★★★★☆
あらすじ
売れない俳優が、ふとしたことから女装してドラマに出ることになってしまう。
感想
一応前ふりはあるが、女装してオーディションを受けに行くまでがわりとあっさりしている。もうちょっと葛藤がありそうなものだが、それは些細なことか。
女装なんて一発でばれそうだと思ってしまうが、実際はそうでもないのかもしれない。特にアメリカのように多様な人種がいる場所だと変な奴だとは思われるかもしれないが、こいつ実は男か?とは気づかないものなのかもしれない。
同性相手だから話すことや見せる姿、異性にしか見せない姿。男女差別がどうとか言っても、やっぱり男と女は互いに意識し合っているのだなと考えさせられる。
ダスティン・ホフマンの男女を演じ分けるわかりやすい演技力の陰で、意外とビル・マーレイが好演している。女装していることを知っている友人として、ダスティン・ホフマンをあきれながらも支えており、地味にいい味を出している。ちょくちょくといろんな映画で見かけていたが、初めていい役者だなと思った。
ラストが小粋だ。
スタッフ/キャスト
監督/製作/出演
製作 ディック・リチャーズ
出演
ジェシカ・ラング/ビル・マーレイ/テリー・ガー/ダブニー・コールマン/チャールズ・ダーニング/ジョージ・ゲインズ/ジーナ・デイヴィス/ドリス・ベラック
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