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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「さよなら、手をつなごう」 2013

さよなら、手をつなごう (集英社文庫)

★★★☆☆

 

内容

 短編集。

 

感想

 主な舞台は中学、高校で主人公は女の子というパターンが多い。歳とってからこういう年代の物語を読むのも悪くないとも思うが、これはちょっときついなという感じだった。現役の女子中高生にとってはぴったりなのだろうが、いい歳こいて女子中高生の恋愛話とか読んでも正直何一つピンと来ないというか、無表情で文字を追ってるだけだった。

 

 そんな若者たちのままごとのような恋愛話の中で、他で読んだことのある「さよなら、ミネオ」だけは異質な雰囲気を漂わせている。どんな苦境でも芯の強いキャラクターたちが朗らかに笑っているイメージの強い作品が多い著者のダークサイドを見せられたような気になる。

 

 

著者

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