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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「パラレル」 2004

パラレル (文春文庫)

 

感想

 そういう世代の人たちが活躍する時代になったからか、最近小説の中で普通にテレビゲームの話が出てくる。さらっと。ガンダムがどうこうとテレビで普通に熱く語られる時代なのだから、別に不思議はないのだが。

 

 人間歳を重ねれば色々ある。結婚したり会社を辞めたり、浮気されたり会社を興したり。それぞれにそれなりのドラマがあり、喜んだり悲しんだり、心の中で葛藤したりと、感情面ではいろんなことが起こるはずなのに、外から見るとそんなに分からない。それは世間体を気にしているせいかもしれないし、いろいろな経験をすでに重ねてきているからかもしれない。

 

 

 たまに、本当にたまに感情が爆発することもあるが、少しすればまたなんでもなかったような顔して日常を過ごしていく。きっとそれがいい歳をした大人のあり方なのだろう。

 

 だからぎゃあぎゃあ言ってる大人はきっとまだ全然子供なのだろうな。悪い意味で。

 

著者

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パラレル (文春文庫)

パラレル (文春文庫)

  • 作者:長嶋 有
  • 発売日: 2012/09/20
  • メディア: Kindle版
 

 

 

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