独立愚連隊」 1959

独立愚連隊

★★★★☆

 

あらすじ

 日本軍が駐留するある街に従軍記者がやってくる。

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感想

 主役の佐藤允の存在感が素晴らしい。印象に残る面白い顔立ちで何か腹に企みを隠していそうな不遜な表情。何事にも動じないたくましさが感じられる。

 

 そして規律正しく精神論を重んじるというイメージだった日本兵もこの映画では全然違う。任務中に賭け事をやったり酒を飲んだりしてる。愚連隊というくらいだから異端ではあるのだろうが。

 

 

 やれと言われたのでやりますが、監視の目を盗んでやりたいようにやらせてもらいますという感じだ。馬鹿らしいからやりません、じゃないところが日本人らしい。「上司が馬鹿でも命令された任務は守りたい」という言葉が心に残る。戦争なんて馬鹿らしいと思いながらも軍隊生活への愛情のようなものが感じられる。

 

 ラストの銃撃戦が終わって死体が画面いっぱいにたくさん転がっているシーンは圧巻だ。だが本当の戦争でも普通に見られる光景なのだろう。こんなに人が死んで何が残るのだ?という気にさせられる。

 

 こんなことも描きながら全体がしっかりとエンターティメントに仕上がってるのが偉い。

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本 岡本喜八

  

製作 田中友幸

 

出演 佐藤允/鶴田浩二/雪村いづみ/夏木陽介/上原美佐/ミッキー・カーチス/横山道代/塩沢とき/ジェリー藤尾/小玉清(児玉清)/谷晃/堺左千夫

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独立愚連隊 - Wikipedia

 

 

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