★★★★☆
あらすじ
護衛していた裁判の証人が射殺されてしまった刑事が、事件を追跡する。
感想
護衛にはあっさりと失敗してしまうスティーブ・マックィーン。でもそこからがしつこい。あきらめない。サンフランシスコの坂道をカーチェイスしたり、空港で追いかけまわしたり。
特にカーチェイスは迫力がある。サンフランシスコの坂道をガタゴトいわしながら車を走らせる。サンフランシスコはカーチェイスが映える町だ。坂を駆け上ったり、駆け下りたり。サーキットのようにスマートではないが、泥臭い激しさがある。
マックィーンの黙々と犯人を追うタフな姿もいい。大物政治家が邪魔しようとしても、お構いなしに犯人を追い詰めていく。だけど合間にちゃっかり女と会ったりもするのだが。犯人にためらうことなく銃爪を引くのも男らしい。
そして政治家役のロバート・ヴォーンが、嫌な感じの政治家を存在感たっぷりに演じている。
全てが終わった後の乾いた感じのエンディングが、作品の余韻を残す。
監督 ピーター・イエーツ
出演
ロバート・ヴォーン/ジャクリーン・ビセット/ロバート・デュヴァル
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