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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「みんなの進化論」 2009

みんなの進化論

★★★☆☆

 

 進化論にまつわる面白い話が展開されるのかと思ったら、全然違った。もっと進化論を取り入れて考えようみたいな話。

 

 冒頭から進化論は敬遠されがちという話で意外な感じがしたが、優生学的なものを連想させたり、欧米では宗教の創造説との兼ね合いもあるから、まぁそうなのかもしれない。

 

 野生動物の家畜化の話や、女性の妊娠時のつわりの話等、時々話は面白くなるのだが、基本的にはやや難解な話が続く。もしかしたら訳し方の問題があるのかもしれないが、用語が分かりづらかった。面白く感じていた話も、詳細は論文やホームページを見てくれ、となってストレスが溜まる。その割には自分の研究者としての半生は長々と書いているし。

 

 それから「進化論者」って言葉もどこか違和感がある。ダーウィンが進化論を唱え始めた時期に使うなら分かるけど、今使われるとまるで誰も進化論を受け入れていないような印象を受けてしまう。陰謀論者みたいな。「進化論学者」とかの方がしっくり来る。

 

 進化論で将来が予測できるとは思わないけど、各分野の学問が進化論を取り入れれば、孤立しがちなそれぞれの分野の共通言語となって交流が深まり、進歩するっていうのは面白い。

 

著者 デイヴィッドスローンウィルソン

 

みんなの進化論

みんなの進化論

 

 

 

登場する作品

社会生物学

Unto Others: The Evolution and Psychology of Unselfish Behavior

Darwin's Cathedral: Evolution, Religion, and the Nature of Society

The Literary Animal: Evolution And The Nature Of Narrative (Rethinking Theory)

The Genetical Theory Of Natural Selection (1930) (English Edition)

bookcites.hatenadiary.com

Inside The Mind Of God: Images And Words Of Inner Space

bookcites.hatenadiary.com

フィンチの嘴―ガラパゴスで起きている種の変貌 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

自分を知り、自分を変える―適応的無意識の心理学

The Adapted Mind: Evolutionary Psychology and the Generation of Culture

Protecting Your Baby to be: Preventing Birth Defects in the First Three Months of Pregnancy

人が人を殺すとき―進化でその謎をとく

知の挑戦―科学的知性と文化的知性の統合

人間の本性を考える ~心は「空白の石版」か (上) (NHKブックス)

敏感すぎてすぐ「恋」に動揺してしまうあなたへ。

マイ・リトル・タウン

The Insect Societies (Harvard paperbacks)

ミツバチの知恵―ミツバチコロニーの社会生理学

Blood Revenge: The Enactment and Management of Conflict in Montenegro and Other Tribal Societies (University of Pennsylvania Press Publications in E)

Hierarchy in the Forest: The Evolution of Egalitarian Behavior

政治をするサル―チンパンジーの権力と性 (自然誌選書)

利己的なサル、他人を思いやるサル―モラルはなぜ生まれたのか

マトリックス (字幕版)

My Family Album: Thirty Years of Primate Photography

Mecanisme de La Physionomie Humaine: Ou, Analyse Electro-Physiologique de L'Expression Des Passions

Keeping Together in Time: Dance and Drill in Human History

The Warriors: Reflections on Men in Battle (English Edition)

恋人選びの心―性淘汰と人間性の進化 (1)

ショスタコーヴィチ:交響曲第7番

ショスタコーヴィチ:交響曲第8番

What Is Art For?

The Ancestress Hypothesis: Visual Art As Adaptation (Rutgers Series on Human Evolution)

イリアス〈上〉 (岩波文庫)

裸のサル―動物学的人間像 (角川文庫)

愛の続き (新潮文庫)

ヒトはいかにして人となったか―言語と脳の共進化

Technological Innovation as an Evolutionary Process

オズの魔法使 (字幕版)

The Nuer Conquest: The Structure and Development of an Expansionist System

声の文化と文字の文化

No Longer at Ease

Human Inference: Strategies and Shortcomings in Social Judgement

Culture Of Honor: The Psychology Of Violence In The South (English Edition)

木を見る西洋人 森を見る東洋人思考の違いはいかにして生まれるか

哲学する民主主義―伝統と改革の市民的構造 (叢書「世界認識の最前線」)

「信」無くば立たず―「歴史の終わり」後、何が繁栄の鍵を握るのか

アメリカのデモクラシー (第1巻上) (岩波文庫)

エリアーデ世界宗教事典

ホビットの冒険〈上〉 (岩波少年文庫)

神は妄想である―宗教との決別

Breaking the Spell: Religion as a Natural Phenomenon

A Theory of Religion

The Future of Religion: Secularization, Revival and Cult Formation

神はなぜいるのか? (叢書コムニス 6)

In Gods We Trust: The Evolutionary Landscape of Religion (Evolution and Cognition)

Priests and Programmers: Technologies of Power in the Engineered Landscape of Bali

奴隷 (1975年) (エトランジェの文学)

悪魔の起源

禁じられた福音書―ナグ・ハマディ文書の解明

GOD―神の伝記

What'd I Say

You Don't Know Me

「Is There Anyone Out There?」 レイ・チャールズ

ダライ・ラマ 科学への旅―原子の中の宇宙

The Long Haul: An Autobiography

わがままな大男

孟子〈上〉 (岩波文庫)

自分に負けない生き方―無理なく「自信を育てる」知恵 (D.シーベリーの本)

利己主義という気概ーエゴイズムを積極的に肯定するー

肩をすくめるアトラス 第一部

Judgment Day: My Years With Ayn Rand

水源―The Fountainhead

フーリガン戦記

戦争の甘い誘惑

道徳感情論 (講談社学術文庫)

蜂の寓話 〈新装版〉: 私悪すなわち公益 (叢書・ウニベルシタス)

現象としての人間 [新版]

歴史の終わり〈上〉歴史の「終点」に立つ最後の人間

Nonzero: The Logic of Human Destiny (Vintage)

フロー体験 喜びの現象学 (SEKAISHISO SEMINAR)

Becoming Adult: How Teenagers Prepare For The World Of Work (English Edition)

アンナ・カレーニナ〈上〉 (新潮文庫)

海と海をつなぐ道-パナマ運河建設史

World As Laboratory: Experiments With Mice, Mazes, And Men

ドクター アロースミス (地球人ライブラリー)

灰色の服を着た男 (1956年)

避暑地の出来事〈上巻〉 (1960年) (角川小説新書)

夏の日の恋?「避暑地の出来事」より

Voyage to Somewhere: A Novel (English Edition)

ザ・フィフティーズ1: 1950年代アメリカの光と影 (ちくま文庫)

ラヴェル:ボレロ

赤毛のアン (新装版) (講談社青い鳥文庫)