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「her/世界でひとつの彼女」 2013

her/世界でひとつの彼女(字幕版)

★★★★☆

 

あらすじ 

 妻と別れ、虚ろな日々を過ごす男が、人工知能を持ったOSと恋に落ちる。

 

感想

 近未来の話。その世界観が夢のような未来ではなく、ありそうなくらいの未来という設定で面白い。人は皆スマホのようなものを持っていて、画面タッチではなく音声でメールを送っている。監督のスパイク・ジョーンズの考える未来には、ディスプレイは存在するがキーボードはなく、ロボットもいない。人々は独り言のようにつぶやきながら街を歩いている。一人くらい馬鹿みたいに大声で喋る人がいそうなものだが。

 

 人工知能を持ったOSというのも面白いが、鬱陶しそうだ。勝手に話しかけてきたりもする。だけどやがて恋に落ちてデートして、世間もそれを認めるようになり、しまいにはOSの言いなりになる人まで出てきたりして。

 

 

 そんな恋愛までできる人工知能まであるのに、主人公の職業が代筆屋だというのもよく考えると不思議な感じ。

 

 主演のホアキン・フェニックスがいい表情を見せていた。OS役のスカーレット・ヨハンソンも、声だけというもったいない使い方ではあるが良かった。

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本/製作 スパイク・ジョーンズ


出演 ホアキン・フェニックス/エイミー・アダムス/ルーニー・マーラ/オリヴィア・ワイルド/クリス・プラット/ポーシャ・ダブルデイ/(声)スカーレット・ヨハンソン/(声)クリステン・ウィグ/(声)ブライアン・コックス/(声)アダム・スピーゲル

 

音楽 アーケイド・ファイア

 

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