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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「きいろいゾウ」 2006

きいろいゾウ (小学館文庫)

 

感想

 誰にでも過去があり、そしてそれを心のどこかに引きずって生きている。

 

 夫婦のように一緒に生活していても、心の中では違うことを考えていたり、気を使っていないようで本当に言いたいことは躊躇してしまって聞けない事があったりと、近い関係にあっても互いに心を合わせることは難しい。

 

 

 主人公が楽しげだった日に書かれた夫の日記がどこか沈んだ調子だったりするのが印象的。それぞれの過去に引きずられるのではなく、現状を、今を認めることが大事なんだと。

 

 登場人物たちのどこかとぼけたのんきな会話が良い。それから、動物達へのネーミングも面白い。途中シリアスに、ちょっと抽象的になり過ぎる場面は読んでいてしんどかったが。

 

著者

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きいろいゾウ (小学館文庫)

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きいろいゾウ - Wikipedia

 

 

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