★★★☆☆
あらすじ
奇術師と詐欺師の対決。
感想
キャサリン・ゼタ=ジョーンズは、昔は美女、という感じだったのに、この作品の中では少しぽっちゃりして、時折おばちゃんになっていた。歳には勝てないか。ただ、このままいい感じに老ければ、いつまでも女優をやってられそうな雰囲気がある。歳を重ねてもスクリーンに耐えられる容貌になりそう。
ガイ・ピアース演じる主人公がキャサリン・ゼタ=ジョーンズ演じる女に母親の面影を感じて惹かれていくのだが、それで恋に落ちる、というのは、よくよく考えると気持ちが悪い。普通は死んだ母親を思い出すから、逆に恋には落ちないかと思うのだが。親近感を覚える、くらいなら分かるが。
最終的に奇術師と詐欺師の対決はどうでもよくなって恋愛話になるのだが、その辺りに中途半端感がある。一応ゼタ=ジョーンズ演じる女の娘が話をまとめてくれるが、物足りなさが残る。
映画の中だけでなく実際のフーディーニもあのような最期だったらしいが、想像力の無い純粋な人というのは怖いな、と思う。
スタッフ/キャスト
監督 ジリアン・アームストロング
出演 キャサリン・ゼタ=ジョーンズ/ガイ・ピアース/ティモシー・スポール/シアーシャ・ローナン
登場する人物
ハリー・フーディーニ