感想
頭の中はセックスのことばかり、というくらいに悶々としている十代の少年達の、みっともなくて情けなくて、だけども美しい話。
青春小説は数多くあれども、こんなに堂々とセックスの事をストレートに言う小説も珍しい。だけど実際の十代の男の頭の中はそんな感じだから全然違和感はない。今だったらインターネットやなんかでいろいろ情報が入ってしまって、もしかしたらもっとすごいことになっているかもしれない。
そんな主人公にこの両親はとても頼もしい。父親はかっこ良すぎ。そりゃ普通にコンプレックス持ってしまうはずだ。
いろいろ経験していろいろ学び、勇気を出して不細工に前進していくこの主人公はとても格好いい。きっといい未来が待ってるよと応援したくなってしまう。
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