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「ブルーバレンタイン」 2010

ブルーバレンタイン (字幕版)

★★★★☆

 

あらすじ

 心がすれ違う夫婦の2日間。

 

感想

 二人の間にどこか冷ややかな空気が流れる夫婦。どちらも互いにやり切れない思いを抱えている。この二人を不幸にしているのが、互いへの思いやりだというのが切ない。女は後ろめたさもあって決して男に強く当たろうとはしないし、男は怒りに任せて暴力を振るったり出ていったりする事もない。そのおかげで二人共、常にストレスがマックスに近いレベルで高止まりしている。

 

 きっと軽い喧嘩をしたり、互いに少し距離を置いて、一旦ガス抜きをしてストレスのレベルを下げることができていれば、こんな状況にはなっていなかったはずだ。二人は我慢を重ねすぎて、もう二人の間の溝を埋められない所までやって来てしまった。もうここまで来てしまったら、些細なきっかけでも決定的な瞬間を迎えてしまう。

 

 

 終わりゆく愛と同時にその愛の始まりをオーバーラップさせるように描いていて、それが余計、現在の二人の姿を切ないものにさせる。なかなか心にこたえる映画だった。

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本 デレク・シアンフランス

 

製作総指揮/出演 ライアン・ゴズリング/ミシェル・ウィリアムズ

 

出演 フェイス・ワディッカ/マイク・ヴォーゲル

 

ブルーバレンタイン (字幕版)

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ブルーバレンタイン - Wikipedia

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