★★★☆☆
あらすじ
駅で手紙の代書屋を営む女性。ふとしたきっかけで面倒を見ることになった母親を亡くした男の子とともに父親を探す旅に出る。
ベルリン国際映画祭金熊賞。113分。
感想
文盲の人のために手紙を書いてあげる代書屋―なんとなく崇高な職業をイメージしていたが、主人公の女性が悪いヤツで意外だった。書いた手紙を出さないとか。確かに文盲の人が出す手紙を受け取る相手が、文字を読める人かどうかは怪しいところだ。そう考えると代書屋という職業も、怪しいものなのかもしれない。
そして実際のところはどうなのかわからないが、ブラジルの識字率の悪さに驚く。劇中に出てくる人たちはほとんど字を読むことが出来ない。母国語の字なんて読み書きできるのは当たり前のことだと思っていたが、世界をみればそうでもないところがきっとたくさんあるのだろう。
ほっとけばいいのにほっとけず、遂に子供を家へ連れて帰る代書屋。だがいざ連れて帰ると疎ましく感じて今度は追い出そうとする。思いつきで何かをするとろロクなことにならない。次第に二人の間に絆が生まれ…というありがちなパターンではあるのだが、あまりなじみのないブラジルの風景とそこで生活する人々の姿を見られるので、そこそこ楽しめた。ひねくれた女性が子供との交流を通して真っすぐな心を取り戻す。そんな話だ。
少年の複雑な家庭事情がよく呑み込めず、それまでに少年は父親に会ったことがあるのかないのかよく分からなかった。ブラジルの人はこれをすぐに理解できてしまう程、複雑な家庭事情というのは一般的なのだろうか。
スタッフ/キャスト
監督 ヴァルテル・サレス
脚本 ジョアン・エマヌエル・カルネイロ/マルコス・ベルンステイン
出演 フェルナンダ・モンテネグロ/マリリア・ペーラ / ヴィニシウス・デ・オリヴェイラ
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