感想
見ていたら頭の中にクエスチョンマークが何個も浮かんでくる。
銃で撃たれて指に当たる確率って?なんで今にも嵐になりそうなのに屋内に戻ろうともせず遊び続けるの?なに初恋の相手に延々自分の人生語ってんの?で、何でその話に普通に付き合っちゃってんの?そのキスはありなの?とか。
みんな石田ゆり子演じる女性のわがままに付き合ってるだけ、という感じがして、いらっとした。それに付き合ういつもの表情の吉岡秀隆演じる男にも。
そもそも尾高杏奈が演じる少女のような病の人間を聖人のように捉える向きも好きではない。もっと良い所も悪い所もある人間として描かないとなんだか逆に差別的だ。
本当は感動してほしかった製作者の思惑にはほとんどハマらなかったが、一つだけその思惑通りのことを言ってあげるとしたら、「尾高杏奈の演技が素晴らしかった」。こういう役を演じた時に必ず言われるお約束ではあるが。
スタッフ/キャスト
監督/脚本 佐々部清
脚本 砂本量
出演
石田ゆり子/尾高杏奈/中越典子/松坂慶子/西村和彦/小林綾子/平田満/鳥羽潤/石橋蓮司/小倉一郎/佐々木すみ江/中原丈雄/岡本麗
音楽 加羽沢美濃