感想
きっとそこらの作家なら1冊で余裕で書き終えられるミステリー小説だが、一人ひとりを丹念に描いていく。多分読み方としてはそれぞれの章を味わうのが正解なのだろう。
正直、宗教が前面に出ていると、神様を信じてない自分にとっては結構しんどかった。しかし、生まれたときから既にお前は罪を背負っていると言うのは卑怯だ。マイナスからのスタート。いきなりしんどい。
五冊目のエピローグ別巻は、本屋の棚で見ていたときはこれいるのか?と思ったが、あってよかった。本編で謎解きを楽しめて、更に訳者の解説でよく分からなかった部分の謎解きを楽しめた。
また何年かしたら読み返してしまうような予感。
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