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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「ラストタンゴ・イン・パリ」 1972

ラストタンゴ・イン・パリ〈オリジナル無修正版〉 [DVD]

★★★☆☆

 

 アパートの空き部屋の内見で偶然出会った中年男と若い女。

 

 二人が最初に出会ったシーンから、そのままラストに繋げても通じる話だが、その時の二人の微妙な心情がその間に物語を作った。

 

 アパートで過ごす退廃的で虚無的な時間。外の世界の出来事をマーロン・ブランド演じる中年男は何も語ろうとしないし、女に語らせようとしないが、外の世界での出来事がそれぞれの心境を変化させていく。

 

 初めて外の世界で二人が出会ったときの、男の陽気さと女の頑なさの対比が物悲しい。何も語らなかった男は初めて自身について語り、気のない素振りで女はそれを聞く。男は二人の間に新たな世界を築こうとしたが、女の心は既に別の世界に向いていた。

 

 哀愁のある中年男を演じるマーロン・ブランドが良い。

 

監督/脚本/製作 ベルナルド・ベルトルッチ

 

出演 マーロン・ブランドマリア・シュナイダー

 

ラストタンゴ・イン・パリ - Wikipedia

 

 

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