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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「カーネギー話し方入門」 1956

カーネギー話し方入門 文庫版 

★★★☆☆

 

感想

 話し方、スピーチの能力は、日本だとどれぐらい必要なのだろうか。日本ではスピーチをする側だけでなく、それを聞く側の土壌すら成熟していない気がする。国会を見ればよく分かる。個人的にも今現在、ほぼ必要ない。

 

 だからといってこの本が全く役に立たないのかというとそんなことはない。スピーチを行うのに必要なテーマの決め方、テーマに沿ったトピックの収集方法、聴衆の関心を呼び起こすスピーチの始め方や終わらせ方、語り口などは、スピーチだけでなく、文章を書く場合にも使えるし、普段の会話の中でも活かすことができる。

 

 

 それでこんな文章かよ、と言われると辛いが、かなり参考になる内容だった。そして、いつかスピーチをする必要が出てきた時に再度読めば良さそうだ。

 

著者

デール・カーネギー

 

 

 

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