感想
この映画の中でも相変わらずクリント・イーストウッドが格好いい。
ただこの映画の中で本当の主役はリー・ヴァン・クリーフ演じる男だろう。つらい過去を背負う年老いた一流の賞金稼ぎを好演している。「荒野の用心棒」では一匹狼だったあのクリント・イーストウッド演じる男と、協力というよりは彼を従えてジャン・マリア・ボロンテ演じる悪党一味を追い詰める。
クリント・イーストウッドはどちらかといえば引き立て役だ。最後もリー・ヴァン・クリーフにおいしいシーンを譲っている。
ストーリーとしては銀行強盗対賞金稼ぎの話で、あまり深みがない。「荒野の用心棒」で見せたようなクリント・イーストウッドの存在感と、リー・ヴァン・クリーフが活躍するという意外な結果と、監督セルジオ・レオーネの演出で見ることが出来たという感じ。
スタッフ/キャスト
監督/脚本
出演
リー・ヴァン・クリーフ/ジャン・マリア・ボロンテ/マリオ・ブレガ /アルド・サンブレル /クラウス・キンスキー/ベニート・ステファネリ/フランク・ブラナ/ホセ・カナレハス /ナサレノ・ナタレ/ダンテ・マジオ/ヨゼフ・エッガー/ロレンツォ・ロブレド
音楽 エンニオ・モリコーネ
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